- 17年10月31日、三機サービス(6044)の立会外分売が発表されました。
- 17年11月6日、 分売価格が決定されました。
[三機サービス]の詳細・分析
分売銘柄データ
| 発表日 |
2017年10月31日 |
| 銘 柄 |
三機サービス |
| 銘柄コード |
6044 |
| 上場先 |
東証1部 |
| 信用貸借区分 |
信用 |
| 業種 |
サービス業 |
| 分売株数 |
120,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) |
1.66 億程度 |
| 申込数量 |
上限 2,000 株 |
| 実施予定日 |
11月7日 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 |
1,382 円 |
| 実施前日終値 |
1,331 円 |
| 発表日からの騰落率 |
–3.69 ％ |
実施2日前
からの騰落率 |
–1.92 ％ |
| 分売価格 |
1,297 円 |
| 割引率 |
–2.55 ％ |
信用データ
| 発表日貸株残 |
– 株 |
| 実施前日貸株残 |
– 株 |
| 推定空売り数 |
– 株 |
| 空売り/分売数 |
– ％ |
| 発表前週信用買い残 |
121,200 株 |
| 月平均出来高(発表時) |
28,200 株 |
| 信用残/月平均出来高 |
4.30 倍 |
| 分売数/月平均出来高 |
4.26 倍 |
各種指標など
| 会社予想PER(今期) |
17.38 倍 |
| 実績PBR |
4.52 倍 |
| ROE |
26.0 ％ |
| 予想配当 |
23 円 |
| 配当利回り |
1.77 ％ |
| 配当性向 |
30.8 ％ |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容：空調設備などの保守事業、店舗・施設向けのトータルメンテナンス事業が主力。パナソニック産機システムズが主要取引先。
- 業績：
○18年5月期会社予想(数値は前期比)
売上高：13.9％増 営業利益：16.9％増 経常利益：16.8％増 純利益：15.6％増
1Q決算時点での進捗度は売上高が21％、利益が4％程度。
- 指標：同業他社と比較してやや割安か。
- 自己資本比率：51.5％ (経営レバレッジ：1.94)
- 株主優待：1,000円相当のクオカード(5月権利)
- 板：買いが2万4千株程度、売りが2万8千株程度。
- 半年間のチャート：3月に上場来高値1,627円を記録した後は、上げ下げを繰り返しながら調整し、9月に1,150円まで下落。その後9月下旬に株価が反発し、現在は1,350～1,400円付近に位置。
中長期のトレンドは横ばい状態となっている感じです。
- 一般信用売り取扱：カブドットコム→なし SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的：株式の流動性及び株式分布状況の改善を図るため。
- コメント：○昨年4月以来の分売となります。
昨年の分売は東証2部への市場変更に伴うものでしたが、すでに今年4月に東証1部へ昇格しています。今回の分売は市場変更が絡むものではなさそうです。
○業績は順調に伸びており、2年連続2桁増益の見込みです。高ROEのグロース株に位置付けられそうですが、比較的PERは低く、割安感はありそうです。
※1Qの利益進捗率が低いですが、例年下期偏重となるようです。
○月平均出来高3万株に対し分売数が12万株なので、問題なく消化できそうです。
信用売りの入り具合によっては、一定以上の利益も期待できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント：○発表日以降、株価が3.7％近く下げたところで分売実施となります。
今日は強めに下げた時間帯もあったため、信用売りはそこそこ入っているのではないかと思います。寄り付きでも一定の利益は出そうでしょうか。
また、チャート上でも今日の終値が13週線付近に位置しており、適度に調整している感じです。分売数も少ないので、明日のザラ場中での反発を期待したいところです。
実施結果
| 始 値 |
1,298 円 ( + 1 円 ) |
| 高 値 |
1,323 円 ( + 26 円 ) |
| 安 値 |
1,297 円 ( ± 0 円 ) |
| 終 値 |
1,319 円 ( + 22円 ) |
| 寄付出来高 |
139,600 株 |
| 寄付出来高/分売数 |
116.33 ％ |
| 1日の出来高 |
283,100 株 |
- コメント：○寄り付きは分売価格とほぼ同値となってしまいましたが、その後は1,310～1,320円付近での値動きとなりました。
○上記の通り、寄り付きの際に分売数を上回る出来高となっています。かなり珍しいケースで、今回は分売以外の大口売りが入っていたようです。そのため、成行買いが結構入っていたにもかかわらず、始値は分売価格付近となってしまった感じです。
来週以降の分売で同様のケースが出てこないか、当分は注意を払っておく必要があるかもしれません。