- 20年2月6日、東海ソフト (4430)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 20年2月17日、 公募価格の決定
[東海ソフト]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 東海ソフト (4430) |
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上 場 先 | 東証2部・名証2部(2/27より東証1部・名証1部へ市場変更) |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | 独立系のソフト開発企業。車載・産機向けの組み込みソフトウェア、製造・流通及び業務システム関連、金融・公共関連の開発が主力。主要取引先はトヨタグループや富士電機、日立グループなど。 |
POデータ
発 表 日 | 2020年2月6日 |
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公募・売出株数 | 公募:197,000 株 売出:743,000 株 (OA:141,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 20.43 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 2月17日~2月19日 → 2月17日 |
受 渡 日 | 2月27日 |
PO実施の目的 | 本社及びソフトウエア開発センター(仮称)開設のための建設用地取得資金及び社屋の建設に係る費用の一部に全額を充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券(836,200株) |
引受会社(幹事) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(37,700株) むさし証券(37,700株) みずほ証券(18,900株) SBI証券(9,500株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 1,890 円 |
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仮 条 件 | – 4.0 % ~ – 6.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 1,613 円 |
公 募 価 格 | 1,548 円 |
割 引 率 | –4.03 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 296,000 株 |
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信用残/月平均出来高 | 0.89 倍 |
公募数/月平均出来高 | 3.65 倍 |
買い板 | 9万3千株 程度 |
売り板 | 6万8千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○20年5月期会社予想(数値は前期比) 売上高:3.9%増 営業利益:0.8%増 経常利益:10.5%増 純利益:7.4%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が50%、利益が60~61%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 60.1 % |
予想PSR(会社予想) | 1.18 倍 |
予想PER(会社予想) | 26.48 倍 |
実 績 P B R | 2.66 倍 |
R O E | 10.0 % |
予 想 配 当 | 15 円 |
配 当 利 回 り | 0.97 % |
配 当 性 向 | 23.9 % |
同業他社との比較 | PER:やや割高か PBR:平均並み |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・POについて
・昨年2月にマザーズへ上場しています。上場からちょうど1年での昇格となりました。同時に増資と売出が発表されています。
本社移転費用35億円のうち、5億程度を今回の増資で調達するようです。全額借り入れだと有利子負債が自己資本を上回る可能性があるため、一部を増資で賄う感じでしょうか。○業績・指標
・業績:前期までは業績が順調に伸びていましたが、今期は人件費増加が重しとなり横ばい~微増に止まる見通し。・指標:同業他社に比べると割高のようです。新興企業というわけでもないので、PER30倍はやや買われすぎという感じでしょうか?
○見通し
・需給動向:PO総数は94万株、発行株ベースで23.1%程度。増資に伴う希薄化比率は7.2%程度。月の平均出来高は30万株近くと、流動性は意外に多い印象。年初の2Q決算で市場変更を示唆していたこともあり、1部昇格を見込んだ買いがかなり入っていたようです。同業他社のPERが20倍程度なのを考えると、この水準で手を出すべきかは微妙なところですね・・・値決めまで様子を見たいと思いますが、調整が進まなければ分が悪いかもしれません。・株価動向:年末までは1,100円台でしたが、2Q決算後に急騰。今日は上場来高値を更新して2,000円近くまで上昇する場面もありました。
直近は25日線(1,522円)を20%以上乖離する状態が続いており、明らかに過熱感が見られる状態。1,500円台まで調整しないとしんどい気もしますが、どうなるでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は14.6%下落。公募価格は25日線より6%下に乖離。○見通し:公募発表後に株価は調整が進み、公募価格は1,548円で今日の安値に近い水準となりました。1月下旬以降は1,500円台後半で下げ渋っており、派手に公募割れするリスクは減った印象。ただ、1月以降の上昇を埋める所まで下げきってはいないので、やや不安は残ります。市場はリスクオフムードに変わりつつあり、その辺も懸念材料となりそうです。
実施結果
始 値 | 1,539 円 ( – 9 円 ) |
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高 値 | 1,550 円 ( + 2 円 ) |
安 値 | 1,450 円 ( – 98 円 ) |
終 値 | 1,454 円 ( – 94 円 ) |
寄付出来高 | 20,300 株 |
寄付出来高/公募数 | 1.88 % |
1日の出来高 | 233,200 株 |
- コメント
○寄り付いてから1時間程度は公募価格付近で粘ったものの、その後は地合い悪化とともに売りが増えてズルズル下げてしまいました。
これだけ市況が悪化してしまうとどうしようもないですね。公募価格で逃げられる場面があっただけマシという感じでしょうか。