- 20年1月6日、 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 20年1月15日、 公募価格の決定
[伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493) |
---|---|
スポンサー | 伊藤忠商事 |
投資先 | 主に関東・関西の物流施設へ投資。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2020年1月6日 |
---|---|
公募・売出株数 | 公募:123,357 口 (OA:5,500 口) |
吸収金額(発表日時点) | 153.21 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 1月15日~1月20日 → 1月15日 |
受 渡 日 | 2月4日 |
PO実施の目的 | 取得を予定している新たな特定資産の取得資金の一部に充当。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(56,610口) 大和証券(27,807口) |
引受会社(幹事) | みずほ証券(7,945口) 野村證券(5,958口) SBI証券(993口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 118,900 円 |
---|---|
仮 条 件 | – 2.5 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 121,700 円 |
公 募 価 格 | 116,350 円 |
割 引 率 | –2.50 %(予想分配金2,366円を控除) |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 1,000 株 |
---|---|
信用残/月平均出来高 | 1.09 株 |
公募数/月平均出来高 | 127.08 倍 |
買い板 | 610 株程度 |
売り板 | 780 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 116,230 円 |
---|---|
N A V 倍 率 | 1.00 倍 |
N O I 利 回 り | 4.98 % |
L T V | 41.94 % |
決 算 月 | 1月、7月 |
格 付 け | A+ (JCR) |
予 想 分 配 金(年 間) | 4,879 円 |
分 配 金 利 回 り | 4.19 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:上位 NOI利回り:中位 LTV:上位 分配金利回り:中位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄:2018年9月に上場しており、上場後では初めての公募増資となります。
上場時は公募割れしてしばらく冴えない展開でしたが、昨年7月に公募価格の水準まで戻し、その後は好調な地合いに乗って株価が大きく上昇しています。○指標:指標はそこそこ良い感じです。NAV倍率は1倍ちょっとで割安感があり、利回りも物流系リートの中では上位に位置しています。なお、大手スポンサー系の位置づけですが、上場してから日が浅いこともあり格付けはシングルAに止まっています。今後ダブルAの格付けを獲得できれば、機関投資家からの買い需要も増えそうでしょうか。
○見通し
・需給動向:公募総数は123,357口、希薄化比率は36.1%と規模が大きめ。月の平均出来高は1,000口程度で流動性に難があり。権利月を跨ぐため5千円程度のディスカウントがありそうですが、規模が大きいのがやはり不安要素ですね。地合いは先月に比べれば改善しているのがプラス材料ですが、値決めまで様子を見たいと思います。・株価動向:昨年8月から急ピッチで上昇し、10月下旬に13.18万円の上場来高値を記録。その後11万付近まで一旦調整しますが、再び持ち直し、現在は12万円前後に位置しています。
利回りから逆算した株価は4.25%で11.48万円、4.5%で10.84万円となっています。直近は26週線が支持線となっており、現在は11.3万円付近を通過中。ということで、公募価格が11万円台前半で決まれば多少はリスクを軽減出そうでしょうか?
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2.3%上昇。公募価格は25日線よりやや下に位置。○見通し
・発表後に株価はやや上昇しました。公募価格は11万円台後半で25日線付近の水準となり、権利落ちがあることを考えると微妙ですね・・・増資の規模も大きいため、権利落ちまでにどの程度上昇するかに掛かってきそうです。直近の高値12.5万円まで上昇すれば、受け渡しでも何とかなりそうでしょうか?
実施結果
始 値 | 120,000 円 ( + 3,650 円 ) |
---|---|
高 値 | 124,000 円 ( + 7,650 円 ) |
安 値 | 120,000 円 ( + 3,650 円 ) |
終 値 | 122,500 円 ( + 6,150 円 ) |
寄付出来高 | 8,744 株 |
寄付出来高/公募数 | 8.34 % |
1日の出来高 | 27,426 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比5,300円安で取引開始。その後は順調に買い戻され、一時12.4万まで上昇。大引けにかけてはやや売りが入りました。結局12.25万円で引けています。○配当落ち後はかなり下げてしまったものの、受渡日でも12万円台を維持しました。寄り付きでも3%超の利益となり、非貸借銘柄としては上々の成績だったのではと思います。