PO[価格決定]:ハウスドゥ(3457)

  • 18年6月4日、ハウスドゥ(3457)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年6月12日、 公募価格が決定されました。

[ハウスドゥ]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド  ハウスドゥ(3457) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借(6/5より売り禁) 
業 種  不動産業 
事 業 内 容 不動産仲介店舗「ハウスドゥ」のフランチャイズ事業が主力。直営店舗も展開。その他、不動産金融・不動産売買などの事業も手がける。

POデータ

発 表 日 2018年6月4日 
公募・売出株数 公募:1,190,400 株 
売出:485,000 株 
(OA:251,300 株) 
吸収金額(発表日時点) 99.42 億 程度 
価 格 決 定 日 6月12日~6月15日 
受 渡 日 6月20日~6月25日 
PO実施の目的 下記の用途に充当する予定。
・6月25日に取得及び消却を予定しているA種優先株式の取得資金
・ハウス、リースバック事業の物件取得資金の一部
引受会社(主幹事) 野村證券(854,200株)
引受会社(幹事) SMBC日興証券(754,000株)
みずほ証券(33,600株)
エース証券(33,600株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 5,160 円 
仮 条 件 – 4.0 % ~ – 6.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 5,550 円 
公 募 価 格 5,217 円 
割 引 率 –6.00 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 277,000 株 
信用残/月平均出来高 2.19 倍 
公募数/月平均出来高 6.04 倍 
買い板 5万3千株 程度 
売り板 2万4千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○18年6月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:25.6%増 営業利益:67.6%増 
経常利益:72.3%増 純利益:69.6%増 
3Q決算時点での進捗度は売上高が70%、利益が59~63%程度。
自 己 資 本 比 率 22.0 % 
(経営レバレッジ:4.54 )
予想PSR(会社予想) 2.36 倍 
予想PER(会社予想) 39.98 倍 
実 績 P B R 7.86 倍 
R O E 19.7 % 
予 想 配 当 39 円 
配 当 利 回 り 0.76 % 
配 当 性 向 26.5 % 
同業他社との比較 PER:かなり割高 PBR:かなり割高 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:ポイント付与。ポイントに応じて食品、電化製品、 ギフト、旅行・体験、オリジナルグッズ等に交換可能。(6月権利:ポイント数は保有株数に応じる。)
  • コメント
    ○銘柄・POについて:今回は機関投資家が保有しているA種優先株の取得を目的とした公募増資となっています。
    A種優先株は普通株より配当が多く支払われます。そのため、普通株の増資により調達した資金で優先株を買い取り、トータルでの配当支払負担を減らしていく・・・という方針のようです。
    なお、6月末に1:2の株式分割が行われる予定となっています。

    ○業績・指標:前期は業績が伸び悩みましたが、今期は大幅な増収増益の見通し。特に利益は7割近い増益の見込みとなっています。
    成長性が評価されているためか、PER・PBRは同業他社に比べてかなり割高です・・・ただPSRは2.5倍を切っており、売上高ベースで見るとそこまで買われすぎという感じでも無さそうです。

    ○見通し:希薄化比率は14%、売出を含めたPO総数は発行株の22.6%程度。貸借銘柄であれば普通の規模でしたが、PO発表と同時に売り禁となってしまいました・・・割高の値がさ株なので、売り禁になったのはかなり痛いですね。貸株残は30万株程度あるようですが、受渡日のカバーとして機能するかは微妙なところ。
    株価は中長期では上昇トレンドが継続しており、おおむね25日線が支持線となっています。ただ、発表日終値で25日線付近の位置にいるので、次の下値目安は13週線の4,300円付近でしょうか?この辺りまで調整するようなら、公募割れしても限定的かもしれません。株価の調整が進まないようだと、リターンよりリスクが高い案件になると思います。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は7.5%上昇。公募価格は25日線より下ですが、13週線からは上に乖離。

    ○見通し:発表翌日以降、株価は4,700円付近まで下げた後に反発する展開となり、結局発表日からは7%近く上昇してしまいました。このまま上昇が続けば好成績となる可能性もありますが、一日で400円以上動くことや直近の底値を考えると、公募割れのリスクも結構ありそうです。現状ではやはりリスクの方が高いかなと見ています。

実施結果

始 値 4,920 円 ( – 297 円 )
高 値 5,180 円 ( – 37 円 )
安 値 4,880 円 ( – 337 円 )
終 値 5,110 円 ( – 107 円 )
寄付出来高 71,000 株
寄付出来高/公募数 4.24 %
1日の出来高 217,200 株
  • コメント:○前日比100円安で寄り付いた後は終日買い戻される展開となりました。結局5,110円で引けています。

    ○寄り付きでは5.7%の損失と酷い状態でしたが、ザラ場では公募価格まで接近する場面もありました。5,250円までの売り板も少ないことから、公募価格まで戻すのは意外と早そうでしょうか。

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