- 17年10月3日、 青森銀行(8342)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年10月11日、 公募増資は中止となりました。
[青森銀行]の詳細・分析
銘柄データ
| 発 表 日 |
2017年10月3日 |
| 銘 柄 |
青森銀行 |
| 銘 柄 コ ー ド |
8342 |
| 上 場 先 |
東証1部 |
| 信 用 貸 借 区 分 |
貸借 |
| 業 種 |
銀行業 |
| 公募・売出株数 |
公募:2,610,000 株
(OA:390,000 株) |
| 吸収金額(発表日時点) |
115.20 億 程度 |
| 価 格 決 定 日 |
中止 |
| 受 渡 日 |
中止 |
株価・分売価格など
| 発 表 日 終 値 |
3,840 円 |
| 価 格 決 定 日 終 値 |
– 円 |
| 公 募 価 格 |
– 円 |
| 割 引 率 |
– % |
信用データ
| 発 表 日 貸 株 残 |
203,200 株 |
| 受 渡 日 前 日 貸 株 残 |
– 株 |
| 推 定 空 売 り 数(※) |
– 株 |
| 空売り/公募数(※) |
– % |
| 発表前週信用買い残 |
10,800 株 |
| 月平均出来高(発表時) |
36,600 株 |
| 信用残/月平均出来高 |
0.30 倍
|
※貸株残は実際の空売り数を反映しているとは限らないため、ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 予想PER(会社予想) |
19.08 倍 |
| 実 績 P B R |
0.66 倍 |
| R O E |
3.5 % |
| 予 想 配 当 |
60 円 |
| 配 当 利 回 り |
1.56 % |
| 配 当 性 向 |
29.8 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:野村證券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SMBCフレンド証券
- 事業内容:青森県を地盤とする地銀。県内シェア1位。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
経常利益:28.6%減 純利益:17.3%減
1Q決算時点での進捗度は36%程度。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:4.0% (経営レバレッジ:24.72)
- 株主優待:『あおぎん悠悠倶楽部』優待券→枚数に応じてカタログ記載の商品を選べる。
(3月権利。枚数は保有株数に応じる。)
- 板:買いが2万程度、売りが1万6千株程度。
- 半年間のチャート:4月に3,640円の年初来安値を付けた後、3,800~4,000円のレンジ相場が8月中旬まで続きます。
8月下旬になると株価は上昇基調となり、9月19日に年初来高値4,380円を記録。
ただ、その後は調整局面に入ってしまい、現在は再び3,800円台まで下げています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り無し
- PO実施の目的:貸出金等の運転資金に充当。
- コメント:○地銀のPOは6月の南都銀行以来となります。
青森銀行は県内トップの銀行ですが、他の地銀と同様、マイナス金利政策の導入によって減益傾向となっており、厳しい経営環境が続いています。
○PERが20倍近くあり、銀行業にしてはかなり割高です。成長しているわけでもないですし、ライバル行であるみちのく銀行の方が指標的にも割安です。投資対象としては、みち銀の方が魅力的に見えます。
○今年の地銀POを振り返ると、百五銀行以外は微妙な成績が多く、積極的に申し込む感じにはなりづらいです。ただ、派手に公募割れする感じではなく、比較的損失も限定的なようです。お付き合いなどの場合は、今後の事を考えてリスク承知で引き受ける手もあるでしょうか。
価格決定日時点
- コメント:○今日(10/11)の引け後に値決めは行われず、なんと中止の発表がされてしまいました・・・
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120171011488369.pdf
開示によると、インサイダー取引の疑いが出てきた事で中止となったようです。
○チャートを見ると、9月19日に年初来高値を付けてから信用売りによる急落が生じており、やや怪しい感じがしていたのは事実です。
ただ、発表日の時点でその事は分かっていたと思うので、価格決定日まで中止の結論を引っ張ったのには少し疑問も残ります。
○今回のPOは運転資金の調達が目的だったので、額面通りに受け取るなら中止は結構痛手になる気がします。
明日以降の株価は下落していた分を埋め戻す展開になると思いますが、中長期的には不安要素が残った形となりそうです。
実施結果
| 始 値 |
– 円 ( – 円 ) |
| 高 値 |
– 円 ( – 円 ) |
| 安 値 |
– 円 ( – 円 ) |
| 終 値 |
– 円 ( – 円 ) |
| 寄付出来高 |
– 株 |
| 寄付出来高/分売数 |
– % |
| 1日の出来高 |
– 株 |