PO[価格決定]:アイ・エス・ビー(9702)

  • 20年8月21日、アイ・エス・ビー(9702)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年9月1日、 公募価格の決定

[アイ・エス・ビー]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド アイ・エス・ビー(9702)  
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 情報・通信業 
事 業 内 容 モバイル機器・医療・車載等の組込みソフトウェア開発が主力。その他、セキュリティシステム事業も手掛ける。

POデータ

発 表 日 2020年8月21日 
公募・売出株数 公募:479,000 株 
(OA:71,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 15.64 億 程度 
価 格 決 定 日 9月1日~9月4日 → 9月1日 
受 渡 日 9月8日~9月11日 → 9月8日 
PO実施の目的 2021年5月までに、全額を金融機関から借り入れた短期借入金の返済資金に充当する予定。
引受会社(主幹事) 大和証券(479,000株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 2,843 円 
仮 条 件 – 4.0 % ~ – 6.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 2,460 円 
公 募 価 格 2,361 円 
割 引 率 –4.02 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 114,000 株 
信用残/月平均出来高 1.29 倍 
公募数/月平均出来高 4.80 倍 
買い板 9万3千株 程度 
売り板 6万9千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→日計り売建有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年12月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:9.4%増 営業利益:28.4%増 
経常利益:28.8%増 純利益:34.4%増 
2Q決算時点での進捗度は売上高が49%、利益が57~58%程度。
自 己 資 本 比 率 56.1 % 
予想PSR(会社予想) 0.54 倍 
予想PER(会社予想) 15.73 倍 
実 績 P B R 1.91 倍 
R O E 12.2 % 
予 想 配 当 50 円 
配 当 利 回 り 2.12 % 
配 当 性 向 30.1 % 
同業他社との比較 PER:平均並み PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・アイ・エス・ビーは組込み系のソフトウェア開発を主力とする会社です。
    今回は買収などで膨らんだ借金を返すための増資となっていますが、現在の有利子負債は13億程度で、自己資本の2割弱に収まっています。今回の増資分を返済に充てれば、事実上有利子負債ゼロの状態に。新型コロナの影響から財務状況を改善しておきたいのは分かるのですが、資本の効率性や優先度という観点からはやや疑問が残る・・・という印象です。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は順調に伸びています。2Q決算と同時に通期予想の上方修正を発表し、今期は増収・2桁増益の見通し。企業のIT投資の高まりを受け、受注が順調に増えているようです。

    ・指標:同業他社と比較して割高なようです。ただPER18倍台なので、手を出すのも危険な水準・・・という感じではないですね。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は47.90万株、希薄化比率は10.7%程度。月の平均出来高は11万株程度と、流動性はそこそこあります。吸収金額はPOとしては少なく、需給への影響はあまりなさそうでしょうか。ただ増資の目的が微妙なので、その辺の評価次第では株価にネガティブな影響を与える可能性があります。値決めまで様子を見たいと思います。

    ・株価動向:3月に1,188円まで下落した後は買い戻され、今月に2,940円の高値を記録。現在は2,800円台で推移しています。
    希薄化を考慮した株価は2,538円となり、25日線もその付近を通過中。ということで、下値のめどは2,500円台前半となりそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は13.47%下落。公募価格は25日線より8%下に乖離。
    ○信用状況:先週末の時点だと、空売りは貸借残ベースで25%程度入っているようです。

    ○見通し:発表後に株価は調整し、公募価格は2,300円台後半となりました。希薄化を考慮した株価より安く、かなり下がった印象です。PERも15倍台まで低下しましたし、空売りも現時点でそこそこ入っています、地合いが悪化しなければ派手な公募割れの可能性は低いとみています。
    下値の目安としては13週線の2,300円台前半あたりでしょうか。このラインを割れなければ上昇の芽があると思いますが、下抜けするようだと厳しいかもしれません。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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