PO[価格決定]:正興電機製作所(6653)

  • 18年11月15日、正興電機製作所(6653)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年11月27日、 公募価格が決定されました。

[正興電機製作所]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 正興電機製作所(6653)  
上 場 先 東証2部(12/7より東証1部へ市場変更) 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種 電気機器 
事 業 内 容 電力・水道などの監視制御システムの製造が主力。

POデータ

発 表 日 2018年11月15日 
公募・売出株数 公募(新株発行):500,000 株 
売出:500,000 株 
(OA:150,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 12.29 億 程度 
価 格 決 定 日 11月26日~11月29日 → 11月26日 
受 渡 日 12月7日 
PO実施の目的 公募増資:古賀工場リニューアルに係る設備投資資金に充当する予定。
売出:株式分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的とする。
引受会社(主幹事) 野村證券 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,069 円 
価 格 決 定 日 終 値 967 円 
公 募 価 格 923 円 
割 引 率 –4.55 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 5,600 株 
信用残/月平均出来高 12.59 倍 
公募数/月平均出来高 205.36 倍 
買い板 2万9千株 程度 
売り板 2万0千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○18年12月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:7.5%増 営業利益:7.7%増 
経常利益:7.1%増 純利益:3.9%増 
3Q決算時点での進捗度は売上高が73%、利益が61~68%程度。
自 己 資 本 比 率 42.8 % 
(経営レバレッジ:2.34 )
予想PSR(会社予想) 0.54 倍 
予想PER(会社予想) 18.18 倍 
実 績 P B R 1.35 倍 
R O E 7.4 % 
予 想 配 当 14 円 
配 当 利 回 り 1.52 % 
配 当 性 向 26.1 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:クオカード(12月権利:額面は保有株数に応じる)
  • コメント
    ○銘柄・POについて:今年2月に分売を行っていますが、今回は1部昇格に合わせて増資と売出を行う形となっています。
    6月の時点で株主数の要件が不足しており、今回のPOで昇格の要件を満たすものと思われます。

    ○業績・指標:前期は経常利益のみ増益、他は増収減益でしたが、今期は増収増益の見通し。ただ期初では2桁増益の見通しでしたが、先月に下方修正を行っています。増益幅は一ケタ台に留まる予想となり、先行きにやや不安が残ります。
    指標面では同業他社に比べると割高のようです。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は100万株、発行株ベースで9.6%。増資による希薄化比率は5.4%となっています。規模としてはそれほど大きくないですが、月の平均出来高が5千株しかなく過疎株状態。流動性がかなり改善しないと、POを捌くのが厳しそうですね。
    ・株価動向:先月までは1,000~1,100円のレンジで動いていましたが、業績予想の下方修正を受けて一時900円台まで下落。ただ、その後は買い戻されて1,000円台を回復しています。年初来安値は920円となっており、その辺まで下げると買い戻しを期待できそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は9.5%下落。公募価格は年初来安値よりやや上に位置。

    ○見通し:株価は先週に年初来安値となる908円まで下げ、その後は967円まで戻しています。公募価格は年初来安値圏に近いですし、今年以降で920円を下回ったのは先週の1回しかありません。ただ流動性はあまり改善していないので、受渡日はGDが予想されそう。現状だと微益~若干の公募割れといったところでしょうか?調整が進んでいるので毎日コムネットの時のような酷い割れ方にはなりづらいと見ていますが・・・

実施結果

始 値 908 円 ( – 15 円 )
高 値 929 円 ( + 6 円 )
安 値 902 円 ( – 21 円 )
終 値 929 円 ( + 6 円 )
寄付出来高 39,800 株
寄付出来高/公募数 3.46 %
1日の出来高 130,500 株
  • コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比75円安で取引開始。その後は徐々に買い戻され、終日ジリ高の展開となりました。結局929円の高値引けで取引を終えています。

    ○前場は公募割れの状態でしたが、後場に入って持ち直しました。やはり920円以下ではしっかり買いが入るようです。今日のうちに公募価格を回復したので、週明け以降も買い戻しを期待したいと思います。

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