- 18年6月1日、オリバー(7959)の立会外分売が発表されました。
- 18年6月8日、 分売価格が決定されました。
[オリバー]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | オリバー(7959) |
|---|---|
| 上場先 | 名証2部 |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | その他製品 |
| 事 業 内 容 | 業務用家具の製造販売が主力。子会社でCATV事業も手がける。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年6月1日 |
|---|---|
| 分売株数 | 250,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 5.68 億程度 |
| 申込数量 | 上限 300 株 |
| 実施予定日 | 6月11日～6月14日 |
| 実施日 | 6月11日 |
| 分売実施の目的 | 株式の流動性及び株式分布状況の改善を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 2,270 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 2,230 円 |
| 発表日からの騰落率 | –1.76 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
±0.00 ％ |
| 分売価格 | 2,151 円 |
| 割引率 | –3.54 ％ |
信用データ
| 空売り/分売数 | – ％ |
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 900 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 2.22 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 277.78 倍 |
| 買い板 | 5千株 程度 |
| 売り板 | 2千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○18年10月期会社予想(数値は前期比) 売上高：4.3％増 営業利益：12.5％増 経常利益：0.6％増 純利益：15.4％減 2Q決算時点での進捗度は売上高が57％、利益が67～75％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 64.5 ％ (経営レバレッジ：1.55 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 1.09 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 14.82 倍 |
| 実績PBR | 0.83 倍 |
| ROE | 5.6 ％ |
| 予想配当 | 20 円 |
| 配当利回り | 0.93 ％ |
| 配当性向 | 13.8 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：やや割安か PBR：平均並み |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：カタログ掲載商品の50％割引券2枚(10月20日権利：1,000株以上保有で対象。限度額は1枚につき100万円、一部商品は除く)
- コメント
○銘柄・分売について：オリバーは業務用家具の大手メーカーです。企業としての規模は大きく、時価総額が300億程度、経常利益も25億程度あります。
開示では市場変更などについて特に触れられていませんが、申し込み上限が300株となっていることから、株主数を増やす意図もあるのかな？と思います。株主数や出来高の要件をクリアできれば、いずれは東証1部へ直接上場できそうですし。
○業績・指標：16年度までは堅調な業績でしたが、前期は減益決算に。今期は売上高が増収、営業利益は増益の見込みですが、経常利益は横ばい、純利益は2桁減の見通し。
指標は同業他社と比較しておおむね同程度の水準のようです。○見通し：分売数は25万株ですが、名証2部上場のためか過疎株と化しているのが難点。月の平均出来高は1千株もありません。5/25が中間決算発表日でしたが、翌営業日でも出来高が殆ど無いのはきついですね。現状のままだと見送り案件になりそうです。
株価は今年に入って2,800円近くまで上昇する時期もありましたが、それ以外だと2,100～2,400円のレンジで動いている状態。分売までに、株価の調整と流動性が改善されることを期待したいです。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は1.7％下落。今日は6/6の終値と変わらず。(昨日は出来高無しです・・・)○見通し：株価はあまり調整せず、出来高も増えませんでした。前日の出来高100株ではやはり厳しいと思います。無難に見送りとなりそうです。
直近の株価は2,150円が支持線となっています。チャート通りなら分売価格を大きく割れる可能性が低いですが、分売の売りに耐えきれるかは微妙なところ。また、普段はボラティリティ低いですが、出来高が増えると大きく動く日もあるようで、その点も注意が必要そうです。
実施結果
| 始 値 | 2,060 円 ( – 91 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 2,110 円 ( – 41 円 ) |
| 安 値 | 2,020 円 ( – 131 円 ) |
| 終 値 | 2,032 円 ( – 119 円 ) |
| 寄付出来高 | 4,700 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 1.88 ％ |
| 1日の出来高 | 18,200 株 |
- コメント：○寄り付きは特売り気配となり、前日比170円安の2,060円で取引成立。直後に2,110円まで戻しますが、その後は下げる展開に・・・11時以降は膠着した感じとなりますが、値を戻すことはなく結局2,032円で引けています。
○サプライズもなく、普通に割れてしまいましたね。約定数は222,900株となり、売れ残る結果に。今日の出来高は約常数の1割にも満たず、分売の売りを消化するにはかなり時間が掛かりそうです。清和中央ホールディングスと同様、当面は下げ圧力が強い感じになるでしょうか。