- 18年2月26日、フクビ化学工業(7871)の立会外分売が発表されました。
- 19年3月4日、 分売価格が決定されました。
[フクビ化学工業]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | フクビ化学工業(7871) |
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上場先 | 東証2部・名証2部 |
信用貸借区分 | 信用(東証2部)・貸借(名証2部) |
業種 | 化学 |
事 業 内 容 | 建築資材向け・産業資材向け合成樹脂製品の製造が主力。 |
分売データ
発表日 | 2019年2月26日 |
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分売株数 | 100,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 0.58 億程度 |
申込数量 | 上限 1,000 株 |
実施予定日 | 3月5日~3月8日 |
実施日 | 3月5日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況改善および流動性向上をはかるため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 578 円 |
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実施前日終値 | 597 円 |
発表日からの騰落率 | +3.29 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+1.70 % |
分売価格 | 580 円 |
割引率 | –2.85 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 4,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 40.95 倍 |
分売数/月平均出来高 | 23.26 倍 |
買い板 | 8千株 程度 |
売り板 | 7千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:2.0%増 営業利益:2.8%増 経常利益:1.2%増 純利益:12.6%減 3Q決算時点での進捗度は売上高が74%、利益が93~98%程度。 |
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自己資本比率 | 63.5 % (経営レバレッジ:1.57 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.29 倍 |
会社予想PER(今期) | 10.40 倍 |
実績PBR | 0.40 倍 |
ROE | 3.8 % |
予想配当 | 15 円 |
配当利回り | 2.59 % |
配当性向 | 26.9 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:かなり割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
フクビ化学は合成樹脂製品のメーカーです。売上の大半は建築資材向けですが、自動車など産業資材向けも取り扱っています。
株主数の要件をクリアできれば1部に行けそうですが・・・分売の申し込み上限を見る限り、その意図は無さそうです。○業績・指標
・業績:近年の業績は横ばいか微増という感じです。今期も純利益を除いて、売上・利益ともに微増の見通し。前期に工場跡地の売却益があった関係で、純利益は減益の見通しです。・指標:同業他社と比較して割安です。一応バリュー株の位置づけになると思いますが、東2の化学メーカーということで放置されている感もあります。
○見通し
・需給動向:分売数は10万株、発行株ベースでは0.48%とすくなめ。ただ、月の平均出来高が4千株しかなく、過疎株の状態。加えて、高値で捕まってる人が多いのか信用買い残が異様に多いです。前日まで様子を見たいと思いますが、需給の状況が思った以上に悪く、見送る可能性は高そうです。・株価動向:昨年2月に894円の高値を付けた後は下落基調へ。年末には517円まで下落。その後は若干持ち直し、現在は500円台後半に位置。年末の急落からの戻りも鈍く、13週線が抵抗線になって跳ね返されています。需給関係を見ても、短期での上昇はあまり期待できないかもしれません。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は3.29%上昇。今日は前日比1.7%下落。分売価格は25日線から2%下へ乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は1.27万株。流動性は少し改善したものの、分売を捌くのにはやや心許ない感じ。ただ、580円までの買い板は結構厚くなっています。○見通し:チャートの形が少し変わり、上向きの傾向を見せてきました。買い板も増えてはいますが、需給の面ではやはり不安が残ります。参加は明日朝の気配を見た上での判断とし、買いが少なければ見送りとします。
発表後の株価チャートは陽線が多く、今日は久々に13週線(600円付近)を上抜けする時間帯がありました。600円を確実に抜けるようだと、流れが変わるかもしれません。
実施結果
始 値 | 581 円 ( + 1 円 ) |
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高 値 | 590 円 ( + 10 円 ) |
安 値 | 581 円 ( + 1 円 ) |
終 値 | 585 円 ( + 5 円 ) |
寄付出来高 | 28,300 株 |
寄付出来高/分売数 | 28.30 % |
1日の出来高 | 70,500 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比16円安で取引開始。10時半ぐらいまでは580円台前半で推移し、その後は580円台後半にレンジを切りあげて推移しました。結局585円で引けています。○分売価格も割れず、底堅い展開となりました。分売の影響が抜けた後、600円を超えれば上昇機運を期待できそうです。