立会外分売[価格決定]:富士ピー・エス (1848)

  • 17年8月23日、富士ピー・エス (1848)の立会外分売が発表されました。
  • 17年9月6日、 分売価格が決定されました。

[富士ピー・エス]の詳細・分析

分売銘柄データ

発表日 2017年8月23日 
銘 柄 富士ピー・エス 
銘柄コード 1848 
上場先 東証2部 
信用貸借区分 信用 
業種 建設業 
分売株数 500,000 株 
吸収金額(発表日時点) 1.84 億程度 
申込数量 上限 500 株 
実施予定日 9月7日 

株価・分売価格など

発表日終値 368 円 
実施前日終値 449 円 
発表日からの騰落率 22.01 % 
実施2日前
からの騰落率
–1.75 % 
分売価格 437 円 
割引率 –2.67 % 

信用データ

発表日貸株残 – 株 
実施前日貸株残 – 株 
推定空売り数 – 株 
空売り/分売数 – % 

各種指標など

会社予想PER(今期) 10.76 倍 
実績PBR 1.15 倍 
ROE 10.7 % 
予想配当 9 円 
配当利回り 2.06 % 
配当性向 22.2 % 
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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 事業内容:プレストレスト・コンクリート(PC)工法を用いた土木工事事業が主力。橋梁など公共事業向けの建設案件が多い。
  • 業績:
    ○18年3月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:38.6%増 営業利益:69.3%増 経常利益:69.2%増 純利益:34.7%増
    1Q決算時点での進捗度は売上高が18%、利益が7~9%程度。
    例年、下期偏重型の決算となるようです。
  • 指標:同業他社と比較して市場平均並み。
  • 自己資本比率:32.6% (経営レバレッジ:3.08 )
  • 株主優待:500円相当のクオカード(5月権利)
    ※分売と同時に株主優待の導入が発表されました。
  • 出来高:1ヶ月平均で1万8千株程度。
  • 半年間のチャート:4月までは275~325円のレンジ相場でしたが、5月の前期決算発表後に417円まで急上昇。
    その後は350~400円でのレンジ相場が続いていました。
    ※分売と株主優待発表後は一時519円まで急騰しています。
  • 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
  • 分売実施の目的:市場第一部指定における形式要件の充足を図るため。
  • コメント:○開示にもある通り、東証1部昇格を目指しての分売となります。
    3月の時点では株主数が条件を満たしていないようです。
    今回の分売で条件を満たせば、市場変更が近いものと思われます。
    ○発表日の株価であれば割安な水準でしたが、分売発表後に高騰してしまったのがマイナスポイントか。ただ、25日の終値465円でも市場平均並みの水準には収まっています。
    ○前回は3月に30万株の分売が実施されましたが、問題なく捌けていました。
    今回は前回より分売数が多いですが、分売発表後の流動性が残っているようなら、分売価格を割れるところまでは行かないと見ています。
    なお、分売と優待新設の発表後は株価変動が大きくなっています。当面の株価と出来高の推移に注意しておく必要がありそうです。
実施前日時点
  • コメント:○発表日以降、株価が22%上昇した所で分売実施となります。
    分売発表後に一時519円まで上昇しました。その後に調整はされていますが、開けた窓を埋める所までは行ってない感じです。下値が見えない感じなので、無理に引っ張る事はなさそうです。
    ○流動性は発表前の時点より改善していますが、分売数に比べるとやや不安な感じも。
    また、低位株という事もあるので、分売価格の±10円前後で寄り付く感じでしょうか?
    一応、明日朝の気配をみた上で申し込みを判断したいと思います。

実施結果

始 値 451 円 ( + 14 円 )
高 値 459 円 ( + 22 円 )
安 値 448 円 ( + 11 円 )
終 値 459 円 ( + 22 円 )
寄付出来高 127,300 株
寄付出来高/分売数 25.46 %
1日の出来高 412,600 株
  • コメント:○寄り付きは前日比2円高でスタート。
    直後に455円まで上昇した後はやや値を下げ、昨日の終値449円付近での値動きとなりました。
    後場も同様に449円付近で膠着する展開でしたが、引けに掛けて株価が上昇するようになり、結局459円での高値引けとなりました。
    ○50万株売出でしたが、前日比プラスで始まるのはちょっと予想外でした・・・
    引けにかけても株価が上昇しており、思っていた以上に買いが強かった印象です。
    買い板もかなり厚いようなので、明日以降も底堅い展開を期待できそうです。
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