PO[価格決定]:MCUBS MidCity投資法人 (3227)

  • 19年11月5日、MCUBS MidCity投資法人 (3227)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 19年11月13日、 公募価格の決定

[MCUBS MidCity投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド MCUBS MidCity投資法人 (3227) 
スポンサー 三菱商事、UBS 
投資先 主に三大都市圏のオフィスビルへ投資。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2019年11月5日 
公募・売出株数 公募: 134,000 口 
(OA:7,000 口) 
吸収金額(発表日時点) 175.40 億 程度 
価 格 決 定 日 11月13日~11月18日 → 11月13日 
受 渡 日 11月20日~11月25日 → 11月20日 
PO実施の目的 取得を予定している特定資産の取得資金の一部に充当。
引受会社(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(41,265口) 
野村證券(22,925口) 
みずほ証券(22,925口) 
引受会社(幹事) SMBC日興証券(2,751口) 
SBI証券(1,834口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 124,400 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 113,600 円 
公 募 価 格 110,760 円 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 6,660 株 
信用残/月平均出来高 0.12 株 
公募数/月平均出来高 21.17 倍 
買い板 1,400 株程度 
売り板 2,300 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建あり 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 98,561 円 
N A V 倍 率 1.12 倍 
N O I 利 回 り 4.40 % 
L T V 41.99 % 
決 算 月 12月、6月 
格 付 け AA- (JCR) 、 A+ (R&I) 
予 想 分 配 金(年 間) 3,985 円 
分 配 金 利 回 り 3.60 % 
他REITとの比較 NAV倍率:下位 
NOI利回り:下位
LTV:上位 
分配金利回り:下位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄
    18年2月以来、およそ1年9カ月ぶりの公募増資となります。
    前回は7万円台でのPOでしたが、ここ2年で株価は上昇し続け12万円台に突入・・・今回は上場来の高値圏で増資を行う形となります。

    ○指標
    株価が上昇していることもあり、LTV以外はいずれも下位に位置。前回POの時にはNAV倍率が1倍前後、利回りが4%台後半だったので、株価がいかに上昇しているかを表しています。格付けがAA-に上がったとはいえ、利回り3%台前半ではちょっと手を出しづらいですね。
    なお、前回の時は保有物件が含み損を抱えていましたが、近年の不動産価格高騰により解消されているようです。

    ○見通し
    ・需給動向:希薄化比率は8.6%、吸収金額は175億程度。比率で言うと前回よりやや小さいですが、株価が上昇しているので金額ベースでは前回より大きいです。なお、今回から貸借銘柄となっているため、空売りのカバーには期待できそうです。
    市況については、REIT指数が2,250P付近で頭打ち、国債先物は下落傾向、米国債10年物は反転基調となっています。地合いとしてはあまり良くなく、9月案件のような好成績を期待するのは難しいかも?まずはディスカウント相当の利益を確保するのが目標となるでしょうか。

    ・株価動向:昨年は7.5万~9万で推移していましたが、今年に入ると急ピッチで上昇を続け、先月には12.8万円まで上昇しました。現在は12.5万付近で推移。
    利回りから逆算した株価は3.5%で11.38万円、3.75%で10.62万円となっています。13週線が11.65万円、26週線が11万円付近を通過していることから、公募価格が11万円台前半で決まれば多少は値頃感も出そうでしょうか?

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は8.68%下落。公募価格は25日線より10%下に乖離し、26週線付近に位置。
    ○信用状況:空売りはほとんど入ってないようです。

    ○見通し
    ・発表後に株価は大きく調整しました。MidCityに限らず、リート全般で調整モードとなっています。市況については、米国10年債金利の上昇傾向、国債先物の下落傾向は先月と変わらないですが、REIT指数が大きく下落してるのが不安要素。損益は金利の動向次第になると思います。金利の上昇が一服すれば公募割れの可能性は低そうですが、金利の上昇が止まらないようだと公募割れの可能性も考えておく必要がありそうです。

    ・チャートを見ると、株価は26週線に近づいています。地合いが好転すれば押し目のチャンスですが、現時点では何とも言えない感じですね。

実施結果

始 値 120,300 円 ( + 9,540 円 )
高 値 122,000 円 ( + 11,240 円 )
安 値 120,000 円 ( + 9,240 円 )
終 値 121,900 円 ( + 11,140 円 )
寄付出来高 18,284 株
寄付出来高/公募数 12.97 %
1日の出来高 45,926 株
  • コメント
    ○前日比1,200円安で寄り付き、一旦12万円まで下げた後は徐々に買い戻されていきました。結局12.19万円で引けています。

    ○値決めまでは金利が上昇、値決め後は金利が低下・・・という理想的な地合いとなり、結果的には受渡日寄りで8.6%の利益を叩き出す好成績となりました。株価も25日線にタッチしており、このラインをブレイクするようだとさらなる上値追いも期待できそうです。

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