- 17年11月30日、アドバンテッジ リスク マネジメント(8769)の立会外分売が発表されました。
- 17年12月14日、 分売価格が決定されました。
[アドバンテッジ リスク マネジメント]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2017年11月30日 |
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銘 柄 | アドバンテッジ リスク マネジメント |
銘柄コード | 8769 |
上場先 | 東証2部(→12/7より東証1部へ市場変更) |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | 保険業 |
分売株数 | 160,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.41 億程度 |
申込数量 | 上限 500 株 |
実施予定日 | 12月15日~12月21日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 884 円 |
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実施前日終値 | 940 円 |
発表日からの騰落率 | +6.33 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.36 % |
分売価格 | 921 円 |
割引率 | –2.02 % |
信用データ
推定空売り数 | 44,600 株 |
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空売り/分売数 | 27.88 % |
月平均出来高 | 221,800 株 |
信用残/月平均出来高 | 3.91 倍 |
分売数/月平均出来高 | 0.72 倍 |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) | 28.60 倍 |
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実績PBR | 7.02 倍 |
ROE | 24.5 % |
予想配当 | 9 円 |
配当利回り | 0.98 % |
配当性向 | 28.0 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:ストレスチェックを軸としたメンタリティマネジメント事業が主力。GLTD(団体長期障害所得補償保険)の代理店など就業障がい者支援事業も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:16.0%増 営業利益:30.2%増 経常利益:30.1%増 純利益:29.7%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が46%、利益が33~35%程度。
※例年、下期偏重型の業績となるようです。
- 指標:同業他社と比較してやや割安か。
- 自己資本比率:49.2% (経営レバレッジ:1.97 )
- 株主優待:メンタルヘルス対策サービス「アドバンテッジ タフネス」の1年間利用権
(3月権利)
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→無し
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため
- コメント:○今年の3月にJASDAQから東証2部へ市場変更が行われており、それから9ヶ月程度で東証1部への昇格となりました。
1部昇格に当たっては株主数が不足していたようで、今回の分売で形式要件をクリアするものと思われます。○16年3月期までは業績が横ばい傾向でしたが、15年12月の法改正において、従業員50名以上の企業に対してストレスチェックが義務化されました。それに伴い、前期から業績がかなり伸びています。2期連続2桁増収増益の見込みとなっており、ROEも24%台と高め。時流に乗ったグロース株に位置付けられそうです。
指標面では福利厚生系の他社と比較しても割高ではなく、株価上昇の余地がありそうです。○分売数は16万株となっており、平均出来高より少ない状態です。
貸借銘柄という事もあり、信用売り次第では一定の利益も期待できそうです。
なお、株価は7月下旬に上場来高値1,558円を付けてから半値程度まで下落しており、トレンドも下落基調が続いていました。その辺は微妙な感じがします。
ただ、今回の東証1部昇格を機に反発する可能性もあるので、分売実施までにトレンドが変わるかどうかを見極めたいです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が6.3%上昇したところで分売実施となります。
株価は1部昇格を受けて一時1,048円まで上昇しましたが、その後は調整しており、分売価格も25日線付近に位置となりました。まずまずの水準ではないかと思います。
信用売りも発表日以降順調に入っているようなので、明日は買い戻しも期待できそうです。
チャートを見ると短期・中期では下落トレンドが続いており、長期でも横ばい傾向と相変わらず微妙な感じです。直近は13週線が抵抗線となっている形なので、1,025円前後が上値のメドでしょうか?
なお、下落する時は25日線をあっさり割り込む事が多いので、下値のメドは読みづらく、その点には注意が必要そうです。
実施結果
始 値 | 952 円 ( + 31 円 ) |
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高 値 | 981 円 ( + 60 円 ) |
安 値 | 944 円 ( +23 円 ) |
終 値 | 969 円 ( + 48 円 ) |
寄付出来高 | 72,100 株 |
寄付出来高/分売数 | 45.06 % |
1日の出来高 | 417,000 株 |
- コメント:○前日比12円高で寄り付いた後は981円まで上昇も、その後は市況悪化とともに944円まで下落。ただ、10時以降は徐々に買い戻されるようになり、後場も地合い好転に伴って買い戻しは継続。結局969円で大引けとなっています。
○信用売りの買い戻しは想定外に少なかったのですが、実需買いは多かったようで結果的には良い分売となりました。
引け後の時点でも空売りがかなり残っているのが気になりますが、下げトレンドが継続しているせいなんでしょうか・・・