- 18年4月20日、神東塗料(4615)の立会外分売が発表されました。
- 18年4月26日、 分売価格が決定されました。
[神東塗料]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 神東塗料(4615) |
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上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 化学 |
事 業 内 容 | 合成樹脂塗料等の製造販売が主力で国内第4位の塗料メーカー。水系塗料が主力商品。筆頭株主は住友化学(保有比率45%)、第2位株主はアクサルタ・コーティング(保有比率5%)。 |
分売データ
発表日 | 2018年4月20日 |
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分売株数 | 1,554,900 株 |
吸収金額(発表日時点) | 3.86 億程度 |
申込数量 | 上限 5,000 株 |
実施予定日 | 4月27日~5月2日 |
実施日 | 4月27日 |
分売実施の目的 | 当社株式の分布状況改善及び流動性の向上を図ることを目的とする。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 249 円 |
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実施前日終値 | 236 円 |
発表日からの騰落率 | –5.22 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.67 % |
分売価格 | 229 円 |
割引率 | –2.97 % |
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
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空売り/分売数 | – % |
月平均出来高(発表時) | 41,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 20.38 倍 |
分売数/月平均出来高 | 37.62 倍 |
買い板 | 14万7千株 程度 |
売り板 | 9万7千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:1.8%増 営業利益:22.0%減 経常利益:14.7%減 純利益:9.1%減 3Q決算時点での進捗度は売上高が76%、利益が87~88%程度。 |
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自己資本比率 | 45.7% (経営レバレッジ:2.20 ) |
会社予想PER(今期) | 12.02 倍 |
実績PBR | 0.42 倍 |
ROE | 3.5 % |
予想配当 | 5 円 |
配当利回り | 2.18 % |
配当性向 | 26.2 % |
同業他社との比較 | PER:やや割安か PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・分売について:神東塗料は住友化学系の塗料メーカーです。
今回は155万株の分売となっており、規模的に筆頭株主の住友化学か、第2位のアクサルタ・コーティングからの売出と思われます。住友化学が手放すのは考えづらいので、今回はアクサルタの方でしょうか。○業績・指標:近年の業績は伸び悩んでいます。今期は原材料高などが影響して大幅減益の見通し。利益進捗率は9割近いので、業績の上ぶれ余地はありそうです。
指標面では同業他社に比べて割安。ただ、最近の原油高を考えると好業績による株価上昇を期待するのは難しそうでしょうか。○見通し:分売数は155.4万株、発行株ベースでは5%と多めです。普段の出来高を見ると捌けるかどうかは微妙なところ。ただ、250円程度の低位株なので、金額ベースではそれほど多いわけではないです。
一応バリュー株という位置づけですが、塗料メーカーの中では業績が良くない方なので株価上昇に期待が持てるかは微妙なところ。分売実施まで様子を見たいと思いますが、株価が調整しなければ見送りになるかもしれません。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は5.2%下落。今日は前日比1.6%下げました。
株価は短期・中期で下落トレンド継続中。25日線からも乖離している状態です。
○信用状況:今日の出来高を見る限り空売りはそこそこ入っていそうですが、あまり下げなかったのが気になります。明日朝の気配を確認する必要がありそうです。○見通し:出来高が2日続けて10万株を超えており、流動性は改善してきました。低位株の分売の場合は朝の買い需要が増えて、意外と高く寄るパターンもあります。ただ、やはり分売数が多いので、参加は明日朝の気配を見た上で判断したいと思います。
なお、昨年のチャートを見ると、230円付近から284円まで上昇しているようです。230円が支持線となっている感じもあり、分売価格を大きく割れる可能性は低いと見ていますが・・・あっさり沈むようだと、下値のメドが読みづらくなりそうです。
実施結果
始 値 | 230 円 ( + 1 円 ) |
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高 値 | 230 円 ( + 1 円 ) |
安 値 | 229 円 ( ± 0 円 ) |
終 値 | 230 円 ( + 1 円 ) |
寄付出来高 | 287,100 株 |
寄付出来高/分売数 | 18.52 % |
1日の出来高 | 653,200 株 |
- コメント:○分売価格より1円高い230円で寄り付き、その後は229円と230円を行ったり来たりする値動きに終始しました。結局230円で引けています。
○分売価格付近で完全に膠着してしまい、日中足は見事なバーコード模様となりました・・・ただ229円に分厚い買い板があるので、この状態を維持できれば底堅い展開が続くと思われます。分売の影響が抜けた後の反発に期待したいと思います。