- 19年3月4日、ソウルドアウト (6553)の売出(PO)が発表されました。
- 19年3月12日、 売出価格が決定されました。
[ソウルドアウト]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ソウルドアウト (6553) |
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上 場 先 | 東証マザーズ(3/22より東証1部へ市場変更) |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | サービス業 |
事 業 内 容 | 中小・ベンチャー企業向けのWebマーケティング支援事業が主力。 |
POデータ
発 表 日 | 2019年3月4日 |
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公募・売出株数 | 売出:997,000 株 (OA:143,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 43.32 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 3月12日~3月14日 → 3月12日 |
受 渡 日 | 3月22日 |
PO実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性の向上を目的とする。 |
引受会社(主幹事) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(897,400株) |
引受会社(幹事) | いちよし証券(59,800株) SBI証券(39,800株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 3,800 円 |
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仮 条 件 | – 4.0 % ~ – 7.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 4,060 円 |
公 募 価 格 | 3,857 円 |
割 引 率 | –5.00 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 14,000 株 |
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信用残/月平均出来高 | 3.05 倍 |
公募数/月平均出来高 | 67.36 倍 |
買い板 | 9千株 程度 |
売り板 | 1万4千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年12月期通期決算(数値は17年3月期比) 売上高:40.9%増 営業利益:19.3%増 経常利益:20.6%増 純利益:21.6%増 ○19年12月期会社予想(数値は前期比) |
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自 己 資 本 比 率 | 47.2 % (経営レバレッジ:2.12 ) |
予想PSR(会社予想) | 1.81 倍 |
予想PER(会社予想) | 49.97 倍 |
実 績 P B R | 14.82 倍 |
R O E | 29.7 % |
予 想 配 当 | 20 円 |
配 当 利 回 り | 0.52 % |
配 当 性 向 | 25.9 % |
同業他社との比較 | PER:やや割安か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・POについて
ソウルドアウトは17年7月にマザーズへ上場しています。
1部昇格にあたっては株主数と流通株式比率が不足しており、売出が成立すれば要件をクリアできる見込みです。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びており、前期は3期連続の2桁増収増益を達成。今期も2桁増収増益の見通し。ただ、前期決算・今期予想ともに予想コンセンサスを下回ったため、株価の評価はよろしくないようです。・指標:同業他社と比較してPERが割安、PBRが割高となっています。
○見通し
・需給動向:PO総数は99.7万株、発行株ベースでは11.07%。筆頭株主のオプトHLDと第2位株主のヤフーで発行株の7割近くを保有しており、浮動株がかなり少ないです。そのためか、月の平均出来高は1.5万株程度しかありません。この状態のままで売出を捌くのは厳しいように思います。
また、非貸借銘柄で1部昇格が絡むケースのPOは値決めまでに吊り上がることが多く、その場合は高い確率で公募割れします。今回は売出のみとなるため希薄化の要素はなく、恐らく株価は上昇しそう。需給条件も悪いので、現状では無難に見送りとなりそうです。・株価動向:昨年5月に5,850円の高値を付けた後は調整基調に。10月末には2,969円まで下落し、半年足らずで半値になった形に。11月以降は持ち直し、現在は3,500~4,000円のレンジに位置。
中期の平均線は3,800円付近を、長期の平均線は4,200円付近を通っています。3,800円は抜けそうなので、4,200円を上抜けできるかが当面の鍵になりそうです。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は6.8%上昇。売出価格は13週線よりやや上に位置。○見通し:価格決定と同時に、1部昇格が正式に発表されました。
やはり発表後に株価が上昇し、売出価格は発表日終値より高くなりました。またディスカウントが5%となっており、仮条件上限で決まりませんでした。思った以上に人気がなかったようです・・・流動性も改善しておらず、売出価格の水準も値頃感は無し。セオリー通りだと公募割れする可能性が高い上、上限で決まらないようだと分が悪すぎる印象。無難に見送りとします。
実施結果
始 値 | 3,900 円 ( + 43 円 ) |
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高 値 | 3,950 円 ( + 93 円 ) |
安 値 | 3,850 円 ( – 7 円 ) |
終 値 | 3,900 円 ( + 43 円 ) |
寄付出来高 | 41,400 株 |
寄付出来高/公募数 | 4.15 % |
1日の出来高 | 183,800 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比210円安で取引開始。その後は3,850~3,950園のレンジで動く展開となりました。結局3,900円で引けています。○期間中に失速するかと思いましたが、前日に4,110円まで上昇したのと寄り付きでの売り物が少なく、公募価格よりプラスで寄り付きました。結果的には読みを外した形になってしまいましたが、セオリーが崩れるのかどうかは次回以降の似たケースで確認してみたいと思います。