立会外分売[価格決定]：ジェイリース (7187)

• 18年2月20日、ジェイリース (7187)の立会外分売が発表されました。
• 18年3月6日、 分売価格が決定されました。

[ジェイリース]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	ジェイリース (7187)
上場先	東証マザーズ(→3/7より東証1部へ市場変更)
信用貸借区分	信用
業種	その他金融
事 業 内 容	家賃債務保証事業が主力。大分県発祥の企業であり、九州エリアに強み。本州以東では大都市を中心に展開。

分売データ

発表日	2018年2月20日
分売株数	400,000 株
吸収金額(発表日時点)	3.29 億程度
申込数量	上限 100 株
実施予定日	3月7日～3月12日
実施日	3月7日
分売実施の目的	市場第一部への変更における形式要件を充足するため、株式の分布状況改善及び流動性向上を目的とするもの。

株価・分売価格など

発表日終値	822 円
実施前日終値	867 円
発表日からの騰落率	+5.47 ％
実施2日前 からの騰落率	–0.69 ％
分売価格	841 円
割引率	–3.00 ％

信用データ

推定空売り数	– 株
空売り/分売数	– ％
月平均出来高(発表時)	111,000 株 程度
信用残/月平均出来高	5.65 倍
分売数/月平均出来高	3.57 倍
買い板	7.8万株 程度
売り板	10.6万株 程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→無し  SBI証券→HYPER空売り有り

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績	○18年3月期会社予想(数値は前期比)  売上高：25.0％増　営業利益：42.4％増  経常利益：37.7％増　純利益：36.1％増  3Q決算時点での進捗度は売上高が69％、利益が46～50％程度。
自己資本比率	23.7％  (経営レバレッジ：4.21 )
会社予想PER(今期)	24.19 倍
実績PBR	6.08 倍
ROE	25.1 ％
予想配当	7 円
配当利回り	0.83 ％
配当性向	20.1 ％
同業他社との比較	PER：やや割安か　PBR：やや割高か

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待：1,000円相当のクオカード(3月権利)

• コメント：○銘柄：前回は昨年9月に分売が行われており、およそ半年ぶりの分売となります。また、東証1部昇格を同時に発表しています。
  市場変更にあたっては株主数が不足している可能性があり、今回の分売で形式要件を充足すると思われます。

  ○業績・指標：業績は順調に伸びており、3期連続2桁増収増益の見込み。ROEも高く、グロース株として申し分なし。
  指標は他社に比べると平均よりやや上下している程度で、1,000円ぐらいまでは株価が伸びる余地がありそうです。

  ○見通し：分売数は40万株、発行株ベースで4.6％程度とやや多め。前回は発行株の3％程度で好成績の分売だったので、今回も何とか捌けるのではと見ています。利益は前回より減りそうですが・・・ただ、1部昇格で株価が上昇しすぎた場合は分が悪くなるので注意が必要です。
  株価に関してはやや踊り場に入りつつあります。直近で26週線を大きく割り込む時もあったので、分売までの値動きを注視したいと思います。

実施前日時点

• コメント
  ○株価動向：発表日以降、株価は5％程度上昇。今日は前日比とさほど変わらず。
  ○信用状況：HYPER空売りの在庫は豊富にあったようです。今日の高値904円から50円近く下げてるので、空売りは多めに入っていそうです。

  ○参加判断：分売数が多いですが、平均出来高も15万株程度まで上昇しており、何とか消化できそうでしょうか？一応明日朝の気配次第で判断したいと思います。
  ただ、今日の終値は26週線付近まで下がっており、買い戻しも期待できそうな位置です。分売価格を割れることがあっても下落は限定的と見ています。

実施結果

始　値	847 円 ( + 6 円 )
高　値	855 円 ( + 14 円 )
安　値	833 円 ( – 8 円 )
終　値	833 円 ( – 8 円 )
寄付出来高	135,900 株
寄付出来高/分売数	33.98 ％
1日の出来高	405,300 株

• コメント：○前日比20円安で寄り付き、855円まで買い戻される場面もありましたが、その後は地合い悪化に伴い失速。結局、分売価格を割れて安値引けとなっています。
  日中足がマザーズ指数におおむね連動しており、特段目立った買いが入らなかったようです。市況が改善しないと、反発を期待するのは難しい感じでしょうか。