PO[価格決定]:TAKARA&COMPANY(7921)

  • 20年9月7日、TAKARA&COMPANY(7921)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年9月15日、 公募価格の決定

[TAKARA&COMPANY]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド TAKARA&COMPANY(7921)   
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借(9/14より売り禁) 
業 種 その他製品 
事 業 内 容 ディスクロージャー&IR支援大手、宝印刷の持株会社。今年3月に翻訳大手のサイマル・インターナショナルをベネッセから買収し、傘下に収めている。

POデータ

発 表 日 2020年9月7日 
公募・売出株数 公募(自己株処分):1,700,000 株 
(OA:225,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 53.32 億 程度 
価 格 決 定 日 9月15日~9月18日 → 9月15日 
受 渡 日 9月24日~9月29日 → 9月24日 
PO実施の目的 完全子会社である宝印刷における開示決算プロセス統合ツールのユーザビリティ及び機能向上のための開発資金として2020年12月までに500,000,000円を、2023年7月までに1,000,000,000円を充当し、残額を2021 年5月末までに当社における借入金の返済資金に充当する予定。
引受会社(主幹事) 野村證券(1,657,500株)
引受会社(幹事) SMBC日興証券(42,500株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 2,770 円 
仮 条 件 – 4.0 % ~ – 6.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 2,299 円 
公 募 価 格 2,207 円 
割 引 率 –4.00 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 91,000 株 
信用残/月平均出来高 1.11 倍 
公募数/月平均出来高 21.13 倍 
買い板 5万1千株 程度 
売り板 3万3千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→1日売建有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年5月期通期決算(数値は17年3月期比) 
売上高:4.7%増 営業利益:26.3%増 
経常利益:24.1%増 純利益:25.8%増 

○21年5月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:38.6%増 営業利益:11.2%増 
経常利益:5.8%増 純利益:2.9%増 

自 己 資 本 比 率 60.7 % 
予想PSR(会社予想) 1.10 倍 
予想PER(会社予想) 18.09 倍 
実 績 P B R 1.80 倍 
R O E 9.9 % 
予 想 配 当 54 円 
配 当 利 回 り 2.45 % 
配 当 性 向 37.8 % 
同業他社との比較 PER:やや割安か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:選べるギフト(5月権利:100株で1,500円相当)
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・TAKARA&COMPANYは宝印刷の持ち株会社です。主要事業は国内企業のIR支援ですが、今年3月に翻訳会社を買収するなど、海外投資家向けの事業を強化中となっています。
    今回の増資は開示支援システムの高機能化を図るための資金調達となっており、ポジティブな増資ですが・・・EPSの希薄化が大きく、需給には一定の影響が出そうです。

    ○業績・指標
    ・業績:前期は増収、2桁増益で着地。今期は増収増益の見通しとなっています。買収した翻訳会社の業績寄与により、売上は大幅増収を見込んでいるようです。
    コロナ禍の影響はあまりなさそうなのと、株高でIRの需要も高まっているようで、経営環境は良好といった感じでしょうか。

    ・指標:同業他社と比較して割高なようです。
    →価格決定日の時点だと、PERはやや割安となりました。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は170万株、発行株ベースで14.9%程度。EPS希薄化比率は17.2%程度とやや重めです。月の平均出来高は9万株程度と、流動性は改善が必要そう。貸借銘柄ですが、すでに注意喚起が発表されており、売り禁リスクがあります。早期に売り禁となった場合は分が悪くなるため、注意しておく必要がありそうです。

    ・株価動向:3月に1,335円まで下落した後は上昇基調となり、9月3日に3,015円まで上昇。その後は調整が入り、現在は2,700円台後半に位置しています。
    EPS希薄化を考慮した株価は2,294円となっています。13週線がもう少し下の2,145円を通過しており、この間で値決めとなるようなら値ごろ感も出そうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は17%下落。売出価格は25日線より8%下、13週線よりやや上に位置。
    ○信用状況:空売りは昨日の時点で15%程度入っている模様。

    ○見通し:発表後に株価は大きく調整し、公募価格は2,200円付近となりました。7月下旬以降は2,200円が支持線となっており、まずまずの水準ではないかと思います。
    今週から売り禁となりましたが、昨日までの時点で空売りは多少入っていたようです。地合いが崩れなければ、受渡日でもなんとか耐えられるのではとみています。
    過去に高額の逆日歩が付いたのは権利取りが絡んだ時だけのようですが、期間中逆日歩が高くなるようだと、売り方を締め上げる展開も想定されるでしょうか。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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