- 17年8月18日、 石原ケミカル(4462)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年8月28日、 公募価格が決定されました。
[石原ケミカル]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 |
2017年8月18日 |
銘 柄 |
石原ケミカル |
銘 柄 コ ー ド |
4462 |
上 場 先 |
東証2部 |
信 用 貸 借 区 分 |
貸借 |
業 種 |
化学 |
公募・売出株数 |
新株発行:589,700 株
自己株処分:106,300 株
(OA:104,000 株) |
吸収金額(発表日時点) |
14.16 億 程度 |
価 格 決 定 日 |
8月28日~8月31日 |
受 渡 日 |
9月5日~9月8日 |
株価・分売価格など
発 表 日 終 値 |
1,770 円 |
価 格 決 定 日 終 値 |
1,710 円 |
公 募 価 格 |
1,641 円 |
割 引 率 |
–4.04 % |
信用データ
発 表 日 貸 株 残 |
100 株 |
受 渡 日 前 日 貸 株 残 |
286,800 株 |
推 定 空 売 り 数 |
286,700 株 |
空 売 り / 公 募 数 |
35.84 % |
各種指標など
予想PER(会社予想) |
14.90 倍 |
実 績 P B R |
0.75 倍 |
R O E |
5.0 % |
予 想 配 当 |
32 円 |
配 当 利 回 り |
1.95 % |
配 当 性 向 |
29.1 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:みずほ証券
- 事業内容:金属表面処理剤及び機器等の製造事業が主力。自動車用ケミカル製品や工業用薬品などの販売も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:2.1%増 営業利益:40.4%増 経常利益:35.2%増 純利益:41.9%増
1Q決算時点での進捗度は24~26%程度。
- 指標:同業他社と比較してやや割安か。
- 自己資本比率:81.2% (経営レバレッジ:1.23)
- 株主優待:
○9月権利:クオカード(100株以上で1,000円相当、500株以上で2,000円相当、1,000株以上で3,000円相当)
○3月権利:100株以上で1,000円相当のクオカード、500株以上で3,000円相当のグルメギフト、1,000株以上で10,000円相当のグルメギフト
- 出来高:1ヶ月平均で5千株程度。
- 板:買いが4万6千株程度、売りが2万3千株程度。
- 半年間のチャート:4月までは1,300~1,400円での値動きとなっていたが、5月の前期決算発表後から上昇基調となり、7月4日に年初来高値1,830円を記録。
その後も高値圏に留まっており、8月18日時点では25日移動平均線付近に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り無し
- PO実施の目的:工場建て替えのための資金などに充当。
- コメント:○吸収金額14億程度と、POとしては小型の扱いになります。
申請すれば東証1部への市場変更も可能なように思えるのですが、その気はない感じでしょうか。
○前期までは業績が横ばい傾向でしたが、今期は利益が4割増と強気の予想を立てています。ただ、現在の株価水準でも割高という感じではないようです。
株主優待も充実しているため、買い需要はそこそこあるのではと思います。
○流動性の面で見るとやや公募株数が多い気がしますが、空売りが順調に積み上がれば問題ないと見ています。
ただ、この銘柄は権利月最終日で高額逆日歩の常連なのが心配なところ。
信用状況を日々チェックしておく必要がありそうです。
- 8/28追記:○発表日以降、株価が3%近く下げたところで値決めとなりました。
一旦、1,582円まで下げた後は順調に株価を戻してきた印象です。
今日だけで4%上昇したのは微妙な感じですが、まだ発表日の株価を上回ってはいません。
チャートも上昇基調で、公募価格も75日線を下回る水準となっています。
空売りもかなり入っているので、このままいけばディスカウント分はきっちり取れそうな気がします。
ただ、逆日歩はすでに最高料率となっている状態でした。
まだ注意喚起が出てないので高額逆日歩は発生していませんが、引き続き信用状況の動向に注意が必要そうです。
- 9/4追記:○明日が受渡日となりましたが、今日の終値は公募価格を50円ほど上回っている状態でした。
また、連日最高料率の逆日歩が付いていた割りには、空売りもかなり入っています。
明日の寄り付きは今日の終値と同じぐらいか、プラスで始まる可能性もありそうです。
実施結果
始 値 |
1,708 円 ( + 67 円 ) |
高 値 |
1,713 円 ( + 72 円 ) |
安 値 |
1,668 円 ( + 27 円 ) |
終 値 |
1,673 円 ( + 32 円 ) |
寄付出来高 |
168,200 株 |
寄付出来高/分売数 |
21.03 % |
1日の出来高 |
323,800 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比13円高でスタート。
順調な滑り出しだったのですが、中小型株の急速な地合い悪化に伴い、一方的に下げる展開に・・・前引けでは1,680円まで下落。
後場に入ると1,670円付近まで下落した後はやや下げ渋る感じとなりましたが、目立った反発を見せる事もなく、結局1,673円で大引けとなりました。
○中小型株には猛烈な逆風が吹く日となり、寄り天井となってしまった形です。
ただ、昨日比では1%程度の下げなので、この水準で踏み止まるようなら反発の余地はあると見ています。チャートの形もそこまで悪いわけではないので。