- 17年6月12日、ピーバンドットコム (3559)の立会外分売が発表されました。
- 17年6月22日、分売価格が決定しました。
[ピーバンドットコム]の詳細・分析
分売銘柄データ
銘 柄 | ピーバンドットコム | 発表日 | 2017年6月12日 |
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銘柄コード | 3559 | 分売株数 | 109,000 株 |
上場先 | 東証マザーズ | 吸収金額 (発表日時点) |
2.41 億程度 |
信用貸借区分 | 信用 | 申込数量 | 上限 100 株 |
業種 | 卸売業 | 実施日 | 6月23日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,208 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
-1.78 % |
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実施前日終値 | 2,204 円 | 分売価格 | 2,137 円 |
発表日からの 騰落率 |
-0.18 % | 割引率 | -3.04 % |
信用データ
発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 |
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実施前日 貸株残 |
– 株 | 空売り/分売数 | – % |
各種指標など
会社予想PER | 27.37 倍 | 予想配当 | 0 円 |
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実績PBR | 8.14 倍 | 配当利回り | 0 % |
ROE | 29.7 % | 配当性向 | 0 % |
コメント
※下記に記載している評価などは、私の主観によるものが多く含まれています。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:プリント基板の通販サイト「P板.com(ピーバンドットコム)」の運営が主力。プリント基板を少量でも低価格販売できることが強み。製造は提携工場に委託。
- 業績:17年3月期は前々期比で6.6%の増収、営業利益は4倍、経常利益は3倍、純利益は2.5倍近くに増加。18年3月期はペースダウンし、前期比6~7%程度の増収増益を見込む。
- 指標:同業他社と比較して市場平均並み。
- 自己資本比率:63.0% (経営レバレッジ:1.59)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で1万5千株程度。
- 板:売り・買いともに1万8千株程度
- 半年間のチャート:3月の上場初日に3,650円の高値を付けた後は下落基調へ。4月に2,053円の上場来安値を付けた後は少し値を戻しています。現在は2,200円~2,500円のレンジ相場となっているようです。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の流動性向上及び株主数増加を図るため
- 評価:可(割れる可能性は低いが、利幅は当日の気配次第か)
- コメント:今年の3月にマザーズへ上場したばかりですが、もう分売が行われるようです。
分売の目的に株主数増加とある事から市場変更を意図したものかと思ったのですが、1年ルールがある事に加えて、直近2年の経常利益合計が5億に達していません。現状では東証2部への変更も難しいようです。
出来高・板ともに若干少ない印象ですが、今回の分売数が比較的少ない事と、最近の分売の傾向から消化に問題はないと見ています。
なお、指標的にはIoT関連のグロース株と考えればそこまで割高というわけでもないのですが、業績の伸びが鈍化しているのが気になります。
今回は、中長期というより短期目線での取引がメインになりそうです。
実施前日時点
- 評価:良(一定の利益は出る見込みか)
- コメント:発表日以降、株価はそれほど動かない形になりました。
株価の急騰もなく、ディスカウントも3%となったので、条件は良くなったと思います。
業績がいまいちなので、買いが多く集まるかは微妙なところです・・・
ただ、分売数が多くないので寄り付きで割れる可能性は低いと見ています。
実施結果
始値 | 2,210 円 ( + 73 円 ) |
寄付出来高 | 53,800 株 |
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高値 | 2,260 円 ( + 123 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
49.36 % |
安値 | 2,205 円 ( + 68 円 ) |
1日の出来高 | 126,600 株 |
終値 | 2,221 円 ( + 84 円 ) |
- コメント:寄り付きは前日終値と同じ水準でスタート。
すぐに買いが入る展開となり、10時に2,260円の高値を付けました。
その後はマザーズの地合い悪化に伴い下げる展開となりましたが、大引けにかけては多少の買い戻しも入り、結局2,221円で取引を終えました。
思っていた以上に買いが強く、好成績を残した分売となっています。
マザーズの地合いが悪かったわりには前日比プラスで引けているので、来週以降に期待が持てそうです。
この1ヶ月は2,200円前後が底値となっているので、この水準を大きく割らないようであれば反発も期待できるのではないかと思います。