- 18年8月27日、 キャピタル・アセット・プランニング(3965)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年9月4日、 公募価格が決定されました。
[キャピタル・アセット・プランニング]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | キャピタル・アセット・プランニング(3965) |
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上 場 先 | JASDAQスタンダード(9/17より東証2部へ市場変更) |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 情報・通信業 |
事 業 内 容 | 金融機関向けフロントエンドシステムの受託開発事業が主力。生命保険会社向けで強みを持つ。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年8月27日 |
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公募・売出株数 | 公募:220,000 株 売出:30,000 株 (OA:37,500 株) |
吸収金額(発表日時点) | 17.91 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 9月4日~9月7日 → 9月4日 |
受 渡 日 | 9月18日 |
PO実施の目的 | 公募:金融機関のソフトウェア投資に対応するための外注費、優秀な技術者を確保するための採用費、Fintech 関連システム開発のための研究開発費、開発製造拠点である大阪本社の拡張のための設備投資資金及び借入金返済資金に充当する予定。 売出:株式の株式分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的とする。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券(217,400株) |
引受会社(幹事) | 大和証券(15,000株) 東海東京証券(7,500株) あかつき証券(3,800株) SBI証券(3,800株) SMBC日興証券(2,700株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 6,230 円 |
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仮 条 件 | – 4.0 % ~ – 6.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 5,690 円 |
公 募 価 格 | 5,462 円 |
割 引 率 | –4.01 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) |
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月平均出来高(発表時) | 33,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 4.35 倍 |
公募数/月平均出来高 | 7.44 倍 |
買い板 | 1万3千株 程度 |
売り板 | 9千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年9月期会社予想(数値は前期比) 売上高:10.1%増 営業利益:38.2%増 経常利益:40.7%増 純利益:35.1%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が73%、利益が75~81%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 37.6 % (経営レバレッジ:2.64 ) |
予想PSR(会社予想) | 2.35 倍 |
予想PER(会社予想) | 62.85 倍 |
実 績 P B R | 9.69 倍 |
R O E | 18.3 % |
予 想 配 当 | 30 円 |
配 当 利 回 り | 0.55 % |
配 当 性 向 | 26.8 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高 PBR:かなり割高 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:2,500円相当のカタログギフト(9月権利)
- コメント
○銘柄・POについて:16年10月にJASDAQへ上場しています。
今年から株主優待を導入しており、株主数を増やす施策を積極的に講じています。今回は東証2部への市場変更ですが、将来的には1部昇格も目指しているのではないかと思います。
なお、1部昇格にあたっては株主数・流通株式数が不足しています。株主数は今回のPOでクリアできるか不明ですが、流通株式数の増加については今後株式分割などを行う可能性が考えられそうです。○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。今期は4期連続の2桁増収増益の見通し。例年2Qと4Qで利益を稼ぐ構造のようですが、今期は標準生命表の改定に伴い2Qに利益が偏重しているようです。3Q時点では利益進捗率が高いですが、例年の傾向と異なる点には注意が必要かもしれません。
グロース株のため、同業他社と比較して指標面ではかなり割高です。また、同業他社に比べて財務状況が良くないのもやや気になります。有利子負債も自己資本より多く、この点が今回の増資に繋がったのかもしれません。○見通し:PO総数は25万株、発行株ベースで10.9%程度。希薄化比率は8.4%となっています。規模の小さいPOですが、この銘柄は値がさでボラティリティが大きく、1日で500円近く動く日もあります。想定以上に上下へ振れる可能性もあり、ハイリスクハイリターンのPOとなりそうです。
株価は今年に入ってから上昇トレンドが続いており、おおむね26週線が支持線となっています。26週線の5,500円付近まで下げてくれると、その後の反発を期待できそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は8.6%下落。公募価格は26週線をやや下回る水準。○見通し:値決め日で5%上昇してしまいましたが、株価は26週線付近まで調整が進んでおり、公募価格は26週線を下回っています。ただ直近の安値が5,200~5,300円で推移していることを考えると、下押しした場合に公募価格で踏み止まるかは微妙なところ。ボラティリティも相変わらず大きく、1日で5%近くは平気で動きます。直近のチャートやボラを踏まえると見送った方が無難かと思いますが、参加する場合はハイリスクハイリターン覚悟のスタンスで臨む必要がありそうですね。
実施結果
始 値 | 5,700 円 ( + 238 円 ) |
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高 値 | 5,740 円 ( + 278 円 ) |
安 値 | 5,490 円 ( + 28 円 ) |
終 値 | 5,510 円 ( + 28 円 ) |
寄付出来高 | 19,100 株 |
寄付出来高/公募数 | 7.64 % |
1日の出来高 | 80,700 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、9時18分まで取引成立せず・・・前日比660円安の5,700円でようやく取引開始。直後からさらに200円近く下げてしまい、一時5,490円まで下落。その後は5,500~5,650円の間で動く展開となりました。結局5,510円で引けています。○値決めの後はグングン上昇し、先週末の時点で6,360円まで上昇しました。これはかなりの好成績に?と思いましたが、そんなに甘くはなかったようです。それでも寄り付きでは4%超の利益を得られる形でしたが、大引けでは公募価格付近まで下がってしまいました。
チャート上だと、今日の終値は26週線を切る水準となっています。下押しする場合は5,200円程度まで下げる可能性もありますが、公募の影響が抜ければ反発を期待できそうな気もしますね。