- 18年9月12日、稲畑産業(8098)の立会外トレードが発表されました。
※立会外トレードはSBI証券のみの取り扱いです。 - 18年9月18日、 分売価格が決定されました。
[稲畑産業]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 稲畑産業(8098) |
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上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | 卸売業 |
事 業 内 容 | 化学品の専門商社。住友化学が筆頭株主。主要商品は情報電子関連、合成樹脂の商材など。 |
分売データ
発表日 | 2018年9月12日 |
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分売株数 | 110,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.78 億程度 |
申込数量 | 上限 1,000 株 |
実施予定日 | 9月19日 |
実施日 | 9月19日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,622 円 |
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実施前日終値 | 1,668 円 |
発表日からの騰落率 | +2.84 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+1.21 % |
分売価格 | 1,635 円 |
割引率 | –1.98 % |
信用データ
空売り/分売数 | 20.82 % |
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月平均出来高(発表時) | 93,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 0.33 倍 |
分売数/月平均出来高 | 1.17 倍 |
買い板 | 5万5千株 程度 |
売り板 | 5万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→15日売建有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:6.3%増 営業利益:126.4%増 経常利益:119.6%増 純利益:55.7%増 1Q決算時点での進捗度は売上高が23%、利益が25~35%程度。 |
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自己資本比率 | 41.9 % (経営レバレッジ:2.39 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.16 倍 |
会社予想PER(今期) | 9.51 倍 |
実績PBR | 0.65 倍 |
ROE | 6.8 % |
予想配当 | 45 円 |
配当利回り | 2.75 % |
配当性向 | 26.2 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:平均並み |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:1,000円相当のクオカード(9月権利)
- コメント
○銘柄・分売について:稲畑産業は1部上場の化学品専門商社です。
時価総額が1千億を超えており、分売などをやる銘柄としては規模が大きい方ですね。○業績・指標:17年度まではおおむね業績が堅調に推移していましたが、前期では欧州現地法人の取引先が太陽電池モジュールの在庫を無断で販売していたことが発覚。巨額の特損が生じ、大幅減益となりました。ただ今期は特損が消えるため、利益は17年度並みに戻る見通しです。
指標面では同業他社と比較してPERが割安、PBRが平均並み。他の化学商社株がおおむねPER12倍程度なので、株価がもう少し伸びる余地はありそうでしょうか。○見通し:分売数は11万株、発行株ベースで0.17%と少なめです。月の平均出来高も9万株有り、消化には全く問題なし。空売りが積み上がれば好成績も期待できそうですが・・・分売数が少ないことや実施まで日がないことから、空売りのカバーはあまり期待はできないかも?
株価は年初に1,788円の高値を付けた後、2月に1,500近くまで下落。その後は1,500~1,700円のレンジ相場を維持しています。株価が1,550円まで調整すると、分売価格は3%引きでレンジ下限の1,500円程度に。今月が株主優待の権利月ということもあり、この辺の水準まで下げてくれると短期的にも反発を期待できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2.8%上昇。今日は前日比1.2%上昇。分売価格はレンジ中間よりやや上に位置。
○信用状況:空売りはまずまず入っているようです。○見通し:地合いが改善したこともあって、株価は上昇してしまいました。ただ、上昇局面でも空売りは入っていたようで、まずまずの水準に。前日の出来高は22万株と分売数より多く、流動性に問題なし。寄り付きでも一定の利益を期待できそうです。
株価は発表後に上昇が続き、レンジ上限に近づきつつあるのが不気味なところ。空売りの買い戻しによる上昇は期待できそうですが、一巡した後の上昇は期待しづらい感じでしょうか。
実施結果
始 値 | 1,680 円 ( + 45 円 ) |
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高 値 | 1,725 円 ( + 90 円 ) |
安 値 | 1,670 円 ( + 35 円 ) |
終 値 | 1,718 円 ( + 83 円 ) |
寄付出来高 | 94,500 株 |
寄付出来高/分売数 | 85.91 % |
1日の出来高 | 279,100 株 |
- コメント:○前日比12円高で寄り付き、直後に1,670円まで下げるも、少し値を戻して前場は1,680円付近で膠着した展開に。後場に入ると急騰し、一気に1,720円まで上昇。その後も高値圏でのもみ合いが続き、結局1,718円で引けています。
○前場は比較的穏やかな値動きでしたが、後場になると1,718円に巨大な買い板が入ったようで、その付近で張り付く状態になりました。レンジ上限の1,700円付近が上値メドと見ていましたが、あっさりレンジを上抜けたのは想定外でしたね・・・この買い板がいつまで残るかは微妙ですが、今月が権利付きでもあるため、来週初めまでは上昇ムードを期待できそうです。