PO[価格決定]:新生銀行 (8303)

  • 19年8月8日、  新生銀行 (8303)の売出(PO)が発表されました。
  • 19年8月20日、 売出価格が決定されました。

[新生銀行]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド  新生銀行 (8303) 
上 場 先 東証1部(日経平均採用銘柄) 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種  銀行業 
事 業 内 容 旧長銀を前身とする普通銀行。現在は消費者金融事業で利益の大半を稼ぐ構造。

POデータ

発 表 日 2019年8月8日 
公募・売出株数 国内売出:13,883,600 株 
海外売出:29,651,400 株 
(OA:2,082,500 株) 
吸収金額(発表日時点) 国内売出:259.77億 程度 
海外売出:482.43億 程度 
価 格 決 定 日 8月20日~8月23日 → 8月20日 
受 渡 日 8月27日~8月30日 → 8月27日 
PO実施の目的 投資ファンドJCフラワーズなどが保有する株式の大半について、売却の意向が示されたため。
引受会社(主幹事) 野村證券 
シティグループ証券 
メリルリンチ日本証券 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,627 円 
仮 条 件 –  % ~ –  % 
価 格 決 定 日 終 値 1,430 円 
公 募 価 格 1,387 円 
割 引 率 –3.01 % 

信用データ

信用残/月平均出来高 0.26 倍 
公募数/月平均出来高 17.36 倍 
買い板 28万5千株 程度 
売り板 76万1千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
純利益:1.3%増 
1Q決算時点での進捗度は利益が22%程度。
自 己 資 本 比 率 9.3 % 
予想PSR(会社予想) 0.95 倍 
予想PER(会社予想) 6.37 倍 
実 績 P B R 0.38 倍 
R O E 5.9 % 
予 想 配 当 – 円(未定) 
配 当 利 回 り – % 
配 当 性 向 – % 
同業他社との比較 PER:平均並み PBR:割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    新生銀行の株式売出が発表されています。
    約20年前に旧長銀が破綻した際、受け皿として投資ファンドの旧リップルウッドとJCフラワーズが名乗りを上げ、新生銀行として再出発する形となりました。
    今回は筆頭株主であるJCフラワーズが保有株の大半を売り出すようです。新生銀行は公的資金の返済も終わっておらず、近年の業績も頭打ちの状態でした。その状況で筆頭株主が見切り売りに出た形となり、今後の経営がどうなるかは気がかりですね。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は横ばい傾向。通期予想は純利益のみ開示しており、今期は増益の見通し。1Qの利益は市場予想を上回っていました。

    ・指標:同業他社と比較してPERは平均並み、PBRは割安のようです。ただ公的資金の返済が終わってないためか、他の銀行株に比べて配当がかなり少ないです。業績が好調というわけでもなく、割安のまま放置されている感もあります。

    ○見通し
    ・需給動向:国内のPO総数は1,388.36万株、発行株ベースで6.16%程度。月の平均出来高は80万株程度で、流動性の改善が必須。売り禁にならなければ何とかなりそうですが・・・値決めまで期間が空くので、しばらく様子見となりそうです。

    ・株価動向:年末に1,238円まで下落した後は徐々にレンジを切りあげ、現在は1,600円台に位置。直近だと1,330円が安値となっており、売出価格がこのラインを下回るようなら、値頃感も出てきそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は12.1%下落。売出価格は25日線より13%下へ乖離。
    ○信用状況:空売りは先週末の時点で売出数の2.5割近く入っているようです。

    ○見通し:もう少し調整が進むかと思いましたが、1,400円付近で下げ渋りました。売出価格は1,400円を切っていますが、もう少し下げて欲しかったところ。
    空売りは現時点でもそこそこ入っており、条件としては多少良くなったと思います。ただ、安い水準でも買いが入るかは微妙なところ。普通であれば銀行株は高配当銘柄が多いセクターですが、新生銀の場合は配当が少ないためバリュー株としての魅力に欠けます。
    今のところ売り禁にはなってないので、派手に割れる可能性は低いと見ていますが・・・好成績を期待するのは難しそうでしょうか?日経平均採用銘柄なので、指数と需給要因に期待するしか無さそうです。

実施結果

始 値 1,443 円 ( + 56 円 )
高 値 1,465 円 ( + 78 円 )
安 値 1,426 円 ( + 39 円 )
終 値 1,430 円 ( + 43 円 )
寄付出来高 5,168,900 株
寄付出来高/公募数 37.23 %
1日の出来高 16,775,200 株
  • コメント
    ○前日比11円高で寄り付き、一旦1,465円まで上昇するも勢いは続かず。その後は1,430~1,455円の間で動く展開となりました。結局1,430円で引けています。

    ○期間中はしっかりした値動きが続き、1,400円を割れることはほぼありませんでした。寄り付きで売った場合でもも4%超の好成績となっています。
    前日まで日経平均はかなり乱高下していましたが、あまり影響はなかったように思います。ここまで安定した値動きになるとは思わず、完全に読みを外す形となってしまいました・・・

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