- 18年6月14日、 デジタル・インフォメーション・テクノロジー[DIT](3916)の立会外分売が発表されました。
- 18年6月20日、 分売価格が決定されました。
[デジタル・インフォメーション・テクノロジー]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | デジタル・インフォメーション・テクノロジー(DIT) |
---|---|
上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | 独立系のシステムインテグレーター(SI)。ソフト開発事業が売上の9割以上を占める。金融業・製造業・通信業などが主な顧客。その他、システム販売事業なども手がける。 |
分売データ
発表日 | 2018年6月14日 |
---|---|
分売株数 | 200,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 2.42 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 6月21日~6月27日 |
実施日 | 6月21日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,212 円 |
---|---|
実施前日終値 | 1,170 円 |
発表日からの騰落率 | –3.47 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+1.83 % |
分売価格 | 1,135 円 |
割引率 | –2.99 % |
信用データ
空売り/分売数 | 4.10 % |
---|---|
月平均出来高(発表時) | 117,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 2.46 倍 |
分売数/月平均出来高 | 1.70 倍 |
買い板 | 6万株 程度 |
売り板 | 4万5千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○18年6月期会社予想(数値は前期比) 売上高:5.3%増 営業利益:11.7%増 経常利益:13.1%増 純利益:5.8%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が77%、利益が89%程度。 |
---|---|
自己資本比率 | 63.6 % (経営レバレッジ:1.57 ) |
会社予想PSR(今期) | 1.63 倍 |
会社予想PER(今期) | 35.37 倍 |
実績PBR | 6.88 倍 |
ROE | 19.4 % |
予想配当 | 11 円 |
配当利回り | 0.97 % |
配当性向 | 34.3 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・分売について:15年6月にJASDAQへ上場。その後、16年6月に東証2部へ市場変更し、昨年3月に東証1部へ昇格しています。
特段2部落ちする要件もないのですが、今回の分売は申込上限が100株となっています。大株主からの売出という要素に加えて、株主数を増やす意図があるのかもしれません。○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。今期は5期連続増収増益の見通し。
指標面では同業他社に比べてPER・PBRともに割高です。ただPSRは1.74倍となっており、売上ベースで見た場合は比較的割安という印象も。○見通し:分売数は20万株と多くありません。月の平均出来高も11万株程度有り、流動性に問題なし。貸借銘柄なので、空売りが積み上がれば一定の利益も期待できそうです。
株価は2月に1,827.5円の高値を付けてから600円以上下落。ただ、直近では1,150~1,400円の間で動いています。分売時にレンジの下限付近まで調整してくれれば、その後の反発を期待できそうです。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は3.4%下落。今日は前日比1.8%上昇。分売価格は25日線から下に乖離しており、年初来安値圏に位置。
○信用状況:空売りはあまり入ってない感じです。明日朝の気配をチェックする必要がありそうです。○見通し:貸借残の推移を見ると、今日中に買い戻される流れが強かったようです。地合いが良かったこともあり、分売価格は始値より高い状態に・・・空売りもあまり入っていないですね。ただ、前日の出来高が20万株あることや買い板がそこそこあるようなので、寄り付きでも何とかなるのではと見ています。一応朝の気配を見た上で、参加を決めたいと思いますが。
株価は年初来安値圏に近い水準なので、ザラ場での買い戻しを期待したいところです。
実施結果
始 値 | 1,178 円 ( + 43 円 ) |
---|---|
高 値 | 1,192 円 ( + 57 円 ) |
安 値 | 1,156 円 ( + 21 円 ) |
終 値 | 1,171 円 ( + 36 円 ) |
寄付出来高 | 92,900 株 |
寄付出来高/分売数 | 42.05 % |
1日の出来高 | 394,300 株 |
- コメント:○前日比8円高で寄り付いた後、一旦1,156円まで下げるもその後は買い戻されて1,192円まで上昇。11時以降は1,160~1,186円の間で上下に振られる展開になりました。結局1,171円で引けています。
○上下に振られる展開になり、結果的には陰線で取引を終える形になりました。分売の影響が抜けた後は地合いに左右された感じのようです。