立会外分売[価格決定]:アジア航測(9233)

  • 20年3月9日、 アジア航測(9233)の立会外分売が発表されました。
  • 20年3月13日、 分売価格の決定

[アジア航測]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド アジア航測(9233) 
上場先 東証2部 
信用貸借区分 貸借 
業種 空運業 
事 業 内 容 国土保全やインフラ維持などの建設コンサルティング事業が主力。官公庁向けの売上が多い。JR西日本が筆頭株主。

分売データ

発表日 2020年3月9日 
分売株数 213,000 株 
吸収金額(発表日時点) 1.42 億程度 
申込数量 上限 1,000 株 
実施予定日 3月16日~3月19日 
実施日 3月16日 
分売実施の目的 株式の流動性向上を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値 666 円 
実施前日終値 551 円 
発表日からの騰落率 –17.27 % 
実施2日前
からの騰落率
–7.71 % 
分売価格 534 円 
割引率 –3.09 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 64,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 1.57 倍 
分売数/月平均出来高 3.29 倍 
買い板 1万9千株 程度 
売り板 1万3千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○20年9月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:5.3%増 営業利益:11.4%増 
経常利益:7.1%増 純利益:5.5%増 
Q決算時点での進捗度は売上高が18%、利益が–24~–28%程度。
自己資本比率 55.5 % 
会社予想PSR(今期) 0.33 倍 
会社予想PER(今期) 8.42 倍 
実績PBR 0.69 倍 
ROE 8.2 % 
予想配当 14 円 
配当利回り 2.62 % 
配当性向 22.1 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:平均並み 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    ・アジア航測は航空測量をベースとした建設コンサルタント会社です。航空測量の業界ではパスコ、国際航業に次いで3位に位置しています。
    今回の分売数だと新日本空調の保有株数と一致しており、政策保有株の処分が行われる形でしょうか。

    ○業績・指標
    ・業績:18年9月期は減益だったものの、前期は業績が回復。今期も増収増益を見込んでいます。震災復興の需要が一巡したものの、近年は災害が相次いでいる事もあり、復旧や防災関連の需要が多いようです。
    なお、官公庁向けの事業が多いためか、例年2Qと4Qに利益が集中する構造となっています。

    ・指標:同業他社と比べて割高なようです。とはいえ、PER10倍台なのであまり気にする必要は無さそう。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は21.3万株、発行株ベースで1.14%。月の平均出来高は6.4万株程度と、流動性はそこそこあります。平時なら貸借銘柄の分売で利益を期待できそうな案件ですが・・・日経平均やTOPIXが1日で5%上下する状態が続いており、海外市場が暴落した時はディスカウントや空売りのカバーも吹っ飛ぶ可能性があります。当日の朝まで様子を見る必要がありそうです。

    ・株価動向:昨年10月までは600円台で推移。11月以降に急ピッチで上昇し、1月下旬に1,198円の高値を記録。ただ、2月中旬以降は地合い悪化に伴い株価が急落。現在は600円台後半で推移しています。
    昨年の安値は571円となっており、この辺が下値の目安となりそうです。このラインを割り込むようだと、底打ちが読みづらくなりそうですが・・・

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は17.27%下落。今日は前日比7.71%下落。分売価格は25日線(855円)より37%下に乖離し、年初来安値を下回る水準。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は11.71万株。流動性は改善傾向ですが、空売りは貸借残ベースで1割足らずしか入ってない模様。

    ○見通し:【海外市場が荒れなければ参加予定】
    ・株価は発表後に大きく調整が進み、分売価格は500円台前半となりました。空売りが積み上がってないのが不安要素ですが、株価は相当売り込まれている上、夜間の225先物は1,000円以上騰げており、寄り付きに関しては何とかなると見ています。ただ、夜中にダウが急変するようなら見送る可能性もありそうです。

    ・25日線から30%以上乖離したのはここ10年で初めての事で、短期的にはかなり割安感が感じられます。業態的にもコロナウイルスの影響は受けにくく、地合いが普通なら買い戻しを期待できそうでしょうか?ただ1日で1,000円上下する相場では安心してホールドしづらく、短期主体の取引となりそうですね。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/分売数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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