PO[価格決定]:ソフトバンク (9434)

  • 20年8月28日、  ソフトバンク (9434)の売出(PO)が発表されました。
  • 20年9月14日、 売出価格の決定

[ソフトバンク]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ソフトバンク (9434) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 情報・通信業 
事 業 内 容 国内3位の大手携帯会社。ソフトバンクグループ(9984)とは親子上場の関係。傘下にZホールディングスなど。

POデータ

発 表 日 2020年8月28日 
公募・売出株数 国内売出:670,474,800 株 → 624,212,200 株 
海外売出:257,015,400 株 → 303,278,000 株 
(OA:100,571,200 株) 
吸収金額(発表日時点) 国内:11037.52億 程度 
価 格 決 定 日 9月14日~9月16日 → 9月14日 
受 渡 日 9月23日~9月25日 → 9月23日 
PO実施の目的 ソフトバンクグループがソフトバンクグループジャパンを通じて保有している株式の追加売却に係る懸念を早期に払拭するとともに、その市場流動性を高めることで、株式の適切な価格形成につながるため。
引受会社(主幹事) 野村證券(215,782,500株)
大和証券(187,263,500株)
みずほ証券(93,872,000株)
SMBC日興証券(84,777,600株)
SBI証券(18,438,000株)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(12,772,500株)
引受会社(幹事) 岩井コスモ証券(3,073,000株)
岡三証券(3,073,000株)
東海東京証券(3,073,000株)
水戸証券(1,536,500株)
西日本シティTT証券(614,600株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,431.5 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 1,242.0 円 
公 募 価 格 1,204.5 円 
割 引 率 –3.02 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 6,958,000 株 
信用残/月平均出来高 0.44 倍 
公募数/月平均出来高 96.35 倍 
買い板 490万0千株 程度 
売り板 666万4千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→1日売建有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○21年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:0.8%増 営業利益:0.9%増  当期利益:2.5%増 
1Q決算時点での進捗度は売上高が23%、利益が30~31%程度。
自 己 資 本 比 率 9.5 % 
予想PSR(会社予想) 1.18 倍 
予想PER(会社予想) 11.79 倍 
実 績 P B R 5.97 倍 
R O E 50.7 % 
予 想 配 当 86 円 
配 当 利 回 り 7.14 % 
配 当 性 向 84.2 % 
同業他社との比較 PER:やや割安か PBR:かなり割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・ソフトバンクはソフトバンクグループ(9984)の通信子会社で、18年12月に東証1部へ上場しています。上場日は派手に公募割れしてしまい、多くの人が苦い思いをしたIPOとなりました。
    ソフトバンクグループは財務状態の改善を迫られており、通信子会社株の追加売り出しについて観測報道が出ていました。今回は正式に売り出しが決まった形になります。
    なお、売出と同時に1,000億円を上限とする自社株買いも発表されています。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は堅調に伸びています。前期からZホールディングスが連結子会社となり、その分が上乗せされる形に。今期はおおむね前期並みの業績を維持する見通しです。コロナ禍では通信需要が伸びている傾向にあり、携帯会社にとっては追い風のようです。

    ・指標:同業他社と比較してPERは平均並み。PBRはかなり割高です。ドコモやKDDIが自己資本比率40%以上なのに対し、ソフトバンクは自己資本比率が10%を切っています。かなりレバレッジをかけた経営ですが、ソフトバンクらしいといえばらしいでしょうか。

    ○見通し
    ・需給動向:国内PO総数は6億7,047万株、発行株ベースで16.1%程度。月の平均出来高は695万株程度と、流動性は多い方ですが・・・売出規模に比べると不安は残ります。貸借銘柄なので空売りである程度カバーされると思いますが、ここに来て菅官房長官が自民党総裁選の有力候補になっているのが懸念材料でしょうか。値下げ圧力が高まる?という思惑で売られている印象ですが、通信会社の株価へ影響しているのは事実なので、値決め直前まで様子を見たいと思います。
    なお、今回の自社株買いは10月から実施となっており、PO期間の買い支えなどは期待できないようです。

    ・株価動向:4月に1,287円まで下落した後は、5月に1,475円まで上昇。いったん1,300円台まで下落するも、再び上昇基調となり、8月に1,500円まで上昇。ただ、その後は売りに押される形となり、現在は1,400円台前半に位置しています。
    チャートを見てもわかる通り、1,500円を超えると途端に上値が重くなります。上場時の公募価格が1,500円のため、この辺まで到達するとやれやれ売りが出てしまうようです。ということで、吊り上がって売出価格が1,500円近くになるようなら見送った方が無難そうです。逆に1,300円台前半なら、リスクもある程度は抑えられるかと思います。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は13.2%下落。売出価格は25日線より15%下に位置し、年初来安値を下回る水準。
    ○信用状況:空売りは貸借残ベースで3%程度でしょうか?現時点ではあまり入ってないようです。

    ○見通し:発表後に菅官房長官が自民党の新総裁となる流れが強まり、株価は大きく調整し、今日は年初来安値を更新して引けました。
    公募価格は1,200円前後となり、25日線からも15%乖離しています。配当利回りも7%を超えており、チャートやデータだけ見れば買いなのですが・・・空売りがあまり入ってないこと、売出数が多く需給悪化の可能性が高いこと、通信料の値下げ圧力を受けて株価の反応が悪いこと、この3点を考えると評価が難しいところです。
    売出価格は上場来の安値圏に近く、大やけどする可能性は低いと思います。ただ、アサヒグループHDの案件のように空売りがたまってるわけでもなく、短期的には売出価格前後を推移することもあるかな?とみています。減配がなければ配当7%を期待した買いはそれなりに入りそうなので、中長期では反発を期待できるとみていますが、どうなるでしょうか。久々の超大型案件なので、受渡日まで注目したいと思います。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
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