- 18年7月27日、東京自働機械製作所(6360)の立会外分売が発表されました。
- 18年8月16日、 分売価格が決定されました。
[東京自働機械製作所]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 東京自働機械製作所(6360) |
|---|---|
| 上場先 | 東証2部 |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 機械 |
| 事 業 内 容 | 包装機械の製造販売が主力。銘産品・贈答品用上包機は国内で高いシェアを誇る。その他、食品包装・たばこ包装・資源物圧縮梱包機などの製造も手がける。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年7月27日 |
|---|---|
| 分売株数 | 72,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 1.48 億程度 |
| 申込数量 | 上限 100 株 |
| 実施予定日 | 8月17日～8月23日 |
| 実施日 | 8月17日 |
| 分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 2,050 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 1,775 円 |
| 発表日からの騰落率 | –13.41 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–0.28 ％ |
| 分売価格 | 1,721 円 |
| 割引率 | –3.04 ％ |
信用データ
| 空売り/分売数 | – ％ |
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 900 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 11.78 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 80.00 倍 |
| 買い板 | 2千株 程度 |
| 売り板 | 4千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：18.4％増 営業利益：17.8％増 経常利益：13.0％増 純利益：15.8％増 1Q決算時点での進捗度は売上高が13％程度、損益は赤字決算。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 37.6％ (経営レバレッジ：2.66 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 0.28 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 8.81 倍 |
| 実績PBR | 0.61 倍 |
| ROE | 6.9 ％ |
| 予想配当 | 40 円 |
| 配当利回り | 2.32 ％ |
| 配当性向 | 20.6 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割安か PBR：割安か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：無し
- コメント
○銘柄・分売について：東京自働機械製作所は戦前に創立された歴史のある企業です。たばこ製造用機械の製造で創業し、現在は食品包装用などの機械を製造しています。
大株主にはJT・明治安田生命などの取引先や金融機関が並んでおり、今回は持ち合い株解消の意図がありそうでしょうか。○業績・指標：16年度までは比較的堅調でしたが、17年度以降は横ばい傾向。今期は2桁の増収増益を見込んでいますが、1Qは赤字決算でした。例年1Qは赤字なのですが、今期は前期と比べて損失幅が拡大しています。この辺がどう評価されるかが気になりますね。
指標面では同業他社と比べて割安です。○見通し：分売数は7.2万株と少ないのですが、発行株ベースでは5％近くと多めです。また、月の平均出来高が900株しかなく、板もスカスカで流動性に欠ける状態です・・・実施までに流動性改善を期待したいですが、現状では厳しい分売になると見ています。
直近の株価はおおむね1,775～2,100円のレンジで動いていました。発表日の時点ではレンジ上限に近い状態ですが、1Q決算の発表を受けて株価がどう動くか様子を見る感じとなりそうです。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は13.4％下落。今日は前日比であまり変わらず。分売価格は年初来の安値圏よりやや上に位置。○見通し：決算発表後に調整が進み、一時は1,700円を切る日もありました。その後は買い戻されており、現在はレンジの下限に位置している状態です。
流動性に変化はなく、現状では分売価格を維持できるかは微妙そう。一応朝の気配を見てから判断したいですが、買いが少なければ無理はしないと思います。
即売り派の回避で分売割れしない可能性も考えられますが、株価下落の経緯を考えると無理してリスク取る必要もないかなと。
実施結果
| 始 値 | 1,735 円 ( + 14 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 1,748 円 ( + 27 円 ) |
| 安 値 | 1,735 円 ( + 14 円 ) |
| 終 値 | 1,739 円 ( + 18 円 ) |
| 寄付出来高 | 11,300 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 15.69 ％ |
| 1日の出来高 | 34,900 株 |
- コメント：○寄り付きは特売り気配となり、前日比40円安で取引開始。寄った直後に1,748円まで上昇するも、その後は1,735～1,740円の狭いレンジで膠着する形となりました。結局1,739円で引けています。
○朝の気配を見た限りではとても参加できそうな感じではなかったのですが、結果的にはオークネットの分売より利益が出る状態に。1,735円を下回ることはなく、1日を通して安定した値動きでした。