- 17年11月27日、ジャパンエレベーターサービスホールディングス(6544)の立会外分売が発表されました。
- 17年12月11日、 分売価格が決定されました。
[ジャパンエレベーターサービスホールディングス]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2017年11月27日 |
---|---|
銘 柄 | ジャパンエレベーターサービスホールディングス(JESHD) |
銘柄コード | 6544 |
上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | サービス業 |
分売株数 | 1,000,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 18.39 億程度 |
申込数量 | 上限 2,000 株 |
実施予定日 | 12月12日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,839 円 |
---|---|
実施前日終値 | 1,811 円 |
発表日からの騰落率 | –1.52 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–3.46 % |
分売価格 | 1,762 円 |
割引率 | –2.71 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 293,100 株 |
---|---|
信用残/月平均出来高 | 0.99 倍 |
分売数/月平均出来高 | 3.41 倍 |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
各種指標など
会社予想PER(今期) | 50.41 倍 |
---|---|
実績PBR | 14.99 倍 |
ROE | 29.7 % |
予想配当 | 11 円 |
配当利回り | 0.62 % |
配当性向 |
18.4 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:独立系のエレベーターメンテナンス会社。メーカー系保守会社より安い価格で保守サービスを引き受ける。その他、エレベーターのリニューアル事業も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:11.9%増 営業利益:101.3%増 経常利益:127.6%増 純利益:157.4%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が46%、利益が43~49%程度。
※中間決算発表と同時に今期2度目の通期予想上方修正を行っています。
- 指標:同業他社と比較してかなり割高。
- 自己資本比率:26.8% (経営レバレッジ: 3.67)
- 株主優待:1,000円相当のクオカード(18年3月期のみの記念優待)
※11月15日に記念優待の新設を発表。
- 板:買いが6万2千株程度、売りが6万9千株程度。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:市場第一部への変更における形式要件充足のために、株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るもの。
- コメント:○今年の3月にマザーズへ上場しています。
前回の分売は9月下旬に行われており、間を開けずの分売となります。
前回同様、1部昇格を目指しての分売となっており、今回で形式要件はクリアできそうです。(株価が高値圏にあるので、必要以上に売っている気もしますが・・・)
なお、1年ルールがあるので、市場変更は最短でも来年3月となります。○1Qに続いて2Qでも通期予想の上方修正を出すなど、業績は絶好調なようです。このままの調子でいけば、もう一段の上ぶれ余地も期待できそうでしょうか。
ただ、株価が急騰しており、メンテナンス会社としては指標がかなり割高になっています。グロース株ではありますが、やや過熱感が出ている気もします。○分売数は100万株と規模が大きいですが、発行株比率で見ると前回と同様の5%程度となります。(前回は50万株でしたが、分売の直後に株式分割しています。)
前回は実施日の安値こそ分売価格を割れたものの、その後は堅調な値動きとなりました。
業績が好調で買い需要が期待できそうな事から、今回も大きく割れる可能性は低いと見ています。
ただ、株価は分割後に2,000円近くまで上昇しており、前回から2倍近く上昇しています。25日線からもかなり乖離している状態です。
このままだとしんどいので、一旦株価調整して欲しいところですが・・・
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が1.5%下げたところで分売実施となります。
株価はそこそこ調整しており、分売価格は25日線付近の水準となっています。
ただ、残念な事にHYPER空売りの在庫があまり無かったようで、分売数に比べて信用売りがしっかり入っているかは怪しい状況です。
株価は25日線が支持線となっている事から、分売価格を割れれば反発する可能性もあると思います。ただ、寄り付きで耐えられるかは微妙な感じとなってきました。
参加は明日朝の気配次第での判断としますが、買いが少ないようなら見送る公算が高そうです。
実施結果
始 値 | 1,779 円 ( + 17 円 ) |
---|---|
高 値 | 1,779 円 ( + 17 円 ) |
安 値 | 1,755 円 ( – 7 円 ) |
終 値 | 1,767 円 ( + 5 円 ) |
寄付出来高 | 126,400 株 |
寄付出来高/分売数 | 12.64 % |
1日の出来高 | 638,300 株 |
- コメント:○寄り付きは意外にも分売価格より上でスタート。ただ、直後に売りに押されてしまい、分売価格付近まで下落。10時以降は目立った動きもなく、1,760~1,770円の間で膠着した状態のまま引けました。
○すぐに処分する人の参加がなかったためか、寄り付きでの出来高は分売数の1割程度しかありませんでした。このおかげで、寄り付きでは分売価格を割れずに済んだようです。
分売の売りを消化するまでは上値が重そうですが、やはり25日線付近では底堅い動きをしているので、近いうちの反発を期待したいところです。