- 19年2月28日、神姫バス(9083)の立会外分売が発表されました。
- 19年3月14日、 分売価格が決定されました。
[神姫バス]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 神姫バス(9083) |
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上場先 | 東証2部 |
信用貸借区分 | 貸借(売り禁) |
業種 | 陸運業 |
事 業 内 容 | 姫路・神戸を地盤とする兵庫の路線バス会社。乗合バス事業の他、車両物販・不動産・レジャーサービスなど幅広く展開。 |
分売データ
発表日 | 2019年2月28日(13時発表) |
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分売株数 | 87,100 株 |
吸収金額(発表日時点) | 3.00 億程度 |
申込数量 | 上限 2,000 株 |
実施予定日 | 3月15日~3月19日 |
実施日 | 3月15日 |
分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部指定を目指しており、市場第一部指定における形式要件である株式の流動性向上および株主数増加を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 3,440 円 (※13時発表のため、前場の終値を掲載。後場の終値は3,980円) |
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実施前日終値 | 3,640 円 |
発表日からの騰落率 | + 5.81 % |
実施2日前 からの騰落率 |
– 1.62 % |
分売価格 | 3,495 円 |
割引率 | –3.98 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 2,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 1.19 倍 |
分売数/月平均出来高 | 41.48 倍 |
買い板 | 1万3千株 程度 |
売り板 | 3千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:2.8%増 営業利益:13.6%減 経常利益:14.6%減 純利益:3.1%減 3Q決算時点での進捗度は売上高が72%、利益が32~35%程度。 (3Qは大幅減益。利益進捗率も前期より悪化。) |
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自己資本比率 | 74.3 % (経営レバレッジ:1.35 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.47 倍 |
会社予想PER(今期) | 13.76 倍 |
実績PBR | 0.50 倍 |
ROE | 3.7 % |
予想配当 | 35 円 |
配当利回り | 1.00 % |
配当性向 | 13.8 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:やや割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待(3月、9月権利)
・乗合バス半額割引券10枚、3,000円相当のグループ優待券(100株以上保有)
・株主乗車証または株主乗車券(2,000株以上保有)
- コメント
○銘柄・分売について
神姫バスは兵庫を地盤とする路線バス会社です。今回は場中の13時に発表があり、しかも1部昇格を目指すとの開示で16%近く急騰しました・・・
パッと見たところすでに1部昇格の要件を満たしているように見えるのですが、強いていえば月間売買高の要件が厳しいかも?月間で2万株を切る月があるため、この辺の改善が必要なのかもしれません。○業績・指標
・業績:近年の業績はあまり良くありません。増収傾向であるものの、利益は減益が続いています。今期も2桁減益の見込み。特に主力のバス事業が人件費と燃料費の高騰で赤字となっており、人手不足の中で厳しい印象です。・指標:同業他社と比較して割安でしたが、株価が4,000円付近だとあまり割安感は無さそうです。
○見通し
・需給動向:分売数は8.71万株、発行株ベースで1.41%程度。月の平均出来高が2千株しかなく、過疎株の状態。値がさでファンダも良くなく、さらに株価が急騰した状態では厳しいかもしれません。ただ1部昇格目標で注目されたため、実施までにどの程度流動性が改善するかが鍵になりそうです。なお、この銘柄は長く売り禁となっており、空売りのカバーは期待できません。・株価動向:株価は昨年3月に4,220円の高値を付けてから下落基調へ。年末には3,000円まで下落。年明け以降も戻りは鈍い感じでしたが、今日の開示を受けて4,000円まで上昇しました。中長期の平均線を一気にぶち抜いた形ですが、1部昇格しか買い材料がないのを考えると長続きするかどうかは微妙なところ。実施までに3,500円辺りまで戻して欲しいですが、どうなるでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日移行、株価は5.8%上昇。今日は前日比1.6%下落。分売価格は25日線付近に位置。
○信用・需給状況:前日の出来高は3,300株。流動性はさほど改善しませんでした。○見通し:ディスカウントは4%となりましたが、分売価格は発表日前場の終値より上となっており、あまり割安感は無し。即売り派が避ければ分売価格付近で寄り付きそうな感じですが、値がさでファンダが良くないということもあり、買いが入るかは微妙なところ。一応朝の気配を見たいと思いますが、買いが多くなければ見送りとします。
株価は発表後に4,000円まで上昇してから、一旦ピークを付けた感があります。直近は52週線付近で跳ね返されている感じですし、上値を追うというよりは下に向かいそうな気がしますが・・・
実施結果
始 値 | 3,550 円 ( + 55 円 ) |
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高 値 | 3,550 円 ( + 55 円 ) |
安 値 | 3,500 円 ( + 5 円 ) |
終 値 | 3,500 円 ( + 5 円 ) |
寄付出来高 | 21,700 株 |
寄付出来高/分売数 | 24.91 % |
1日の出来高 | 42,600 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比90円安で取引開始。3,510円まで下落した後は、終日膠着した展開となりました。結局3,500円の安値引けとなっています。○意外に買い需要はあったようで、寄り付きで一定の利益が出る形に。ただ、その後は分売価格付近で推移しました。3,500円付近で下げ止まればいいのですが、上げた分を埋めに行く流れだと一旦3,400円まで下げてもおかしくは無さそう。どちらに行くかは来週の株価次第となりそうです。