- 17年10月18日、一六堂(3366)の立会外トレードが発表されました。
※立会外トレードはSBI証券のみの取り扱いです。
- 17年10月23日、 売出価格が決定されました。
[一六堂]の詳細・分析
銘柄データ
発表日 |
2017年10月18日 |
銘 柄 |
一六堂 |
銘柄コード |
3366 |
上場先 |
東証1部 |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
小売業 |
実施株数 |
428,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
1.78 億程度 |
申込数量 |
上限 2,000 株 |
実施予定日 |
10月24日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
415 円 |
実施前日終値 |
435 円 |
発表日からの騰落率 |
4.82 % |
実施2日前
からの騰落率 |
3.82 % |
実施価格 |
421 円 |
割引率 |
-3.22 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
発表前週信用買い残 |
452,000 株 |
月平均出来高(発表時) |
18,300 株 |
信用残/月平均出来高 |
24.70 倍 |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
12.60 倍 |
実績PBR |
0.77 倍 |
ROE |
6.1 % |
予想配当 |
10 円 |
配当利回り |
2.38 % |
配当性向 |
29.9 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:東京都内のターミナル駅・沿線主要駅を中心に居酒屋を展開。漁港の買参権を取得しており、食材の鮮度にこだわりを持つ。
- 業績:
○18年2月期会社予想(数値は前期比)
売上高:1.6%増 営業利益:18.4%増 経常利益:12.0%増 純利益:32.0%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が46%、利益が35~41%程度。
- 指標:同業他社と比較して割安か。
- 自己資本比率:83.3% (経営レバレッジ:1.22 )
- 株主優待:なし
- 板:買いが 2万8千株程度、売りが6万5千株程度。
- 半年間のチャート:○中長期的には緩やかな上昇トレンドとなっています。
4月に年初来安値367円を付けた後は緩やかに株価が上昇していき、10月13日に年初来高値429円を記録。現在も高値圏に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→HYPER空売り有り
- コメント:○10月17日にSBI証券が立会外トレードの制度を発表しました。
今回は立会外トレードによる売出の第1弾となります。
立会外トレードは、制度としては立会外分売に似ています。ただ、売出を取り扱うのはSBI証券のみとなっているので、申し込みが出来るのはSBI証券の口座を保有されている方に限られます。
(店頭証券によるブロックトレードの変形版と言った方がいいかもしれません。)
○近年の業績は横ばい傾向です。今期は2桁の増益を見込んでいますが、2Q時点での進捗率を見るとやや厳しい感じもあります。
立地の関係上、人件費や賃料高騰の影響を受けており、新規出店も抑制的。どちらかというと守りの経営に入っているようです。
同業他社に比べるとPERが低めですが、成長性にやや乏しいことが要因と思われます。
ただ、PBRが1倍切ってる点はバリュー株として評価されそうです
○今回の売出は発行株の4.5%近くと結構多めです。また、月平均出来高に比べても売出数が多く、実施当日にさばけるか不安が残ります。
信用買い残もかなり多く、株価の上昇余地が残されているかは微妙なところ。
また、立会外トレード初回ということで、ディスカウントがどの程度になるか不明です。
実施価格が発表されてから申し込みを判断する事になりそうですが、現状では微益にとどまりそうな気がしています・・・
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が4.8%上昇したところで売出実施となります。
ディスカウントは3%弱ですが、今日だけで先週末比3.8%上げてしまったため、お得感は全くありません・・・残念。
立会外トレード初回ということで、信用売りがどの程度入っているかの見極めが難しい状態です。そのため、明日朝の気配次第で判断する事になると思います。
割安の低位株ということで一定の買いは入りそうな気もしますが、取り扱いがSBI証券のみ、かつ売出数が多いということで、寄り付きでの売りがどれだけ出るかも気になるところです。
実施結果
始 値 |
438 円(※) |
高 値 |
440 円(※) |
安 値 |
415 円 ( – 6 円 ) |
終 値 |
426 円 ( + 5 円 ) |
寄付出来高 |
40,000 株(※) |
寄付出来高/分売数 |
– %(※) |
1日の出来高 |
301,500 株 |
※寄り付き前に配分がされなかったため、売出の影響を受けていない値となります。
- コメント:○なんと寄り付き前に配分が行われず、実際に配分が始まったのは9時5分ぐらいからのようでした。415円まで急速に下げてしまったものの、その後は買い戻されてジリ高となり、426円で引けました。
○寄り付き前に配分がされなかったのはやや想定外でした。立会外分売とシステムが違うせいなのか、売出枚数が多かったせいなのかは分かりませんが・・・
寄り付き後の配分では利益確定が早い者勝ちとなってしまうため、一時的に株価が急落する傾向があります。もう2~3回経験してみないと分からないですが、場合によってはザラ場中の戦略を考え直す必要があるかもしれません。