- 18年11月9日、 エラン(6099)の立会外分売が発表されました。
- 18年11月27日、 分売価格が決定されました。
[エラン]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | エラン(6099) |
|---|---|
| 上場先 | 東証1部 |
| 信用貸借区分 | 貸借 |
| 業種 | サービス業 |
| 事 業 内 容 | 病院・介護施設などの利用者にタオル・衣類・日用品などをレンタルする、「ＣＳセット」の提供事業が主力。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年11月9日 |
|---|---|
| 分売株数 | 662,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 21.052 億程度 |
| 申込数量 | 上限 10,000 株 |
| 実施予定日 | 11月28日～12月4日 |
| 実施日 | 11月28日 |
| 分売実施の目的 | 株式の分布状況改善および流動性向上を目的とする。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 3,180 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 3,020 円 |
| 発表日からの騰落率 | –5.03 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–5.63 ％ |
| 分売価格 | 2,930 円 |
| 割引率 | –2.98 ％ |
信用データ
| 空売り/分売数 | 33.67 ％ |
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 105,000 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 1.07 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 6.28 倍 |
| 買い板 | 4万8千株 程度 |
| 売り板 | 4万0千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○18年12月期会社予想(数値は前期比) 売上高：19.6％増 営業利益：36.9％増 経常利益：35.3％増 純利益：24.7％増 3Q決算時点での進捗度は売上高が％、利益が％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 56.1 ％ (経営レバレッジ：1.78 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 2.40 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 54.06 倍 |
| 実績PBR | 10.96 倍 |
| ROE | 20.3 ％ |
| 予想配当 | 12 円 |
| 配当利回り | 0.41 ％ |
| 配当性向 | 22.1 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：かなり割高か PBR：かなり割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：無し
- コメント
○銘柄・分売について：15年11月以来、およそ3年ぶりの分売となります。
前回はマザーズから1部昇格に伴う分売でしたが、現状2部落ちするような要件はなく、大株主による売り抜けの面が強そうです。○業績・指標：近年の業績は順調に伸びています。レンタルサービスの導入施設数が順調に伸びており、今期は4期連続の2桁増収増益の見通し。
業績が伸びていることもあり、指標面では同業他社と比較してかなり割高です。○見通し
・需給動向：分売数は66.2万株、発行株ベースで4.38％と多め。貸借銘柄ですが、月の平均出来高は10万株程度なのでもう少し流動性が改善して欲しいかも。また、分売と同時に株式分割を発表しているため、当面は株価が上昇しそうです。割高でやや値がさと言うこともあり、株価が加熱しすぎると分が悪くなるかもしれません。
・株価動向：株価は年初から上昇トレンドが継続中。直近の株価は2,500～3,500円のレンジで動いています。レンジ下限の2,500円付近まで調整してくれるといいのですが、株式分割の発表もあり、そこまでの調整は難しそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は5％下落。今日は前日比5.63％下落。分売価格は13週線付近に位置。
○信用・需給状況：前日の出来高は28.72万株。空売りは結構入っているようです。○見通し：株価はやや調整が進み、分売価格は13週線付近の水準に。流動性も改善しており、空売りも積み上がっています。ただ、分売数が多いのと割高な銘柄と言うこともあり、寄り付きから前場は売りが出やすいかもしれません。念のため、明日朝の気配を見た上で判断したいと思います。
株価はおおむね13週線が支持線となっている感じです。分売価格を守れればその後の反発を見込めそうですが、明確に割れてしまうと底値を読みづらくなりそうです。
実施結果
| 始 値 | 2,900 円 ( – 30 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 2,925 円 ( – 5 円 ) |
| 安 値 | 2,851 円 ( – 79 円 ) |
| 終 値 | 2,889 円 ( – 41 円 ) |
| 寄付出来高 | 200,700 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 30.32 ％ |
| 1日の出来高 | 657,300 株 |
- コメント：○寄り付きは特売り気配となり、前日比120円安で取引開始。前場は2,900円台を維持するも、後場に入ると2,850円付近まで下落。ただ、引けにかけてはやや買い戻しが入り値を戻しました。結局2,889円で引けています。
○思った以上に割高さが警戒されたのか売り物が多く出てしまい、1日を通して分売価格を割れる状態に・・・ザラ場はともかく、寄り付きでもここまで弱いのは意外でした。かろうじて13週線を維持していますが、このまま弱い状態だと次の底値目途は200日線の2,500円辺りになってしまうでしょうか。