- 19年5月14日、ニーズウェル (3992)の立会外分売が発表されました。
- 19年5月30日、 分売価格が決定されました。
[ニーズウェル]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ニーズウェル (3992) |
|---|---|
| 上場先 | 東証2部 |
| 信用貸借区分 | 貸借 |
| 業種 | 情報・通信 |
| 事 業 内 容 | システムインテグレーター(SI)。業務系のアプリケーション開発、基盤構築、組込系システムの開発が中心。金融系の業務システム開発に強みを持つ。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年5月14日 |
|---|---|
| 分売株数 | 380,500 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 2.41 億程度 |
| 申込数量 | 上限 200 株 |
| 実施予定日 | 5月31日～6月6日 |
| 実施日 | 5月31日 |
| 分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部銘柄指定の申請を行っており、株式の分布状況の改善及び株式の流動性向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 634 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 558 円 |
| 発表日からの騰落率 | –11.99 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–4.29 ％ |
| 分売価格 | 547 円 |
| 割引率 | –1.97 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 34,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 5.96 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 11.19 倍 |
| 買い板 | 2万9千株 程度 |
| 売り板 | 1万6千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○19年9月期会社予想(数値は前期比) 売上高：10.9％増 営業利益：8.9％増 経常利益：8.1％増 純利益：6.4％増 2Q決算時点での進捗度は売上高が47％、利益が51～53％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 65.4 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 0.81 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 13.37 倍 |
| 実績PBR | 2.56 倍 |
| ROE | 19.1 ％ |
| 予想配当 | 13.5 円 |
| 配当利回り | 2.47 ％ |
| 配当性向 | 33.0 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：平均並み PBR：割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：なし
- コメント
○銘柄・分売について
・昨年5月以来、およそ1年ぶりの分売となります。
17年9月にJASDAQへ上場、昨年6月に東証2部へ市場変更しています。
1部昇格にあたっては株主数が不足している可能性があり、今回の分売で要件をクリアできそうです。○業績・指標
・業績：近年の業績は堅調に伸びています。今期は5期連続増収増益の見込み。派手に業績が伸びているわけではないですが、安定して右肩上がりになっている点は評価できると思います。・指標：同業他社と比べて割高となっています。
○見通し
・需給動向：分売数は38.05万株、発行株ベースで4.5％と多め。月の平均出来高が3.4万株程度となっており、分売を捌くにはやや不安な気も。ただ今回は貸借銘柄になっていることもあり、空売りが積み上がれば何とかなるかもしれません。流動性の改善と合わせて前日まで様子を見たいと思います。・株価動向：昨年5月に900円近くまで上昇した後は下落基調へ。年末から3月までは500円を下回る時期もありましたが、現在は600～700円のレンジで動いているようです。13週線が580円付近を通過しており、この辺まで調整すれば短期的な反発も期待できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は12％弱下落。今日は前日比4.3％弱下落。分売価格は25日線から11％下へ乖離。
○信用・需給状況：前日の出来高は19.9万株。流動性は改善しており、何とか分売を捌けそうな感じには見えます。また、空売りは貸借残ベースで3割近く入っており、ある程度買い戻しは期待できそうです。○見通し：【打診程度で参加予定、地合いが悪すぎるようなら見送り】
値引きが渋く、分売価格は今日の安値と同じ水準に。ただ3月以来の安値圏ではあり、PERも13倍台に低下しています。空売りも積み上がってることから、悪くても分売価格前後で寄り付くのではないかと見ています。
寄った後は売り方の買い戻し次第と思われますが、一時期は500円切るまで下げた銘柄なので、一応値崩れには注意しておいた方が良さそうです。
実施結果
| 始 値 | 567 円 ( + 20 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 638 円 ( + 91 円 ) |
| 安 値 | 565 円 ( + 18 円 ) |
| 終 値 | 580 円 ( + 35 円 ) |
| 寄付出来高 | 178,500 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 46.91 ％ |
| 1日の出来高 | 1,505,300 株 |
- コメント
○前日比9円高で寄り付き、一気に買い戻されて638円まで急騰。ただ、その後は地合いが悪かったこともあり徐々に失速。大引けにかけては600円を割り込む形となりました。結局580円で引けています。○思ったより高く寄り付き、踏み上げを警戒してか30分足らずで急速に買い戻されました。高値に近い所で処分すればかなりの好成績となりました。ただ、買い戻しが一巡した後はじり安の展開に・・・チャート上では大きな上ヒゲが付いた形となり、本格的な上昇にはもう少し時間が掛かるのかも？