- 19年3月25日、ギフト(9279)の立会外分売が発表されました。
- 19年4月2日、 分売価格が決定されました。
[ギフト(9279)]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ギフト(9279) |
|---|---|
| 上場先 | 東証マザーズ |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 小売業 |
| 事 業 内 容 | 家系ラーメン「町田商店」などのラーメン店を運営。直営の他、食材や運営ノウハウを提供するプロデュース事業も展開。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年3月25日 |
|---|---|
| 分売株数 | 150,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 5.21 億程度 |
| 申込数量 | 上限 300 株 |
| 実施予定日 | 4月3日～4月8日 |
| 実施日 | 4月3日 |
| 分売実施の目的 | 株式の分布状況改善及び流動性向上を図ることを目的とする。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 3,470 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 3,795 円 |
| 発表日からの騰落率+ | + 9.37 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–3.91 ％ |
| 分売価格 | 3,681 円 |
| 割引率 | –3.00 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 20,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 5.15 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 7.46 倍 |
| 買い板 | 1万株 程度 |
| 売り板 | 9千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○19年10月期会社予想(数値は前期比) 売上高：23.8％増 営業利益：11.5％増 経常利益：11.8％増 純利益：9.7％増 1Q決算時点での進捗度は売上高が24％、利益が34～39％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 64.7 ％ (経営レバレッジ：1.54 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 2.09 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 36.00 倍 |
| 実績PBR | 5.43 倍 |
| ROE | 17.9 ％ |
| 予想配当 | 25 円 |
| 配当利回り | 0.68 ％ |
| 配当性向 | 24.5 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割高か PBR：割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：食事優待券3枚(10月、4月権利)
- コメント
○銘柄・分売について
昨年10月に東証マザーズへ上場しています。開示では市場変更について触れられていませんが、上限300株であることから株主数を増やす意図がありそうです。今のところ、要件で不足しているのは株主数・流通株式比率の2点と思われます。
※1年ルールがあるため、1部昇格があるとすれば最短でも今年10月以降です。○業績・指標
・業績：近年の業績は順調に伸びています。今期もほぼ2桁増収増益の見通し。ただ、外食業界は人件費や原材料費の高騰などで苦境に陥っている企業も多い印象。ギフトも値上げを行うようで、客離れが起きないかは月次売上などでチェックする必要がありそうです。・指標：成長性が期待されてか、同業他社に比べて割高です。
○見通し
・需給動向：売出数は15万株、発行株ベースで3.07％程度。月の平均出来高は2万株程度とやや流動性に不安があります。実施前日までに改善を期待したいところ。また、割高な値がさ株と言うこともあり、ボラティリティは大きめです。平時でも上下で3％は動くので、注意が必要そうです。・株価動向：上場時の初値は3,710円でした。そこから2,476円まで下げた後、現在は3,500円付近に位置。年初来安値は2,960円となっており、分売価格が3,000円を切るようなら短期的なリバウンドも期待できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は9.3％上昇。今日は前日比3.9％下落。分売価格は発表日終値より高く、25日線より8％近く上に位置。
○信用・需給状況：前日の出来高は5.44万株。そこそこ下がってるのでハイカラはある程度入っていそうですが、一応気配を見ておく必要はありそう。○見通し：発表後に株価は急騰し、一時4,395円まで上昇。その後600円近く下げています。25日線からも乖離しており、分売価格に値頃感はありません。分売数が少ないので寄り付きで割れる可能性は低そうですが、一応朝の気配を見てから判断したいと思います。相変わらずボラは大きく、処分のタイミングには注意が必要そうです。
直近のチャートは一旦ピークを付けた感が強く、どこで下げ止まるかが鍵になりそうです。分売価格前後で止まればいいのですが、移動平均線は3,400～3,500円の間を通っており、その辺まで下げる可能性はあるかも？
実施結果
| 始 値 | 3,640 円 ( – 41 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 3,670 円 ( – 11 円 ) |
| 安 値 | 3,550 円 ( – 131 円 ) |
| 終 値 | 3,550 円 ( – 131 円 ) |
| 寄付出来高 | 40,300 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 26.87 ％ |
| 1日の出来高 | 163,800 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比155円安で取引開始。14時頃までは3,600円台を維持していましたが、大引けにかけて投げ売りが発生し、3,600円を切ってしまいました。結局3,550円の安値引けとなっています。○ハイカラは多少入っていた感じでしたが、実需買いがあまり入らず、寄り付きでは需給バランスが見事に崩れてしまいました。ザラ場でも冴えない展開となり、安値引けに・・・ただ大引け後に月次売上の開示があり、PTSでは3,600円台を回復しています。この辺で踏み止まるかどうかが当面のポイントになりそうです。