立会外分売[価格決定]：ハピネス・アンド・ディ(3174)

• 19年7月18日、ハピネス・アンド・ディ(3174)の立会外分売が発表されました。
  ※先日延期をしていた分の再発表となります。
• 19年7月25日、 分売価格が決定されました。

[ハピネス・アンド・ディ]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	ハピネス・アンド・ディ(3174)
上場先	JASDAQスタンダード
信用貸借区分	信用
業種	小売業
事 業 内 容	ブランド品(バッグ・財布・時計・ジュエリー)の販売を行うセレクトショップを全国に展開。自社のプライベートブランドも手がける。

分売データ

発表日	2019年7月18日
分売株数	60,000 株
吸収金額(発表日時点)	0.68 億程度
申込数量	上限 500 株
実施予定日	7月26日～7月30日
実施日	7月26日
分売実施の目的	一定数量の売却意向があり、会社として検討した結果、立会外分売による株式の流動性向上及び株式分布状況の改善を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値	1,135 円
実施前日終値	1,114 円
発表日からの騰落率	–1.85 ％
実施2日前 からの騰落率	–1.94 ％
分売価格	1,081 円
割引率	–2.96 ％

信用データ

月平均出来高(発表時)	6,000 株 程度
信用残/月平均出来高	3.77 倍
分売数/月平均出来高	9.38 倍
買い板	1万3千株 程度
売り板	1万8千株 程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→なし  SBI証券→HYPER空売り有り

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績	○19年8月期会社予想(数値は前期比)  売上高：3.6％増　営業利益：6.2％増  経常利益：6.6％増　純利益：3.7％増  3Q決算時点での進捗度は売上高が76％、利益が92～96％程度。
自己資本比率	22.7％
会社予想PSR(今期)	0.13 倍
会社予想PER(今期)	9.55 倍
実績PBR	1.08 倍
ROE	11.3 ％
予想配当	26 円
配当利回り	2.41 ％
配当性向	23.0 ％
同業他社との比較	PER：割安か　PBR：割安か

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待(8月権利)
  ・株主優待割引券(10％割引。枚数は保有株数に応じる)
  ・2,000円相当の優待券(枚数は保有株数に応じる)
  ・10,000円相当のネックレス

• コメント
  ○銘柄・分売について
  ・2013年7月以来、およそ6年ぶりの分売となります。
  先週、分売の延期を発表したばかりでしたが、1週間経たずに再度発表がありました。
  なお、今回の分売と同時にブランド品買取を行うSOUとの業務提携も併せて発表されています。分売を延期したのはこの発表が絡むせいだったようですが、ちょっと意図が露骨すぎる気もしますね・・・

  ○業績・指標
  ・業績：16年度までは減益傾向でしたが、17年度から業績が改善。今期も増収増益の見通し。なお、例年2Qと3Qで利益の大半を稼ぐ構造となっています。利益進捗率が9割超ですが、1Qと4Qではほとんど利益が出ないようです。

  ・指標：同業他社と比べて割安のようです。

  ○見通し
  ・需給動向：分売数は6万株、発行株ベースで2.37％程度。月の平均出来高は6千株程度しかなく、流動性にやや難があります。ただ、業務提携の話が出て注目されたこともあり、来週までなら出来高もある程度増えそうでしょうか？吊り上がりすぎると分が悪くなりそうですが。

  ・株価動向：昨年末に651円まで下落した後は上昇基調となっています。現在は1,100円台に位置。直近は25日線が支持線となっており、1,100円を切る水準で分売価格が決まるようだと値頃感も出るでしょうか。来月が権利月でもあるため、下がった所は押し目の機会かもしれません。

実施前日時点

• コメント
  ○株価動向：発表日以降、株価は1.85％下落。今日は前日比2％近く下落。分売価格は25日線から4.5％下に乖離し、13週線よりやや上に位置。
  ○信用・需給状況：前日の出来高は2万株。流動性は改善傾向ですが、やや物足りない感も。朝の気配をチェックする必要がありそうです

  ○見通し：【朝の気配次第】
  ・分売価格は25日線から若干離れ、13週線に近い水準です。直近は25日線が支持線になっていること、3月以降は13週線を割れてないことを踏まえると、悪くても分売価格±10円の幅で寄り付きそうでしょうか？分売価格のPERは10倍を切っているため、この辺まで下げれば買い戻しが入ると見ていますが・・・ただ需給にはやや不安があるため、一応朝の気配を見てから参加を決めたいと思います。

  ・発表翌日に株価は1,280円まで上昇しましたが、すぐに失速して盛大な上ヒゲを付ける形に。結果的に行ってこいのチャートになっています。これまでは25日線を割ってもすぐ戻していましたが、明日以降このライン(1,130円前後)まで戻すかどうかがポイントになりそうです。

実施結果

始　値	1,110 円 ( + 29 円 )
高　値	1,121 円 ( + 40 円 )
安　値	1,105 円 ( + 24 円 )
終　値	1,113 円 ( + 32 円 )
寄付出来高	30,200 株
寄付出来高/分売数	50.33 ％
1日の出来高	57,300 株

• コメント
  ○前日比4円安で寄り付き、その後はジワジワと買い戻されて12時半頃に1,121円まで上昇。大引けにかけては1,110円台で推移しました。結局1,113円で引けています。

  ○寄り付きでもそこそこ買いが入り、終日1,100円台を安定して維持しました。ただ京の出来高は分売数を上回っておらず、やや閑散としたザラ場でした。下値は底堅そうですが、上値が軽くなるにはもう少し時間が掛かりそうです。