- 18年8月28日、ソレイジア・ファーマ(4597)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年9月5日、 公募価格が決定されました。
[ソレイジア・ファーマ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ソレイジア・ファーマ(4597) |
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上 場 先 | 東証マザーズ |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 医薬品 |
事 業 内 容 | がん領域を主体とするバイオベンチャー企業。他社から新製品候補を導入して新薬の開発を行っている。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年8月28日 |
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公募・売出株数 | 国内公募:9,682,700 株 海外公募:5,100,000 株 (OA:2,217,300 株) |
吸収金額(発表日時点) | 国内:28.20 億 程度 海外:12.09 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 9月5日~9月10日 → 9月5日 |
受 渡 日 | 9月13日~9月19日 → 9月13日 |
PO実施の目的 | 2018年下期に開始を予定する、開発品SP-04(適応:がん化学療法に伴う末梢神経障害)の第Ⅲ相臨床試験(最終試験)の実施費用を中心に充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(5,906,700株) みずほ証券(1,646,000株) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1,646,000株) |
引受会社(幹事) | 岡三証券(290,400株) SBI証券(193,600株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 273 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 6.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 245 円 |
公 募 価 格 | 237 円 |
割 引 率 | –3.27 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) |
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月平均出来高(発表時) | 2,808,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 3.86 倍 |
公募数/月平均出来高 | 6.05 倍 |
買い板 | 91万3千株 程度 |
売り板 | 168万6千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年12月期会社予想(数値は前期比。IFRS採用) 売上高:75.7%減~46.0%増 営業利益:赤字拡大 経常利益:赤字拡大 純利益:赤字拡大 2Q決算時点での進捗度は売上高が25%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 93.4 % (経営レバレッジ:1.07 ) |
予想PSR(会社予想) | 67.90 倍 |
予想PER(会社予想) | – 倍 |
実 績 P B R | 4.48 倍 |
R O E | – % |
予 想 配 当 | 0 円 |
配 当 利 回 り | 0 % |
配 当 性 向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:ー PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・POについて:昨年3月にマザーズへ上場しています。
万年赤字企業の公募増資や売出は滅多にお目に掛からないですが、バイオベンチャーについてはその特性上、例外となるようです。(開発品が利益に結び付くまで時間が掛かるため)○業績・指標:「エピシル 口腔用液」が上市となるなど売上が徐々に伸びるも、赤字は拡大中・・・主力候補の開発費用などがかさみ、今期は赤字拡大の見通しです。
指標面では同業他社と比較してPBRが割高のようです。
自己資本比率は96%と高く、有利子負債もゼロで今のところ財務は盤石。ただ、この財務状況で借り入れではなく増資に踏み切った判断は評価が分かれるかもしれません。○見通し:PO総数は1,478万株、増資による希薄化比率は19.2%程度と多い印象ですが、300円未満の低位株のため、吸収する金額は46億程度となっています。月の平均出来高が280万株有り、今日は737万株の大商いとなっていました。PO発表に伴い流動性も改善すると思うので、捌くのに問題はないと見ています。
懸念材料としては、信用買い残が1千万株以上あることですね。昨年の7月頃には2千万株もありましたが、そこからは半減してきています。ただ、これだけ多くの買い残があるとやはり上値は重くなってしまうようで、今年以降の株価は下落トレンドが続いています。この状況で増資を行うので、中長期で株価上昇を期待するのは難しいかも・・・という印象です。バイオ株なので、何らかの材料が出れば一時的な上昇はありそうですが。
なお、希薄化比率を考慮した株価は220円付近となっています。今月に年初来安値221円を記録しており、その辺まで調整してくれると買い戻しを期待できそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は10.2%下落。公募価格は年初来安値よりやや上の水準。○見通し:株価は増資が発表されてから思ったほど下げず、公募価格は237円と中途半端な位置に。220円台なら公募割れのリスクは限定的かと見ていましたが、この価格帯だと割れるリスクはそこそこありそうな気がします。上下で10円以上動く日も多いので、下押しするとディスカウント分が吹っ飛ぶ可能性も。低位株なので100株あたりの損失はたかが知れていますが・・・無理して公募に申し込むよりは、株価の推移を見てからエントリーしても間に合うかと。
実施結果
始 値 | 212 円 ( – 25 円 ) |
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高 値 | 215 円 ( – 23 円 ) |
安 値 | 210 円 ( – 27 円 ) |
終 値 | 213 円 ( – 24 円 ) |
寄付出来高 | 450,700 株 |
寄付出来高/公募数 | 3.79 % |
1日の出来高 | 1,673,800 株 |
- コメント:○前日比5円安で寄り付き、その後は一日を通して上下5円の狭いレンジで膠着した状態が続きました。結局213円で引けています。
○値決め翌日から公募価格に張り付いてしまい、その後は公募割れして下押しする日が続きました。寄り付きで処分した場合は-10.5%の損失となり、割合で見た場合は今年ワーストの成績となりました。(低位株なので100株あたりの損失額は大したことないですが)
ハッキリ公募割れしたため、売り物も思ったほど多くなく静かな1日でした。ただ、公募価格に近づくと売りが増えてくると思われるので、当面は上値が重そうですね。