PO[価格決定]:ショーエイコーポレーション(9385)

  • 20年11月17日、ショーエイコーポレーション(9385)の公募増資(PO)が発表されました。
  • 20年11月25日、 公募価格の決定

[ショーエイコーポレーション]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ショーエイコーポレーション(9385)  
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借(11/18より売り禁) 
業 種 化学  
事 業 内 容 プラスチックフィルム包装の製造販売が主力。主要商品はディスプレイ用つり下げ袋「ネオパック」など。その他、DM発送代行事業や、子会社で日用雑貨の企画販売も手がける。

POデータ

発 表 日 2020年11月17日 
公募・売出株数 公募(新株発行):804,400 株 
公募(自己株処分):500,000 株 
(OA:195,600 株) 
吸収金額(発表日時点) 17.69 億 程度 
価 格 決 定 日 11月25日~11月30日 → 11月25日 
受 渡 日 12月3日~12月8日 → 12月3日 
PO実施の目的 業容拡大のために2012年10月に実行した株式会社CS及び株式会社クルーの株式取得(子会社化)に伴って増加した借入金の返済資金の一部に2021年3月末までに充当する予定。
引受会社(主幹事) みずほ証券(1,043,500株)
引受会社(幹事) 野村證券(260,900株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,179 円 
価 格 決 定 日 終 値 1,057 円 
公 募 価 格 1,020 円 
割 引 率 –3.50 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 28,000 株 
信用残/月平均出来高 4.35 倍 
公募数/月平均出来高 52.63 倍 
買い板 3万6千株 程度 
売り板 3万9千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→短期売建有り 
SBI証券→1日売建有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○21年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:9.1%増 営業利益:38.4%増 
経常利益:31.7%増 純利益:33.4%増 
2Q決算時点での進捗度は売上高が48%、利益が71~76%程度。
自 己 資 本 比 率 30.6 % 
予想PSR(会社予想) 0.38 倍 
予想PER(会社予想) 14.60 倍 
実 績 P B R 2.61 倍 
R O E 17.9 % 
予 想 配 当 20 円 
配 当 利 回 り 1.96 % 
配 当 性 向 23.1 % 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:1,000円相当のクオカード(3月、9月権利)
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・ショーエイコーポレーションは分売の常連銘柄です。直近だと昨年9月に立会外分売を行っていますが、今年は増資の方に回ってきました。
    近年は有利子負債が年を追うごとに増加しており、今回の増資により負債の圧縮と財務状況の改善を狙うようです。コロナ禍の状況下、借金の削減を図るのは必ずしもネガティブではないですが・・・8年前の買収に関連しての増資ということもあり、株価への折り込みはこれからとなりそうです。

    ○業績・指標
    ・業績:今期は増収、3割増益の見通し。レジ袋有料化やコロナ感染防止対策に伴い、関連用品の売り上げが好調なようです。

    ・指標:同業他社と比較してPERが割安、PBRが割高となっています。包装関連は減益や赤字決算の企業も多いようで、ショーエイCは相対的に割安な感じとなっています。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は130.44万株、EPSの希薄化比率は24.0%程度。月の平均出来高は1.8万株程度と、流動性の改善は必須。貸借銘柄ですが、発表と同時に売り禁になってしまい空売りのカバーは期待できない状態です。ファンダが好調とはいえ、短期的には需給悪化の懸念の方が上回ると見ています。値決めまでに2割以上下げれば別ですが、現状では分が悪い感じですね。

    ・株価動向:3月に601円まで下落した後は上昇基調となり、9月に1,346円の年初来高値を記録。2Q決算後は出尽くし売りとなってしまい、現在は1,100円台後半に位置しています。
    希薄化を考慮した株価は896円となっており、同値付近を52週線が通過中。この辺まで調整が進めば、リスクも限定的となりそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は10.3%下落。売出価格は25日線より10.8%下に位置。
    ○信用状況:売り禁のため、空売りはほとんど入っていません。

    ○見通し:発表後に株価は調整し、公募価格は1,000円台前半となりました。ただ調整が10%程度にとどまっており、希薄化の割合に比べると下げが十分とは言えない状態です。
    直近の地合いが絶好調なので株価が1,150円くらいまで戻れば受渡日も何とかなりそうですが、現状ではやはり分が悪いと見ています。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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