- 17年8月21日、内外テック (3374)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年8月29日、 公募価格が決定されました。
[内外テック]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 |
2017年8月21日 |
銘 柄 |
内外テック |
銘 柄 コ ー ド |
3374 |
上 場 先 |
JASDAQ スタンダード |
信 用 貸 借 区 分 |
信用 |
業 種 |
卸売業 |
公募・売出株数 |
公募:334,500 株
売出:102,700 株
(OA:65,500 株) |
吸収金額(発表日時点) |
19.56 億 程度 |
価 格 決 定 日 |
8月29日 |
受 渡 日 |
9月6日 |
株価・分売価格など
発 表 日 終 値 |
3,890 円 |
価 格 決 定 日 終 値 |
3,985 円 |
公 募 価 格 |
3,745 円 |
割 引 率 |
–6.02 % |
信用データ
発 表 日 貸 株 残 |
– 株 |
受 渡 日 前 日 貸 株 残 |
– 株 |
推 定 空 売 り 数 |
– 株 |
空 売 り / 公 募 数 |
– % |
各種指標など
予想PER(会社予想) |
11.93 倍 |
実 績 P B R |
3.16 倍 |
R O E |
26.5 % |
予 想 配 当 |
25 円 |
配 当 利 回 り |
0.67 % |
配 当 性 向 |
8.0 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:みずほ證券
- 事業内容:半導体・FPD製造装置部品の卸売り事業が主力。その他、製造装置の受託製造なども手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:23.0%増 営業利益:30.7%増 経常利益:33.0%増 純利益:21.7%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が25%、利益が24~27%程度。
- 指標:同業他社と比較して市場平均並み。
- 自己資本比率:21.3% (経営レバレッジ:4.69)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で、2万1千株程度。
- 板:買いが1万7千株程度、売りが1万6千株程度。
- 半年間のチャート:3月までは1,500円付近が高値の水準でしたが、4月以降は上昇基調へ。
5月に入るとさらに上昇速度を上げ、6月5日に上場来高値5,450円を記録。
その後は一旦調整局面に入り、現在は3,500~4,000円のレンジ相場に入っているようです。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- PO実施の目的:本社および子会社の設備投資資金に充当。
- コメント:○2005年にJASDAQへ上場している銘柄です。
3月の時点では株主数が600名前後となっており、2部への市場変更も微妙な感じです。
今回のPO後、株主数に変化が見られるか注目したいです。
○3月に比べると株価は2倍以上となっており、一時3倍以上となっていた時期もありました。
ただ、現状でもPERは12倍前後となっており、それほど割高でもありません。
半導体セクターの活況を受けて近年の業績の伸びはめざましく、グロース株としても評価できる銘柄だと思います。
○この会社は主要取引先が東京エレクトロンのようで、チャートを見ても東京エレクとの相関が高い状態です。
ただ、最近は半導体セクターが調整局面に入っており、いまいち弱い感じを受けます。
値決め後にSOX指数や東京エレクなどが上昇してくれれば、内外テックも株価が上昇しそうですが・・・
- 8/29追記:○発表日以降、株価が2.4%上昇したところで値決めとなりました。
昨日の終値ベースでは程よく下がっている感じでしたが、今日だけで6%近く上昇しました。
東京エレクなどはそこまで騰がってないので、価格決定日に無理矢理吊り上げた感が否めません。
結局、公募価格は今日の安値と同じ価格となり、6%引きでも全くお得感のない状態です・・・
チャート的には反発の兆しが出そうに見えますが、明日以降の値動きに注意する必要がありそうです。
実施結果
始 値 |
3,365 円 ( – 380 円 ) |
高 値 |
3,545 円 ( – 200 円 ) |
安 値 |
3,320 円 ( – 425 円 ) |
終 値 |
3,450 円 ( – 295 円 ) |
寄付出来高 |
14,500 株 |
寄付出来高/分売数 |
2.88 % |
1日の出来高 |
46,400 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比210円安でスタート。
寄った直後に3,525円付近まで買い戻されますが、すぐに売りに押されてしまい、3,320円の安値を付けます。
ただ、売り一巡後は徐々に買い戻される展開となり、3,475円で前引け。
後場に入っても買い戻しは続き、13時頃に今日の高値3,545円を記録。その後は売り買い交錯する展開でしたが、引けに掛けて売り圧力が強まり、結局3,450円で大引けとなりました。
○先週までは公募価格を上回っている状態でしたが、北朝鮮情勢悪化に伴い大きく下落し、昨日の時点で公募割れしました。
結局、寄り付きでは公募価格より10%マイナスとなり、惨憺たるPOとなってしまいました・・・
今日の出来高を見ても公募の売りを消化できてるとは言い難く、当面はヤレヤレ売りが多そうですね。