PO[価格決定]:ヒューリックリート投資法人(3295)

  • 18年10月12日、ヒューリックリート投資法人(3295)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年10月24日、 公募価格が決定されました。

[ヒューリックリート投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ヒューリックリート投資法人(3295) 
スポンサー ヒューリック 
投資先 主に東京を中心とする駅近のオフィスビル・商業施設へ投資。その他、優良老人ホーム・ネットワークセンター・ホテルなどにも投資先を広げる。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2018年10月12日 
公募・売出株数 国内公募:108,820 口(※) 
海外公募:25,380 口 
(OA:6,800 口)
※14,100口はスポンサーであるヒューリックに親引けの予定。
吸収金額(発表日時点) 国内:178.68 億 程度 
海外:39.22 億 程度 
価 格 決 定 日 10月23日~10月25日 → 10月24日
受 渡 日 10月31日~11月2日 → 11月1日 
PO実施の目的 取得予定資産のうち、「ヒューリック日本橋本町一丁目ビル」及び「番町ハウス」の取得資金の全部又は一部に充当し、残額は「ヒューリック神谷町ビル(追加取得)」の取得に係る借入金の返済資金の全部又は一部に充当し、更に残額があれば手元資金とし、将来の特定資産の取得資金又は借入金の返済資金に充当する予定。
引受会社(主幹事) みずほ証券(58,763口) 
野村證券(33,734口) 
大和証券(9,794口) 
引受会社(幹事) SMBC日興証券(4,897口) 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1,088口) 
岡三証券(544口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 162,500 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 158,500 円 
公 募 価 格 154,537 円 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 1.55 %(価格決定日) → 16.17 %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 2,880 株 
信用残/月平均出来高 0.53 倍 
公募数/月平均出来高 48.82 倍 
買い板 1,400 株程度 
売り板 2,100 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 166,825 円 
N A V 倍 率 0.93 倍 
N O I 利 回 り 4.20 % 
L T V 43 %程度 
決 算 月 2月、8月 
格 付 け AA- (JCR) 
予 想 分 配 金(年 間) 6,800 円 
分 配 金 利 回 り 4.40 % 
他REITとの比較 NAV倍率:中位 
NOI利回り:下位
LTV:中位 
分配金利回り:中位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄:前回は昨年11月に増資を行っており、ちょうど1年ぶりのPOとなります。
    最近は年1回のペースで増資を行っているようです。

    ○指標:指標面ではNOI利回りを除いてまずまずといった感じ。スポンサーはみずほFGと結び付きの強いヒューリックで、格付けはAA-を取得済み。高利回りより安定感を求めるタイプのリートですが、最新の予想では分配金が減少傾向なのは気になるところ。

    ○見通し:増資による希薄化比率は12.7%で、規模としては標準的。貸借銘柄なので空売りのカバーも期待できそうですし、前回はディスカウント分の利益を確保できていました。今回もそこそこの利益は期待できそうでしょうか。
    直近の株価は16~17万辺りでの値動きとなっているようです。過去2年のチャートを見ると、15.5万付近が支持線となっています。この辺まで調整してくれると、その後の反発を期待できそうです。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は2.46%下落。公募価格は年初来安値を下回る水準。
    ○信用状況:空売りはあまり入ってないようです。

    ○見通し:価格決定期間の初日は23日でしたが、保有物件の一部にKYB製のオイルダンパーが使われていることが発覚し、その影響で1日ずれて24日の値決めとなりました。業績への影響は軽微であるとのことから、株価への影響はほぼなかったようです。
    株価は思ったほど調整が進まず、今日の終値は発表翌日の始値とあまり変わらない水準に。ただ公募価格は年初来安値を下回る水準となっていますし、REIT指数も比較的堅調なことから、大きな公募割れの可能性は低いと見ています。まずはディスカウント分の利益確保を目指して欲しいところですが、REIT市況と空売りのカバー次第では好成績も期待できそうでしょうか。

実施結果

始 値 160,300 円 ( + 5,763 円 )
高 値 163,900 円 ( + 9,363 円 )
安 値 160,200 円 ( + 5,663 円 )
終 値 162,800 円 ( + 8,263 円 )
寄付出来高 30,269 株
寄付出来高/公募数 26.18 %
1日の出来高 56,306 株
  • コメント:○前日比3,800円安で寄り付き、その後は急ピッチで買い戻されて16.3万円台を回復。後場に入ると買い戻しの勢いは止まりますが、16.2万円台は維持し、堅調な値動きとなりました。結局16.28万円で引けています。

    ○値決め後は空売りを積み上げながら堅調な値動きとなり、今日も買い意欲は強い印象。寄り付きでも3.7%の利益を挙げており、好成績のPOとなりました。

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