- 18年9月10日、ジェイテックコーポレーション(3446)の立会外分売が発表されました。
- 18年9月26日、 分売価格が決定されました。
[ジェイテックコーポレーション]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ジェイテックコーポレーション(3446) |
|---|---|
| 上場先 | 東証マザーズ |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 金属製品 |
| 事 業 内 容 | 高精度X線ミラーと各種自動細胞培養装置の開発・製造・販売が主力。研究・開発力に強み。高精度X線ミラーはSpring-8などの研究施設で使用されている。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年9月10日 |
|---|---|
| 分売株数 | 150,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 7.36 億程度 |
| 申込数量 | 上限 100 株 |
| 実施予定日 | 9月27日～10月3日 |
| 実施日 | 9月27日 |
| 分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準 備を進めており、市場第一部への市場変更に向けて、株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的とする。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 4,905 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 5,740 円 |
| 発表日からの騰落率 | 17.02 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–5.28 ％ |
| 分売価格 | 5,596 円 |
| 割引率 | –2.51 ％ |
信用データ
| 空売り/分売数 | – ％ |
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 106,000 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 15.84 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 6.10 倍 |
| 買い板 | 1万9千株 程度 |
| 売り板 | 1万2千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○18年6月期通期決算(数値は17年3月期比) 売上高：26.0％増 営業利益：47.0％増 経常利益：39.9％増 純利益：34.3％増 ○19年6月期会社予想(数値は前期比) |
|---|---|
| 自己資本比率 | 83.4 ％ (経営レバレッジ：1.20 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 22.95 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 109.92 倍 |
| 実績PBR | 15.35 倍 |
| ROE | 14.0 ％ |
| 予想配当 | 0 円 |
| 配当利回り | 0 ％ |
| 配当性向 | 0 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割高か PBR：かなり割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：なし
- コメント
○銘柄・分売について：今年2月にマザーズへ上場しています。
上場したばかりなので正確な数値が不明ですが、市場変更にあたっては株主数と流通株式比率が不足しているものと思われます。どちらも今回の分売で要件をクリアするかは微妙なところで、再度分売か売出を行う可能性もありそうです。
なお、1年ルールにより1部昇格は最短でも来年2月以降となります。○業績・指標：近年の業績は抜群に伸びています。前期は期ズレによる下方修正があったものの、それでも25％以上の増収増益を達成。今期は4割以上の増収増益の見通し。
株価は上場直後の高値から3分の1近くになっていますが・・・それでもPERが100倍近く、PBR10倍超となっており、かなり割高です。またPSRは20倍超となっており、売上面から見ても買われすぎという水準ですね。○見通し：分売数は15万株、発行株ベースで2.6％程度。ただ、値がさなので吸収金額は7.3億と多めです。流動性はそこそこあるので消化には問題無さそうですが、値がさで超割高という事を考えると逃げ足も速そう。寄り付きでの損益は当日の気配次第となりそうでしょうか。
株価は上場直後に13,490円の高値を付け、その後は下落基調に。8月16日に3,725円の安値を付けました。信用買い残が多い状況で下落してしまったため、売りが売りを呼ぶ悪循環になったようです。ただ、上場直後に高値を付けてから半年経過しており、そろそろ需給の改善が見込めそうな時期ではあります。実際、8月下旬以降はやや持ち直して4,900円まで戻しています。現在の株価は13週線付近に位置しており、分売までには25日線の4,000円辺りまで調整して欲しいところですが・・・
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は17％上昇。今日は前日比5.2％下落。分売価格は25日線よりかなり上に乖離。
○信用状況：前日の出来高は13.5万株。今日は大きく下落しており、空売りはそこそこ入っているでしょうか？ただ値がさなので、念のため朝の気配は要チェック。○見通し：分売発表後は急ピッチで上昇し、昨日は6,560円まで騰がりました。そこから1千円近く調整していますが、発表時に比べるとかなり騰がってしまっている状態です。地合いは好調、分売数は多くなく流動性も十分ありますが、超割高の値がさ株ということから即売りも多く出そうな気が・・・念のため、参加は明日朝の気配を見た上で判断したいと思います。動意付くと500円以上は平気で動くので、ハイリスクハイリターンの分売となりそうです。
株価は先月に底を打ってから上昇基調へ変わりつつあります。25日線は上向きに変わってきました。ただ、今週の動きを見ると26週線に押し戻されている感もあります。抵抗線付近の6,200円を上抜けできればもう一段の上昇を期待できそうですが、どうなるでしょうか。
実施結果
| 始 値 | 5,660 円 ( + 64 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 5,730 円 ( + 134 円 ) |
| 安 値 | 5,510 円 ( – 86 円 ) |
| 終 値 | 5,540 円 ( – 56 円 ) |
| 寄付出来高 | 52,300 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 34.87 ％ |
| 1日の出来高 | 209,200 株 |
- コメント：○前日比80円安で寄り付き、10時頃には前日終値付近まで戻す場面も。ただ、その後は地合いが急変してしまい下げる展開に。後場に入っても下げる流れは続き、14時過ぎに5,510円まで下落。その後は下げ渋りましたが、結局5,540円で引けています。
○寄ってから1時間ぐらいは比較的堅調な感じだったのですが、地合いが悪化したことで下げてしまい、後場は分売価格を割れる状態が続きました。ここ数日に比べると上下の値幅は穏やかでしたが、明日以降5,500円を割ってしまうようだと厳しくなるかもしれません。