PO[価格決定]：タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)

• 18年5月10日、 タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
• 18年5月21日、 公募価格が決定されました。

[タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)
スポンサー	タカラレーベン
投資先	主に国内の太陽光発電所へ投資。発電所は関東地方に設置されているものが大半を占める。
上 場 先	東証インフラ
信 用 貸 借 区 分	貸借
業　種	インフラファンド

銘柄データ

発 表 日	2018年5月10日
公募・売出株数	公募：19,618 口   (OA：980 口)
吸収金額(発表日時点)	26.18 億 程度
価 格 決 定 日	5月21日～5月23日 → 5月21日
受 渡 日	6月4日
PO実施の目的	新たな特定資産の取得による資産規模の拡大及びキャッシュフローの安定性向上を目的とする。
引受会社(主幹事)	みずほ証券
引受会社(幹事)	ＳＭＢＣ日興証券  SBI証券

株価・公募価格など

発 表 日 終 値	127,100 円
仮 条 件	– 2.5 ％ ～ – 5.0 ％
価 格 決 定 日 終 値	120,200 円
公 募 価 格	113,384 円(予想分配金3,908円を控除)
割 引 率	–2.50 ％

信用データ

空 売 り / 公 募 数	9.26 ％(5/21) → 23.28 ％(6/1)
月平均出来高(発表時)	350 株
信用残/月平均出来高	15.85 倍
公募数/月平均出来高	58.35 倍
買い板	600 株程度
売り板	1,000 株程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→無し SBI証券→無し

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

N O I 利 回 り	7.49 ％
L T V	53.5 ％
決 算 月	5月、11月
格 付 け	A– (JCR)
予 想 分 配 金(年 間)	7,141 円
分 配 金 利 回 り	6.30 ％

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待：無し

• コメント
  ○銘柄：昨年6月以来、およそ1年ぶりの増資となります。
  昨年のPOの時は非貸借銘柄で希薄度140％とかなり大規模だったため、あえなく公募割れに・・・公募価格を奪還するのに2ヶ月近く掛かったようです。

  ○指標：インフラファンドは比較対象が少ないので、指標の比較は難しい感じです。
  分配金の利回りは5.6%と引き続き高水準を維持。ただ、来期以降の予想分配金が今期より減っているのは少し気になります。次回の決算発表で上方修正される可能性はあると思いますが・・・

  ○見通し：前回はかなり大規模な増資のため、分が悪い感じでした。ただ、今回は希薄度が17.5％となっており、規模としては標準的な感じです。
  また、タカラレーベンは今年より貸借銘柄に指定されました。そのため、今回は短期の取引でも利益が見込めるかもしれません。直近の株価は25日線からやや乖離しており、12万付近まで調整してくれるとその後の反発を期待できそうですが。

価格決定日時点

• コメント
  ○株価動向：発表日以降、株価は5.4％下落。今日の終値は13週線付近に位置。
  ○信用状況：空売りは多少入っているようです。

  ○見通し：株価が程よい水準まで調整しており、反発を見込めそうな感じです。おおむね13週線が支持線となっており、今月が権利月ということを考えると5/28までは堅調な値動きを期待できそうです。配当落ち後の値動きは気になりますが、貸借銘柄であることから、前回のように下げ一方の展開にはなりづらいと見ています。公募価格における利回りも6％半ばとなっており、大きな公募割れの可能性は低そうでしょうか。

実施結果

始　値	115,000 円 ( + 1,616 円 )
高　値	115,600 円 ( + 2,216 円 )
安　値	115,000 円 ( + 1,616 円 )
終　値	115,100 円 ( + 1,716 円 )
寄付出来高	4,915 株
寄付出来高/公募数	23.86 ％
1日の出来高	7,679 株

• コメント：○寄り付きは前日比300円安で始まり、その後は上下600円での狭い値動きとなりました。結局11.51万円で引けています。

  ○受渡日では微益に留まりましたが、やはり貸借銘柄や高利回りであったためか、公募割れなく終える形となりました。11.5万に分厚い買い板があるので、この間に公募の売りを消化できればそのうち反発を期待できそうです。