- 19年8月15日、 タカラレーベン不動産投資法人(3492)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 19年8月26日、 公募価格が決定されました。
[タカラレーベン不動産投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | タカラレーベン不動産投資法人(3492) |
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スポンサー | タカラレーベン、PAG、共立メンテナンス、ヤマダ電機 |
投資先 | 四大都市圏を中心としたオフィス、住宅、ホテル及び商業施設などへ投資。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(8/16より売り禁) |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2019年8月15日 |
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公募・売出株数 | 公募:117,000 口 (OA:5,581 口) |
吸収金額(発表日時点) | 150.81 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 8月26日~8月28日 → 8月26日 |
受 渡 日 | 9月3日~9月5日 → 9月3日 |
PO実施の目的 | 取得を予定している新たな特定資産の取得資金の一部に充当し、残余を借入金の返済資金の一部に充当。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(64,525口) みずほ証券(28,466口) |
引受会社(幹事) | 野村證券(948口) SBI証券(948口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 128,900 円 |
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仮 条 件 | – 2.5 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 124,600 円 |
公 募 価 格 | 117,000 円 |
割 引 率 | –2.50 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 7,200 株 |
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信用残/月平均出来高 | 1.13 株 |
公募数/月平均出来高 | 16.19 倍 |
買い板 | 4,000 株程度 |
売り板 | 3,000 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 114,308 円 |
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N A V 倍 率 | 1.02 倍 |
N O I 利 回 り | 5.09 % |
L T V | 47.81 % |
決 算 月 | 8月、2月 |
格 付 け | – |
予 想 分 配 金(年 間) | 6,700 円 |
分 配 金 利 回 り | 5.73 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:中位 NOI利回り:中位 LTV:下位 分配金利回り:上位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:2,500円相当のヤマダ電機買物優待券(2月、8月権利:10口以上保有で対象)
- コメント
○銘柄:昨年7月にREIT市場へ上場しています。上場から1年弱で初の公募増資を行う形となります。タカラレーベンがメインスポンサーですが、サブスポンサーにヤマダ電機などが入っており、今回取得予定の物件にもヤマダ電機の店舗が含まれています。○指標:指標はまずまずといった感じ。高利回り系としては珍しくNAV倍率が高めですが、直近で株価が急騰したためのようです。ただ、分配金利回りは5%台を維持しています。
○見通し
・需給動向:公募総数は11.7万口、希薄化比率は33.9%と高め。貸借銘柄なら何とかなるかと思いましたが、即日で売り禁となりました。分が悪い感じに見えますが、今期の予想分配金は4,600円程度となり、ディスカウントは7,000~8,000円程度となりそう。値決めまでに調整が進めば、公募割れは回避できそうでしょうか?逆に権利月ということでガンガン騰がるようだと、その後の配当落ちがきつくなりそうで厳しいかも。
とりあえず来週まで様子見となりそうです。・株価動向:5月くらいまでは9.5万円付近に位置していましたが、その後は上昇基調となり、先月からは急ピッチで上昇しています。1ヶ月で3万近く上昇し、8月7日には13.4万円の高値を付けました。直近の急騰で25日線からもかなり乖離しており、なんとか調整して欲しいところ。
利回りから逆算した株価は6%で11.15万、5.75%で11.65万です。公募価格が11.15万前後で決まれば値頃感が出そうですが、どうなるでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は3.3%下落。公募価格は25日線より7%下へ乖離。○見通し
・発表後に一旦調整が入り、公募価格は11万円台後半となりました。利回りは5.73%となり、まずまずの水準でしょうか。またディスカウントは7,600円となり、そこそこ値幅があります。先週は12万円前後で下げ止まる形跡も見せており、派手な公募割れの可能性は低そうでしょうか?・空売りのカバーは期待できないので、損益は地合い次第となりそうです。REIT指数は高値圏でもみ合い中のため、さらなる上値追いは難しいかも?権利落ちとなる29日以降の株価が12万円を維持できれば問題無さそうですが、ズルズル下がるようだとしんどいですね。
実施結果
始 値 | 117,000 円 ( ± 0 円 ) |
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高 値 | 117,300 円 ( + 300 円 ) |
安 値 | 115,200 円 ( – 1,800 円 ) |
終 値 | 115,200 円 ( – 1,800 円 ) |
寄付出来高 | 12,045 株 |
寄付出来高/公募数 | 12.69 % |
1日の出来高 | 28,245 株 |
- コメント
○前日比1,200円安で寄り付き、その後はズルズルと下げる展開に・・・目立った上昇もなく、終日厳しい展開でした。結局11.52万の安値引けとなっています。○寄り付きこそ何とか公募価格と同値だったものの、その後は散々な値動きでした。条件的には同時期のサンケイリートの方が割れる可能性あるかもと思っていましたが、結果は逆でしたね・・・公募割れしたことで投げ売りを招いたのかもしれません。ただ、終値での利回りは5.8%に上昇しました。公募の影響が抜ければ、高利回りを求めて買われる時期はいずれ来ると見ています。