立会外分売[価格決定]:一家ダイニングプロジェクト(9266)

  • 18年7月2日、一家ダイニングプロジェクト(9266)の立会外分売が発表されました。
  • 18年7月6日、 分売価格が決定されました。

[一家ダイニングプロジェクト]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 一家ダイニングプロジェクト(9266)
上場先 東証マザーズ 
信用貸借区分 信用 
業種 小売業 
事 業 内 容 和食を中心とした居酒屋「こだわりもん一家」「屋台屋 博多劇場」などを展開。その他、ブライダル事業も手がける。 

分売データ

発表日 2018年7月2日 
分売株数 153,400株 
吸収金額(発表日時点) 5.01 億程度 
申込数量 上限 2,000 株 
実施予定日 7月9日~7月11日 
実施日 7月9日 
分売実施の目的 将来的に東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しており、その形式要件の充足を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値 3,265 円 
実施前日終値 2,799 円 
発表日からの騰落率 –14.27 % 
実施2日前
からの騰落率
–1.79 % 
分売価格 2,715 円 
割引率 –3.00 % 

信用データ

推定空売り数 – 株 
空売り/分売数 – % 
月平均出来高(発表時) 13,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 13.23 倍 
分売数/月平均出来高 11.20 倍 
買い板 1万4千株 程度 
売り板 1万2千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○18年3月期通期決算(数値は17年3月期比) 
売上高:13.5%増 営業利益:55.4%増 
経常利益:58.0%増 純利益:102.6%増 

○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:17.6%増 営業利益:21.7%増 
経常利益:20.4%増 純利益:21.3%増 

自己資本比率 30.5% 
(経営レバレッジ:3.28 ) 
会社予想PSR(今期) 1.15 倍 
会社予想PER(今期) 44.57 倍 
実績PBR 7.51 倍 
ROE 16.8 % 
予想配当 0 円 
配当利回り 0 % 
配当性向 0 % 
同業他社との比較 PER:割高か(7/2) → やや割高か(7/6) 
PBR:割高か(7/2) → 平均並み(7/6) 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:食事優待券(3月、9月権利:額面は保有株数に応じる)
  • コメント
    ○銘柄・分売について:17年12月にマザーズへ上場しています。
    市場変更にあたっては株主数と流通株式比率が不足している感じですが、今回は申し込み上限が2,000株となっているので流通株式比率の充足に重きを置いた感じでしょうか?
    なお、1年ルールがあるので市場変更は最短で今年12月です。 →よく見ると経常利益の要件(直近2年の合計額が5億以上)をクリアしていませんでした・・・業績予想を見る限り、市場変更は最短でも今期決算を終えてからとなりそうですね。

    ○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。前期は2桁増収増益を達成。今期も3期連続で2桁増収増益の見込み。
    指標面では同業他社と比較して割高です。

    ○見通し:分売数は15.34万株ですが、発行株ベースでは5%と多めです。月の平均出来高が1.3万株しか無く、流動性にやや難があります。また、信用買い残も出来高に比べて多く、株価が下落している中では重しとなりそうです。値がさと言うこともあり、ややリスク高めの分売と思われます。
    株価は1月に高値6,610円を付けてから半値近くまで下げています。現在の株価は上場来安値に近い水準となっており、この辺で下げ止まるかどうかが一つの判断材料となりそうです。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は14.2%下落。今日は前日比約1.8%下落。分売価格は上場来安値を下回る水準。
    ○信用状況:前日の出来高は3.5万株。マザーズの地合いが良かったため、今日は思ったほど下げていません。空売りの入り具合が読みづらいので、週明け朝の気配を確認したいと思います。

    ○見通し:流動性も改善傾向にあり、前日の出来高を見る限りでは何とか捌けそうな気もしますが・・・ただ、直近では新興市場が荒れ気味だったため、週明けの相場がどうなるか読めません。1部昇格の時期がかなり先なので、地合いが悪いと売りが増える可能性も。参加は、月曜朝の気配を見た上で判断したいと思います。
    5月の決算発表以降、株価チャートはほとんどの日で陰線となっており、今日は上場来安値を更新してしまいました。この辺で下げ止まればいいのですが、分売でさらに下げるようだと底割れする可能性はありますね。

実施結果

始 値 2,720 円 ( + 5 円 )
高 値 2,777 円 ( + 62 円 )
安 値 2,705 円 ( – 10 円 )
終 値 2,733 円 ( + 18 円 )
寄付出来高 30,400 株
寄付出来高/分売数 19.82 %
1日の出来高 79,700 株
  • コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比77円安で取引開始。その後2,705円まで下げるも、10時以降は急速に買い戻されて2,777円まで上昇する場面がありました。後場は利益確定に押されてやや値を下げますが、2,730円付近で安定した値動きに。結局2,733円で引けています。

    ○寄ってから1時間程度は分売価格を割れましたが、好地合いに助けられて株価が上昇。結果的にはそこそこ利益が出る形になりました。
    おおむねマザーズ指数のチャートに沿った値動きだったので、地合いが悪かったらダメな成績だったかもしれないですが・・・

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