- 17年8月9日、弁護士ドットコム(6027)の立会外分売が発表されました。
- 17年8月15日、 分売価格が決定されました。
[弁護士ドットコム]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月9日 |
銘 柄 |
弁護士ドットコム |
銘柄コード |
6027 |
上場先 |
東証マザーズ |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
サービス業 |
分売株数 |
200,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
2.96 億程度 |
申込数量 |
上限 6,000 株 |
実施予定日 |
8月16日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
1,480 円 |
実施前日終値 |
1,482 円 |
発表日からの騰落率 |
0.14 % |
実施2日前
からの騰落率 |
2.00 % |
分売価格 |
1,453 円 |
割引率 |
–1.96 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
102.32 倍 |
実績PBR |
24.60 倍 |
ROE |
24.0 % |
予想配当 |
0 円 |
配当利回り |
0 % |
配当性向 |
0 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:ポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」などを通じて行う営業支援事業が主力。その他、電子契約サービス「クラウドサイン」も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:35.2%増 営業利益:22.7%増 経常利益:22.2%増 純利益:20.2%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が23%、利益が27%~30%程度。
- 指標:同業他社と比較してかなり割高か。
- 自己資本比率:88.3% (経営レバレッジ:1.14 )
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で37万株程度。
- 板:買いが8万株程度、売りが7万1千株程度。
- 半年間のチャート:5月までは800円前後で膠着した状態でしたが、前期の通期決算発表後は上昇基調へ。2ヶ月にわたって上昇が続き、7月12日に上場来高値1,980円を記録。
その後は調整局面へ入り、現在は25日線と75日線の中間辺りに位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため。
- コメント:○昨年の8月にも分売が行われており、およそ1年ぶりとなります。
東証1部への市場変更も考えられそうなのですが、現時点では流通株式比率が若干不足しているようです。開示でも市場変更は特に触れられていません。
○業績が抜群に伸びておりグロース株としての魅力はありますが、PER100倍超なのがネックです・・・今回は短期での取引主体となりそうです。
ただ、「クラウドサイン」のサービスは事業拡大の余地が十分あると思います。
契約書に印紙税不要というメリットは企業にとって大きく、野村證券やクレディセゾンなどの大手企業も導入しているようです。
○板に比べて出来高がかなり多く、分売を捌くには問題ない感じです。
現在は調整局面に入っている感じですが、1,350円付近まで下がってくれると面白くなりそうです。
実施前日時点
- コメント:○発表日とほとんど株価が変わらない状態で分売実施となります。
ただ、今日の後場にかけて株価が吊り上がってしまいました。
分売価格は昨日の終値と同じで、今日の始値より高い状態です・・・あまりお得感がない状態ですね。
○一定の利益が出るか微妙な感じとなりましたが、最近の流れであれば分売価格を割れる可能性は低いと見ています。
ただ、前回の分売はあまり良くない結果だった事もあり、朝の気配次第での判断になりそうです。
実施結果
始 値 |
1,457 円 ( + 3 円 ) |
高 値 |
1,543 円 ( + 90 円 ) |
安 値 |
1,435 円 ( – 18 円 ) |
終 値 |
1,530 円 ( + 77 円 ) |
寄付出来高 |
71,100 株 |
寄付出来高/分売数 |
35.55 % |
1日の出来高 |
497,300 株 |
- コメント:○朝8時過ぎの時点では分売数の10%程度買いが入っていたようです。
が、分売の売りが多く出てしまったのか、結局分売価格とほぼ同値で寄り付きました。
9時半までは売られる展開となり一時1,435円の安値を付けましたが、その後は買い戻される展開に。前場は1,470円前後での値動きとなりました。
後場に入ると株価が急上昇。13時に1,530円程度まで上昇し、その後も売りをこなしながら高値を試す展開となりました。
14時前に今日の高値1,543円を記録した後はやや値を下げましたが、結局1,530円で大引けとなっています。
○今日1日の出来高で分売数はすでに消化しています。
チャートや板を見た感じでも、上昇する余地がまだあるのではと見ています。
ただ、信用買いの残数が多いようなので、中長期で上昇トレンドとなるかは微妙そうです・・・