- 18年2月22日、日東エフシー(4033)の立会外トレードが発表されました。
※立会外トレードはSBI証券のみの取り扱いです。
- 18年2月26日、 売出価格が決定されました。
[日東エフシー]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 日東エフシー(4033) |
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上場先 | 東証 |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | 化学 |
事 業 内 容 | 肥料の製造事業が主力。その他、肥料の輸入や不動産賃貸も手がける。 |
分売データ
発表日 | 2018年2月22日 |
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分売株数 | 1,150,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 9.12 億程度 |
申込数量 | 上限 5,000 株 |
実施予定日 | 2月27日 |
実施日 | 2月27日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 793 円 |
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実施前日終値 | 781 円 |
発表日からの騰落率 | –1.51 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.39 % |
分売価格 | 757 円 |
割引率 | –3.07 % |
信用データ
推定空売り数 | 6,500 株 |
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空売り/分売数 | 0.57 % |
月平均出来高(発表時) | 19,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 2.27 倍 |
分売数/月平均出来高 | 60.21 倍 |
買い板 | 3.9万株 程度 |
売り板 | 3.2万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○18年9月期会社予想(数値は前期比) 売上高:3.0%減 営業利益:36.8%減 経常利益:52.3%減 純利益:黒字転換 1Q決算時点での進捗度は売上高が20%、利益が26~35%程度。 |
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自己資本比率 | 89.7% (経営レバレッジ:1.12 ) |
会社予想PER(今期) | 31.71 倍 |
実績PBR | 0.48 倍 |
ROE | 1.5 % |
予想配当 | 22 円 |
配当利回り | 2.77 % |
配当性向 | 92.2 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:
○1,000円相当のクオカード(9月権利:500株以上保有が対象)
○魚沼産コシヒカリ5kg(9月権利:1,000株以上保有が対象)
- コメント:○今回は立会外トレードによる売出の第2弾となります。
売出を取り扱うのはSBI証券のみとなっているので、申し込みが出来るのはSBI証券の口座を保有されている方に限られます。○銘柄について:今回の売出人は第4位株主の株式会社A.1となるようです。
2部落ちする要件も見当たらず、単純に大株主からの売出となる感じでしょうか。○業績:近年は減益傾向となっており、前期は減損などで最終赤字となる状態でした。今期は黒字転換するも、利益はピーク時の半分以下となっています。
また、日本の肥料については価格が高いことが問題視されており、JAも肥料価格の引き下げに動いています。価格下落は肥料会社の業績にも影響を与えると見られ、日東エフシーも厳しい経営環境が続きそうです。○指標:PBRは割安ですが、PERは同業他社よりかなり割高です。
なお、利益が落ちこんでいる状態でも配当は以前の額を維持しているため、配当性向が90%を超えています。かなりいびつな状態なので、業績が改善しないと減配リスクがある点には注意が必要そうです。○見通し:売出数は115万株、発行株ベースで見ると4%程度で多め。出来高も2万株しかなく、流動性に欠けます。貸借銘柄なので一定の信用売りは入りそうですが、発表から実施まで日がなく、この大量の売出を消化するのはしんどいと思います・・・
株価はこの1年下落する一方で、上昇する兆しが見えません。業績・指標ともにいまいちなことから、参加を見送る公算が高そうです。
実施前日時点
- コメント:株価動向:発表日以降、株価は1.5%程度下落。下落トレンドは変わらず。
信用状況:発表から間がないこともあって、空売りはほとんど入っていません。参加判断:前日までに空売りがほとんど入らなかったため、現状では厳しいと思われます。リスクが高そうなので、朝の気配が高くない限り見送りとなりそうです。
※注意点として、立会外トレードの場合は9時前に配分されないことがあります。
その場合、寄り付きは高く始まることが想定されるため、早い者勝ちを狙って申し込む手はありそうです。ただ、9時以降に配分が始まるケースでは一気に売りが入るため、想定以上に下げる可能性もあります。
分売とは異なる値動きをすることが考えられるので、事前に戦略を練っておいた方がよさそうです。
実施結果
始 値 | 745 円 ( – 12 円 ) |
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高 値 | 753 円 ( – 4 円 ) |
安 値 | 744 円 ( – 13 円 ) |
終 値 | 750 円 ( – 7 円 ) |
寄付出来高 | 87,100 株 |
寄付出来高/分売数 | 7.57 % |
1日の出来高 | 313,600 株 |
- コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比36円安でスタート。その後は若干買い戻されましたが、結局売出価格を上回ることなく引けました。
○心配されていた配分時刻は9時前となり、普通の分売と同じ形になりました。
ただ、買いが少なく早い段階で売出価格を割れる気配に・・・今日の出来高を見ても売出の分を消化し切れておらず、当面は上値が重そうです。
個人的な感想ですが、100万株以上を売り出すのであればもっと周知期間を長くした方がいいのではないかと思いました。