- 18年3月16日、三機サービス(6044)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年3月26日、 公募価格が決定されました。
[三機サービス]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 三機サービス(6044) |
|---|---|
| 上 場 先 | 東証1部 |
| 信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
| 業 種 | サービス業 |
| 事 業 内 容 | 空調設備などの保守事業、店舗・施設向けのトータルメンテナンス事業が主力。パナソニック産機システムズが主要取引先。 |
POデータ
| 発 表 日 | 2018年3月16日 |
|---|---|
| 公募・売出株数 | 公募(新株発行)：200,000 株 売出：670,000 株 (OA：130,000 株) |
| 吸収金額(発表日時点) | 21.69億 程度 |
| 価 格 決 定 日 | 3月26日 |
| 受 渡 日 | 4月3日 |
| PO実施の目的 | ソフトウェアへの設備投資資金に充当予定。 |
| 引受会社(主幹事) | 野村證券(783,000株) |
| 引受会社(幹事) | 三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券(34,800株) ＳＭＢＣ日興証券(34,800株) エース証券(17,400株) |
株価・公募価格など
| 発 表 日 終 値 | 2,160 円 |
|---|---|
| 仮 条 件 | – 4.0 ％ ～ – 6.0 ％ |
| 価 格 決 定 日 終 値 | 1,822 円 |
| 公 募 価 格 | 1,749 円 |
| 割 引 率 | –4.01 ％ |
信用データ
| 推 定 空 売 り 数 | – 株 |
|---|---|
| 空 売 り / 公 募 数 | – ％ |
| 月平均出来高(発表時) | 48,000 株 |
| 信用残/月平均出来高 | 3.33 倍 |
| 公募数/月平均出来高 | 18.13 倍 |
| 買い板 | 2万株 程度 |
| 売り板 | 2万6千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業 績 | ○18年5月期会社予想(数値は前期比) 売上高：13.9％増 営業利益：16.9％増 経常利益：16.8％増 純利益：15.6％増 2Q決算時点での進捗度は売上高が52％、利益が61～62％程度。 |
|---|---|
| 自 己 資 本 比 率 | 46.0 ％ (経営レバレッジ：2.18 ) |
| 予想PER(会社予想) | 24.28 倍 |
| 実 績 P B R | 5.48 倍 |
| R O E | 22.6 ％ |
| 予 想 配 当 | 23 円 |
| 配 当 利 回 り | 1.32 ％ |
| 配 当 性 向 | 30.8 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：平均並み(3/16) → 割安か(3/26) PBR：割高か(3/16) → やや割高か(3/26) |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：1,000円相当のクオカード(5月権利)
- コメント
○銘柄・POについて：昨年11月に分売を行うなど、立会外分売ではお馴染みの銘柄です。ただ、今回は増資も含まれるためPOの方に回っています。売出の方が規模が大きいので、増資はとってつけたような感じもありますが・・・○業績・指標：近年の業績は順調に伸びており、今期は2期連続で2桁増収増益の見込み。保守サービスという地味な業種ながらROEが高く、グロース株の位置付けとなる感じです。また、2Q時点での利益進捗率が60％と高く、例年業績予想が保守的なことを考えると更なる上ぶれ余地も期待できそうです。
年初からの株価上昇で昨年に比べると割安感はないですが、割高とまではいかないようです。○見通し：POの総数は87万株、発行株ベースだと17.9％程度です。増資による希薄度は少ないですが、平均出来高が5万株足らずということを考えると、需給悪化を嫌って当面は株価が下落しそうでしょうか。13週線の1,800円ぐらいまで下げるようなら、押し目となりそうな気も。
株価は中長期で上昇トレンドが続いており、好調な業績を考えればいずれは元の水準に戻す可能性も。非貸借銘柄なので短期のサヤ取りには向きませんが、中長期のスタンスでは投資妙味のある銘柄だと思います。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は16％程度下落。希薄度を大きく上回る下げとなりました。公募価格は13週線をやや下回る水準。○見通し：PO発表に加えて、内外の政治的リスクが噴出したことで大幅な下落となりました。今日も一時1,711円まで下げましたが、そこから1,822円まで戻しています。
値頃感はあるのですが、受渡日までに政治的リスクが落ち着くかは微妙なところです。ファンダ自体に問題はないので、地合いが改善すれば見直し買いが入ると思います。ただ、地合いが良くないままの場合は1,700円付近まで下げても不思議ではありません。
リスクを避けるかどうかで申し込みの判断が分かれそうですが、中長期で保有OKならリスク覚悟で申し込む手はありそうです。
実施結果
| 始 値 | 1,778 円 ( + 29 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 1,848 円 ( + 99 円 ) |
| 安 値 | 1,765 円 ( + 16 円 ) |
| 終 値 | 1,805 円 ( + 56 円 ) |
| 寄付出来高 | 71,100 株 |
| 寄付出来高/公募数 | 8.17 ％ |
| 1日の出来高 | 441,500 株 |
- コメント：○前日終値と同値で寄り付いた後は、上下動しながら買い戻される展開に。11時前に今日の高値を記録。その後は一旦1,780円まで落としますが、再度買い戻される展開となり、結局1,805円で引けています。
○寄り付きでも利益が出ており、期間中の地合いが不安定だったわりには健闘した方だと思います。好業績ということで、買いもしっかり入っていたようです。今後の反発に期待したいと思います。