- 17年8月8日、カナミックネットワーク (3939)の立会外分売が発表されました。
- 17年8月15日、 分売価格が決定されました。
[カナミックネットワーク]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月8日 |
銘 柄 |
カナミックネットワーク |
銘柄コード |
3939 |
上場先 |
東証マザーズ |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
情報・通信 |
分売株数 |
400,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
8.64 億程度 |
申込数量 |
上限 200 株 |
実施予定日 |
8月16日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
2,160 円 |
実施前日終値 |
1,985 円 |
発表日からの騰落率 |
–7.92 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–3.27 % |
分売価格 |
1,926 円 |
割引率 |
–2.97 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
90.04 倍 |
実績PBR |
17.15 倍 |
ROE |
19.0 % |
予想配当 |
5 円 |
配当利回り |
0.26 % |
配当性向 |
23.4 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:医療介護連携を軸とした「カナミッククラウドサービス」の運営事業が主力。
- 業績:
○17年9月期会社予想(数値は前期比)
売上高:12.5%増 営業利益:6.0%増 経常利益:11.0%増 純利益:3.0%増
3Q決算時点での進捗度は売上高が75%、利益が85%~90%程度。
- 指標:同業他社と比較してかなり割高。
- 自己資本比率:74.5% (経営レバレッジ:1.33)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で4万株程度。
- 板:買いが1万5千株、売りが2万3千株。
- 半年間のチャート:2月までは1,250円付近に位置していましたが、2月10日の1Q決算発表後に上昇基調となります。3月に2,500円付近まで上昇した後は調整局面に入り、一時1,500円付近まで下落。
ただ、4月中旬以降はジリ高基調となり、7月5日に年初来高値2,593円を記録しました。
現在は再び調整局面に入っている可能性があります。発表日の終値は75日平均線付近に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:東証一部への市場変更を目指しており、その形式要件の充足を図るため。
- コメント:○昨年の9月にマザーズへ上場しています。
東証一部への市場変更にあたってどの条件が不足しているかはっきり分かりませんが、上限が200株である事から、株主数が不足しているのではないかと思います。
○ストックビジネスが主体という事もあり、業績は堅調に伸びている印象です。通期予想は控えめな感じがしますが、3Q時点での利益進捗率が高く、上方修正の可能性はありそうです。
ただ、グロース株という位置付けでも指標はかなり割高なのがネックでしょうか。
○材料が出た時以外の流動性は良くないのが気になるところ。
実施日に売りが大量に出るようだと、利益が出るかは微妙そうです。
ただ、ここ半年のチャートでは75日移動平均線を大きく割る事がない状態です。
一時的に下げる事はあっても、株価が戻る可能性はあると見ています。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が8%近く下げたところで分売実施となります。
今日の終値は75日線を割っており、分売を機に反発が見込めそうな気もします。
ただ、今回の分売数が多いので、寄り付きで耐えられるのかは微妙なところです。
朝の気配を見て最終的な判断をしたいと思います。
実施結果
始 値 |
1,905 円 ( – 21 円 ) |
高 値 |
1,923 円 ( – 3 円 ) |
安 値 |
1,902 円 ( – 24 円 ) |
終 値 |
1,912 円 ( – 14 円 ) |
寄付出来高 |
52,000 株 |
寄付出来高/分売数 |
13.00 % |
1日の出来高 |
140,900 株 |
- コメント:○朝8時過ぎの時点で買いが少なく、嫌な感じの気配となっていました。
結局、分売の売りに耐えきれず9時の時点で特別売り気配に・・・昨日終値より80円安い1,905円で寄り付きました。
その後は若干値を戻し、1,920円前後での値動きとなりました。
後場も同様の展開となりましたが、最後は引け売りに押される展開となり、1,912円で大引けとなっています。
○分売価格付近に厚い売り板が残っており、それを消化しない事には上値が重そうです。
一方で1,900円付近にも厚い買い板があり、この価格帯での需要はあるようです。
上下のどちらに抜けるのか読みづらいところですが、直近で相当下がっているので、どこかで反発することを期待したいと思います。