- 18年8月21日、スターアジア不動産投資法人(3468)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年8月29日、 公募価格が決定されました。
[スターアジア不動産投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | スターアジア不動産投資法人(3468) |
---|---|
スポンサー | スターアジアグループ |
投資先 | 東京圏を中心とした大都市・政令指定都市のオフィス、商業施設、住宅、物流施設、ホテルに分散して投資。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2018年8月21日 |
---|---|
公募・売出株数 | 公募:66,857 口 (OA:3,343 口) ※公募の一部は海外販売に回される予定。 |
吸収金額(発表日時点) | 75.47 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 8月29日~9月3日 → 8月29日 |
受 渡 日 | 9月6日~9月11日 → 9月6日 |
PO実施の目的 | 新規取得予定資産の取得資金の一部に充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券(23,093口) みずほ証券(22,531口) SMBC日興証券(10,703口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 107,500 円 |
---|---|
仮 条 件 | – 2.50 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 104,600 円 |
公 募 価 格 | 101,985 円 |
割 引 率 | –2.50 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | – % |
---|---|
月平均出来高(発表時) | 1,900 株 |
信用残/月平均出来高 | 1.30 倍 |
公募数/月平均出来高 | 35.60 倍 |
買い板 | 1,400 株程度 |
売り板 | 1,300 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 115,250 円 |
---|---|
N A V 倍 率 | 0.88 倍 |
N O I 利 回 り | 4.89 % |
L T V | 48.3 % |
決 算 月 | 1月、7月 |
格 付 け | 無し |
予 想 分 配 金(年 間) | 6,980 円 |
分 配 金 利 回 り | 6.84 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:上位 NOI利回り:中位 LTV:下位 分配金利回り:上位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄:今年1月以来、およそ7ヶ月ぶりの公募増資となります。
前回は配当落ちを挟んでのPOということもあり、受渡日でもそこそこ利益が出ていました。○指標:指標面ではまずまずと言ったところ。前回と比べて配当利回りが大きく改善し、6%台半ばとなっています。利益超過分配金ゼロで高利回りを見込んでおり、順調に規模拡大を行っているようです。
ただ、NAV倍率が1倍を切っている状態で増資に踏み切るため、ディスカウント増資になる可能性には注意が必要と思われます。○見通し:PO総数は6.8万口で、発行株ベースで見ると14.8%。前回は配当落ちを挟んでいたため正味の値引き幅が大きかったのですが、今回はおそらく2,500円ぐらいの値引きと思われます。受渡日で公募価格を維持できれば・・・という感じでしょうか。
前回PO以降の株価は10.25万~11万のレンジで動いています。利回りから逆算した株価は6.6%で10.57万、6.7%で10.41万、6.8%で10.26万となっています。10.25万付近まで調整すれば、その後の反発を期待できそうでしょうか。
なお、前回POの時は受渡後に大きく下落してしまい、公募価格を回復するまで3ヶ月近く掛かったようです。非貸借銘柄なので、増資後は上値が重くなる展開を想定しておく必要があるかも・・・
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2.7%程度下落。公募価格は年初来安値よりやや上に位置。○見通し:PO発表後は若干の調整となり、公募価格での利回りは6.84%になりました。今年の株価は年初来安値が10.12万となっており、おおむね10.2万前後が支持線となっているようです。この水準では利回りもかなり高いので、公募価格を大きく割れる可能性は低いと見ています。
なお、直近のREIT指数は横ばい傾向が続き、スターアジアも短期的に下落基調となっています。他REITのPOを見ても受渡日で好成績を期待しづらい状態ですが、公募価格は何とか維持して欲しいところです。
実施結果
始 値 | 102,600 円 ( + 615 円 ) |
---|---|
高 値 | 103,900 円 ( + 1,915 円 ) |
安 値 | 102,600 円 ( + 615 円 ) |
終 値 | 103,700 円 ( + 1,715 円 ) |
寄付出来高 | 5,547 株 |
寄付出来高/公募数 | 9.30 % |
1日の出来高 | 15,490 株 |
- コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比2,600円安で取引開始。その後は徐々に買い戻される形となり、13時前に10.39万円の高値を記録。後場も10.3万円台を維持し、結局10.37万円で引けています。
○寄り付きでも公募価格を維持し、1日を通して買い戻される展開が続きました。寄り天井のチャートとなりましたし、板も拮抗しています。明日以降も買い戻しに期待が持てそうです。