- 19年9月2日、ニホンフラッシュ(7820)の立会外分売が発表されました。
- 19年9月9日、 分売価格が決定されました。
[ニホンフラッシュ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ニホンフラッシュ(7820) |
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上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | その他製品 |
事 業 内 容 | 内装ドアを中心とした住宅内装システム部材の生産が主力。マンション向けの内装ドアでは国内トップ。売上の半数以上を中国向けが占める。 |
分売データ
発表日 | 2019年9月2日 |
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分売株数 | 160,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 3.93 億程度 |
申込数量 | 上限 200 株 |
実施予定日 | 9月10日~9月13日 |
実施日 | 9月10日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的とする。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,454 円 |
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実施前日終値 | 2,522 円 |
発表日からの騰落率 | +2.77 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+3.23 % |
分売価格 | 2,459 円 |
割引率 | –2.50 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 23,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 0.35 倍 |
分売数/月平均出来高 | 2.01 倍 |
買い板 | 1万6千株 程度 |
売り板 | 1万4千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:25.4%増 営業利益:29.4%増 経常利益:25.4%増 純利益:20.8%増 1Q決算時点での進捗度は売上高が15%、利益が9~10%程度。 |
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自己資本比率 | 75.0 % |
会社予想PSR(今期) | 0.99 倍 |
会社予想PER(今期) | 10.27 倍 |
実績PBR | 1.62 倍 |
ROE | 15.8 % |
予想配当 | 50 円 |
配当利回り | 2.03 % |
配当性向 | 20.9 % |
同業他社との比較 | PER:平均並み PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・ニホンフラッシュは住宅内装部材のメーカーです。社名の由来はフラッシュドアから来ているとのこと。
3月の時点で株主数が2,254名となっており、株主数を増やして2部落ちを回避するための分売と思われます。○業績・指標
・業績:近年の業績は好調です。今期は2割以上の増収増益の見通し。中国で住宅建設時に内装工事を義務づける政策が取られており、内装部材を手がける日本フラッシュにも追い風が吹いているようです。ただ、市場予想は会社予想より弱気となっているのが気になります。中国の景気減速を警戒している感じでしょうか?・指標:同業他社と比べてPERは平均並み、PBRは割高のようです。業績が好調なわりにはPERが他社と同程度となっており、ある意味割安かも?
○見通し
・需給動向:分売数は16万株、発行株ベースで1.28%。月の平均出来高は8万株程度ですが、直近は5万株を切っており、もう少し出来高が増えて欲しいところ。ファンダはよいので、下がった所では買いが入るのではと見ています。なお、ボラティリティは比較的大きめの銘柄なので、動意付いた時は注意が必要かもしれません。・株価動向:昨年末に1,507円まで下落した後は上昇基調に転換。8月上旬に3,150円まで上昇しますが、その後は調整モードに入ってしまい、現在は2,400円台に位置。株価は65日線を少し割り込んだ2,400円で下げ止まりの傾向を見せています。今年は何回か押し目を作りながら上昇してきましたが、2,400円で下げ止まれば同様のパターンとなるでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2.77%上昇。今日は前日比3.2%上昇。分売価格は25日線から7%下に乖離し、発表日終値とほぼ同水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は7.76万株。流動性は問題無さそうですが、この吊り上がり具合だとハイカラの設定がなかった可能性も?朝の気配を見ておく必要がありそうです。○見通し:【朝の気配次第、買いが多くなければ見送り】
・今日は3%吊り上がってしまい、分売価格は発表日終値とほぼ同じ水準に。今日の始値よりも高く、値頃感はあまり無いです。25日線からは乖離しており、PERをみればまだ割安なのですが・・・今日の騰げっぷりだとハイカラの設定がなかった可能性もありそうで、明日の寄り付きは微妙かもしれません。参加は明日朝の気配次第とし、買いが多くなければ見送りとします。・株価は先週後半から2,300円台後半で下げ止まる傾向に。明日も順調に買い戻されるなら2,600円台が見えてきそうですが、逆に2,400円を割り込むようだと下値を試す展開になりそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 2,456 円 ( – 3 円 ) |
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高 値 | 2,456 円 ( – 3 円 ) |
安 値 | 2,355 円 ( – 104 円 ) |
終 値 | 2,365 円 ( – 94 円 ) |
寄付出来高 | 40,800 株 |
寄付出来高/分売数 | 25.50 % |
1日の出来高 | 216,000 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比66円安で取引開始。その後は一度も始値を上回ることはなく、終日だだ下がりの展開となりました・・・結局2,365円で引けています。○昨日の上げ一辺倒とは一転し、今日は下げ一辺倒となりました。ここまで対称的に動くのはなかなか見ないと思います。寄り付きこそ分売価格前後を維持しましたが、その後は下げる一方で厳しい1日となりました。やはり、無駄に吊り上がった分売には手を出さない方が良さそうですね。
株価は2,350円付近で下げ止まった格好です。このラインを維持できればいずれ反発するかもしれないですが、2,350円を割るようだと下押しする可能性も出てきそうです。