- 18年9月18日、ユークス(4334)の立会外分売が発表されました。
- 18年9月25日、 分売価格が決定されました。
[ユークス]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ユークス(4334) |
|---|---|
| 上場先 | JASDAQスタンダード |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 情報・通信 |
| 事 業 内 容 | 家庭用ゲームソフトの受託開発事業が主力。北米向けのプロレスゲームに強く、米2K Sports社からＷＷＥゲームシリーズの制作を受託している。その他、ARアイドル関連やパチンコ・パチスロ向けの開発も手がける。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年9月18日 |
|---|---|
| 分売株数 | 120,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 0.72 億程度 |
| 申込数量 | 上限 2,000 株 |
| 実施予定日 | 9月26日～10月2日 |
| 実施日 | 9月26日 |
| 分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 601 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 603 円 |
| 発表日からの騰落率 | +0.33 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–4.89 ％ |
| 分売価格 | 585 円 |
| 割引率 | –2.99 ％ |
信用データ
| 空売り/分売数 | – ％ |
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 386,500 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 1.04 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 0.31 倍 |
| 買い板 | 8万株 程度 |
| 売り板 | 4万株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○19年1月期会社予想(数値は前期比) 売上高：31.9％増 営業利益：383.3％増 経常利益：黒転 純利益：黒転 2Q決算時の進捗度は売上高が15％、利益が–57～–130％程度。 ※例年、利益が下期に偏重する構造のようです。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 37.7 ％ (経営レバレッジ：2.66 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 1.47 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 21.00 倍 |
| 実績PBR | 1.46 倍 |
| ROE | 7.0 ％ |
| 予想配当 | 10 円 |
| 配当利回り | 1.71 ％ |
| 配当性向 | 35.9 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割安か PBR：割安か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：3,000円相当の自社関連商品(1月権利)
- コメント
○銘柄・分売について：16年12月以来、およそ1年9ヶ月ぶりの分売となります。
業績が安定せず、年によって利益にバラツキがあります。現状では経常利益の要件をクリアすることが難しく、市場変更の可能性は当面低そうです。○業績・指標：上記の通り、近年の業績は波が激しい印象です。10億以上の営業利益を出した年もあれば、赤字に沈む年も・・・前期は経常利益、純利益が赤字でしたが、今期は3割近くの増収を見込み、黒字転換する見通しです。
ただ、直近で主要取引先の2K Sports社と契約変更を行っており、ゲームの開発受託からライセンス付与へと契約形態が変わるようです。業績への影響は軽微としていますが、今後の業績動向に注意を払う必要はありそうです。
指標面では同業他社と比較して割安のようです。ただ、この1年間で有利子負債が20億近く増えており、自己資本を上回る水準となっています。自己資本比率も20％近く低下しているため、財務状況にはやや不安が残りますね。○見通し：分売数は12万株、発行株ベースで1%程度と少なめ。ただ、前回は10万株で分売割れしている状態でした・・・(前日に高騰したせいもありますが) 前回の結果を踏まえると、当日朝まで様子を見ることになりそうですね。なお月の平均出来高は38万株ありますが、直近で急騰した時の影響が残っているよう。今日の出来高は4.9万株となっており、実施前日の流動性を確認しておく必要がありそうです。
株価は年初から緩やかに下落基調が続き、8月中旬までは500円台で推移するも、下旬にAR事業でエイベックスとの協業が発表されて858円まで急騰。ただ上昇の勢いは続かず、今月以降は上昇した分を打ち消して600円まで下げています。祭りが終わってしまった感もあり、上昇は材料待ちと言ったところでしょうか。また500円～600円の間で窓が開いており、600円を割れてしまうようだと窓を埋めに行く流れになるかもしれませんね。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：前日の株価は発表日時点とあまり変わらず。今日は前日比4.89％下落。分売価格は26週線よりやや上に位置。
○信用状況：前日の出来高は15万株弱。今日は大きく下落しており、空売りはそこそこ入っているでしょうか？ただ在庫は余っているようだったので、一応明日朝の気配を見ておいた方がよいかも。○見通し：株価は590～600円で下げ渋っているようです。分売価格は590円を下回っていますし、分売数も少なく流動性も十分。買い板も多いので、寄り付きで割れる可能性は低そうです。直近の分売は寄り付きでも前日終値を上回ることが多く、明日もそこそこの利益は期待できそうでしょうか。
チャート上では200日線が支持線となっているようです。ちょうど600円付近で200日線が通っているため、分売価格を割れるようなことがなければ底堅い動きになるのではと見ています。
実施結果
| 始 値 | 638 円 ( + 53 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 646 円 ( + 51 円 ) |
| 安 値 | 611 円 ( + 26 円 ) |
| 終 値 | 611 円 ( + 26 円 ) |
| 寄付出来高 | 89,300 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 74.42 ％ |
| 1日の出来高 | 289,700 株 |
- コメント：○寄り付きは特買い気配となり、前日比35円高で取引開始。646円まで上昇したあとは利益確定売りに押される展開となり、前引けでは617円まで下落。後場もじり安の展開が続きました。結局611円の安値引けで取引を終えています。
○寄り付き前でも7万株近く買いがあり、かなり高い所で寄りましたね。この前に続いて今日も楽天証券でトラブルがあったようで、それも高く寄りすぎた一因になったようです。ザラ場では売り優勢となり、今日は安値引けに。ただ前日比＋は維持しており、終値ベースで見ても好成績の分売となりました。