- 17年8月18日、 日進工具 (6157)の売出(PO)が発表されました。
- 17年8月29日、 売出価格が決定されました。
[日進工具]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 |
2017年8月18日 |
銘 柄 |
日進工具 |
銘 柄 コ ー ド |
6157 |
上 場 先 |
東証2部(→9/8に東証1部へ市場変更) |
信 用 貸 借 区 分 |
信用 |
業 種 |
機械 |
公募・売出株数 |
売出:1,043,500 株
(OA:156,500 株) |
吸収金額(発表日時点) |
22.52 億 程度 |
価 格 決 定 日 |
8月29日 |
受 渡 日 |
9月8日 |
株価・分売価格など
発 表 日 終 値 |
1,877 円 |
価 格 決 定 日 終 値 |
2,119 円 |
公 募 価 格 |
2,013 円 |
割 引 率 |
–5.00 % |
信用データ
発 表 日 貸 株 残 |
– 株 |
受 渡 日 前 日 貸 株 残 |
– 株 |
推 定 空 売 り 数 |
– 株 |
空 売 り / 公 募 数 |
– % |
各種指標など
予想PER(会社予想) |
16.24 倍 |
実 績 P B R |
2.34 倍 |
R O E |
14.4 % |
予 想 配 当 |
40 円 |
配 当 利 回 り |
1.99 % |
配 当 性 向 |
32.3 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:三菱UFJモルガンスタンレー証券
- 事業内容:切削工具(エンドミル)の製造事業が主力。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:3.4%増 営業利益:8.2%増 経常利益:8.0%増 純利益:9.1%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が25%、利益が26~29%程度。
※8月9日に業績予想の上方修正を開示しています。
- 指標:同業他社と比較して市場平均並み。
- 自己資本比率:87.0% (経営レバレッジ:1.15)
- 株主優待:1,000円相当のクオカード(3月権利)
- 出来高:1ヶ月平均で、1万5千株程度。
- 板:買いが7千株程度、売りが1万7千株程度。
- 半年間のチャート:4月に年初来安値付近まで調整した後、6月上旬までは1,600~1700円のレンジ相場で推移。
6月中旬以降は上昇局面に入り、1Q決算直前の7月26日に上場来高値2,079円を記録。決算発表後は材料出尽くしで売られる展開となり、現在は1,900円付近に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- PO実施の目的:株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的とする。
- コメント:○POの発表と同時に、東証1部への市場変更が発表されています。
今回のPOで流通株式比率の充足を図るものと思われます。
○IoT関連での半導体需要増加などに伴い、業績は堅調に伸びているようです。グロース株という程の成長率ではないですが、PERも平均並みなので、中長期での投資対象としても魅力のある銘柄だと思います。
また、自己資本比率が高いのもプラス材料です。
○普段の出来高に比べて売出株数が多く、受渡日には下げる展開が予想されます。
値決めまでに1,800円ぐらいまで下げてくれれば、その後の反発も見込めそうですが・・・
1部への市場変更で週明けから株価上昇も予想されるため、株価の推移に注意する必要がありそうです。
- 8/29追記:発表日以降、株価が13%近く上昇したところで値決めとなりました。
発表日以降も株価が上昇し、上場来の高値圏を維持しています。
ここからさらに騰がるのか調整するのかは読みづらいところですが・・・・
発表日から10%以上上昇しているだけに、一旦調整局面が来てもおかしくはない感じです。
明日以降の株価動向に注意しておく必要がありそうです。
実施結果
始 値 |
2,005 円 ( – 8 円 ) |
高 値 |
2,022 円 ( + 9 円 ) |
安 値 |
1,965 円 ( – 48 円 ) |
終 値 |
2,007 円 ( – 6 円 ) |
寄付出来高 |
36,500 株 |
寄付出来高/分売数 |
3.04 % |
1日の出来高 |
144,900 株 |
- コメント:○前場寄り付きは前日比50円安でスタート。
直後に1,965円まで急落しますが、その後は買い戻され、1,980~1,990円付近での値動きとなりました。
後場に入ると買い戻しが強まり、ジリ高の展開に。引け間際に今日の高値2,022円を付け、結局2,007円で大引けとなりました。
○大引け間際に公募価格を上回る時がありましたが、それ以外は公募割れの状態となってしまいました。地合いも悪く、積極的な買いも入らなかったようです。
公募の売りを全然消化できてない状態なので、当面は上値が重そうです。下値は75日線付近の1,900円辺りでしょうか?出来高が一回転した辺りで反発を期待したいところです。