- 18年8月14日、 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年8月29日、 公募価格が決定されました。
[カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) |
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スポンサー | カナディアン・ソーラー・インク |
投資先 | 主に九州~東北の太陽光発電所へ投資。九州の物件が半数近くを占める。 |
上 場 先 | 東証インフラ |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | インフラファンド |
銘柄データ
発 表 日 | 2018年8月14日 |
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公募・売出株数 | 国内公募:27,767 口 海外公募:18,900 口 (OA:2,333 口) |
吸収金額(発表日時点) | 国内:32.45億 程度 海外:20.37億 程度 |
価 格 決 定 日 | 8月29日~9月3日 → 8月29日 |
受 渡 日 | 9月6日~9月11日 → 9月6日 |
PO実施の目的 | 新たな特定資産の取得による資産規模の拡大及びキャッシュフローの安定性向上を目的とする。 |
引受会社(主幹事) | みずほ証券(26,429口) |
引受会社(幹事) | SMBC日興証券(269口) SBI証券(269口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 107,800 円 |
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仮 条 件 | – 2.5 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 104,800 円 |
公 募 価 格 | 102,180 円 |
割 引 率 | –2.50 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | – % |
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月平均出来高(発表時) | 730 株 |
信用残/月平均出来高 | 9.54 倍 |
公募数/月平均出来高 | 40.84 倍 |
買い板 | 1,200 株程度 |
売り板 | 500 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
N O I 利 回 り | 6.82 % |
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L T V | 54.5 % |
決 算 月 | 12月、6月 |
格 付 け | 無し |
予 想 分 配 金(年 間) | 7,200 円 |
分 配 金 利 回 り | 7.05 % |
他ファンドとの比較 | 分配金利回り:上位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄:昨年10月にインフラファンド市場へ上場しています。
初値は公募割れでした・・・ただ、現在の株価は公募価格を上回ってきています。○指標:分配金利回りはインフラファンドの中でトップに位置。NOI利回りも7%近くあります。
気になる点としては、来期の分配金のうち利益超過分配金が半分近くを占めていることでしょうか。上場してから日が浅いためやむを得ない事情もありますが、分配金の中身の推移には注意しておく必要があると思います。
(一応、期を経る毎に利益超過分配金は減る見通しとなっています。)○見通し:POの国内総数は発行株ベースで16.5%程度。インフラファンドのPOは受渡日だと微益か公募割れという感じなので、短期勝負には向いていません。非貸借銘柄と言うこともあり、公募割れしなければ御の字という感じでしょうか。
株価は7月に10.99万の上場来高値を付けた後でやや調整していましたが、今回の増資を受けてさらに調整が進みそうです。利回りから逆算した株価は6.8%で10.58万、6.9%で10.43万、7%で10.28万となっています。6.9%付近に26週線が位置しているので、その辺りまで調整してくれると買いも入りやすい気がします。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2.7%程度下落。公募価格は26週線を下回る水準。○見通し:PO発表後は若干の調整という感じでしたが、それでも公募価格での利回りは7%になりました。昨日、今日の値動きを見ると、26週線付近の10.40万で下げ渋っているように見えます。買い板も10.2万ぐらいまでは厚めなので、受渡日でも公募価格前後を維持できるのではと見ています。ただ、サムティ・レジデンシャルや日本再生可能エネルギーインフラの値動きを見る限り、短期的には利益が出たとしても微益になりそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 101,300 円 ( – 880 円 ) |
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高 値 | 102,200 円 ( + 20 円 ) |
安 値 | 101,000 円 ( – 1,180 円 ) |
終 値 | 101,800 円 ( – 380 円 ) |
寄付出来高 | 1,068 株 |
寄付出来高/公募数 | 3.65 % |
1日の出来高 | 3,566 株 |
- コメント:○前日終値と同値で寄り付き、前場は前日終値を挟んで膠着する展開に。ただ、後場に入ると徐々に買い戻される展開となり、14時半頃に10.22万まで上昇。結局10.17万で引けています。
○今週に入ると公募割れする日が続き、受渡日でも公募割れとなってしまいました。ただ大引け前には公募価格まで戻していますし、10.1万付近の買い板も厚いようです。この水準から大きく下げる可能性は今のところ低そうですが、10万を割れてしまうようだと底値を読みづらくなるかも。