- 20年2月3日、ステムリム(4599)の立会外分売が発表されました。
- 20年2月13日、 分売価格の決定
[ステムリム]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ステムリム(4599) |
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上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 医薬品 |
事 業 内 容 | 阪大発のベンチャー企業。生きた細胞や組織に頼らず、医薬品の投与のみで再生医療と同等の治療効果を得られる「再生誘導医薬」の実用化を目指す。 |
分売データ
発表日 | 2020年2月3日 |
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分売株数 | 1,700,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 14.57 億程度 |
申込数量 | 上限 10,000 株 |
実施予定日 | 2月14日~2月18日 |
実施日 | 2月14日 |
分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売に よる株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 857 円 |
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実施前日終値 | 766 円 |
発表日からの騰落率 | –10.62 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–4.49 % |
分売価格 | 744 円 |
割引率 | –2.87 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 133,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 5.94 倍 |
分売数/月平均出来高 | 12.72 倍 |
買い板 | 9万8千株 程度 |
売り板 | 5万7千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年7月期会社予想(数値は前期比) 売上高:300%増 営業利益:赤字拡大 経常利益:赤字拡大 純利益:赤字拡大 |
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自己資本比率 | 99.2 % |
会社予想PSR(今期) | 97.94 倍 |
会社予想PER(今期) | – 倍 |
実績PBR | 3.88 倍 |
ROE | – % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・昨年8月にマザーズへ上場しています。上場からちょうど半年が経過しており、今回はロックアップ解除に伴う大株主からの売出と思われます。○業績・指標
・業績:バイオベンチャーなので、赤字が続いています。今期は費用先行がかさんで赤字拡大の見通し。○見通し
・需給動向:分売数は170万株、発行株ベースで3.23%程度と多め。月の平均出来高は13万株程度で流動性の改善が必須。上場してから半年程度のバイオベンチャーで目立った実績もなく、逆に減資を行うなど財務のやりくりに苦労している様子が伺えます。ロックアップ解除に伴い需給悪化も懸念されており、現状では見送りとなりそうです。・株価動向:上場の初値は930円でした。その後1,088円まで上昇した後に800円付近まで下落。直近は850~975円のレンジ相場となっています。
上場来安値は797円となっており、この辺が一つの目安になりそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は10.6%下落。今日は前日比4.5%近く下落。分売価格は25日線(880円)より16%下に乖離し、年初来安値(765円)を下回る水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は42.63万株。出来高は増えていますが、分売数に比べると不安が残るでしょうか。○見通し:【朝の気配次第、買いがよほど多くなければ見送り】
・株価は発表後に調整が進み、今日は800円を大きく割って年初来安値を更新しました。分売価格は必然的に年初来安値を下回る水準ですが、分売数がかなり多いことを踏まえると、現在の水準が底値とは言いづらい気がします。一応朝の気配を見ますが、買いが相当多くなければ無難に見送りとします。・800円付近が節目と見ていましたが、今日はあっさり割り込みました。早期に800円を回復できればいいのですが、需給悪化でもたつくようだともう一段下げても不思議では無さそうです。
実施結果
始 値 | 745 円 ( + 1 円 ) |
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高 値 | 745 円 ( + 1 円 ) |
安 値 | 730 円 ( – 14 円 ) |
終 値 | 731 円 ( – 13 円 ) |
寄付出来高 | 207,800 株 |
寄付出来高/分売数 | 12.22 % |
1日の出来高 | 666,700 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比21円安で取引開始。一旦始値付近まで戻したものの、その後はじり安の展開が続きました。結局731円で引けています。○170万株の売出に対し、約定したのは105.52万株でした。IPOに続いて分売でも不人気ぶりを見せつける形に・・・ザラ場でも目立った買いが入らず、終日冴えない展開でした。分売価格まで早期に戻せないようだと、見切り売りが増える可能性もあり、しんどくなりそうです。